昔ながらの保存法です。
現代の手法とは全く異なり、天日に干します。
乾燥させる目的と、赤外効果により、酵素反応を起こし甘くする。ということです。
地域によって、つるごと結んで軒下に吊るしたり、厚めにスライスして、網かごの中で干したりです。
もちろん、水は大敵。濡らすと、芽が出たり、痛んだりしてしまいます。
こうして干した芋はかなり甘くなり、囲炉裏や火鉢であぶって食べていたものです。
昔は芋は主食がメイン用途でしたので、そう複雑な食べ方、凝った料理というものはあまりないですね。
ただ、昔は甘味料が、砂糖が貴重品でしたから、そういう代替甘味料、調味料的側面もあったりします。
同じように、高級品であったお米と合わせて、「そば団子」などは、かなり昔から伝わる料理ではないでしょうか?
作り方は至って簡単。お米とサツマイモで「芋粥」を作り、団子の固さになるまでそば粉を入れていく。団子に形を整えて、蒸してできあがり。
ある意味、「昔の貧乏料理」かも知れませんが、栄養バランスの良さ、シンプルだけど、どこか懐かしいその風味、今にしてみれば逆にもっと進んで食べて欲しい料理の一つかもしれません。
下の方も回答されている「千切りのかき揚げ」これは本場鹿児島県に伝わる、「がね」という(「がね」とは「かに」の事。形が、かにに似ることからついた)伝統料理ですね。
先に述べた、芋粥、そば団子、がねなど地域による伝統料理というのは、それぞれの地域で今も親しまれているのではないでしょうか?
私が知るほかの料理といいますと、小麦粉又はそば粉と茹でたさつま芋を練って、ちぎり、味噌汁の具にする(団子汁。ほうとうにする地域も)方法ですとか、他の甘味料として貴重品であった、干し柿と合わせ、豆腐、青野菜とみそで白和えにする方法とか、単純に、茹でて、潰して、小豆、栗などとあわせてぜんざい、栗きんとんなどですか。
こういった昔の調理法は、材料をみれば分かるとおり、非常に栄養のバランスの良い食品ですね。もちろん砂糖は使わないですから、さらりとした甘さが特徴ですね。
近年ですと、「マヨラー」の皆さんで、焼き又は蒸したお芋にマヨネーズをつけるなどというのもありましたし、創作料理では、サツマイモのポタージュなども結構有名ですか。
コロッケも美味しいですね。
シンプルに、茹でたサツマイモの輪切りに、塩コショウして、チーズを載せてグラタン風とか、さいの目に切って素揚げして塩コショウでいただくとか、ビールが進みますよ。
甘みを生かしてデザート方面ですと、加熱して裏ごしして、レモン汁を少々と、お好みでバターを少々と合わせ、レモンの皮のみじん切りを少々混ぜ合わせます。これをレアチーズケーキの底に仕込むと、味、食感の変化もあって、飽きさせない、また、フルーツソースとの相性も良いですから、中々小洒落たデザートにもできます。
サツマイモは、「甘み」があります。これをフル活用して、「代替甘味料」と捉えると料理の幅が広がります。
色々活用法はあります。
頑張って、楽しんでくださいね。
お礼
ありがとうございました。是非挑戦してみようと思います。