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カゲロウでしょうか?

画像の成虫は足先からしっぽの先まで6cmです。抜殻と一緒にオフィスのドアに着いていました。 疑問なのが近くには川や池がないのに幼生が羽化していることです。ドアの近くには屋外洗面台があります。水道から出た水は洗面台から公共下水に流れます。 どのようにしてこの場所で羽化したのでしょうか?

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回答No.1

画像の印象から恐らく『エルモンヒラタカゲロウ (Epeorus latifolium)』のオスでは無いかと思います。 - "エルモンヒラタカゲロウ": https://mushinavi.com/navi-insect/data-kagerou_hirata_l.htm で、ご質問の「近くに河川が無いのに何故?」という疑問ですが…その答えは既に質問者自身が添付された画像に写っています。羽化したカゲロウの右下に "抜け殻" が残っていますが、コレはいわゆる幼虫やサナギの抜け殻ではありません。これは「亜成虫」と呼ばれるカゲロウ類に独特の「完全な成虫になる前のそれでいて幼虫では無い成虫とほぼ同じ能力を持つ状態」という非常に特殊な形態で、カゲロウのほとんどの種がこの「亜成虫」の状態を通過してから成虫になります。 そしてこの亜成虫は性成熟はしておらず、そのためこの段階ではまだ交尾や産卵が出来ませんが。水中生活をしていた幼虫時代とは違って、ちゃんと羽根があるので短い時間であれば飛行する事が出来ます。つまりこの画像の個体は街中から離れた郊外の河川で育ち、そこで水から上がって幼虫から脱皮してまずは亜成虫となります。そしてその状態で空に飛び立ち恐らくは風に乗りながら街中までフワフワとトンで来て、最終的な羽化をして成虫にまるのに良さそうな場所を探して質問者のオフィスに辿り着いたのだと思われます。 カゲロウ類の亜成虫にどの程度の飛行能力が有るのかは皆目、見当も付きませんが…過去のモンカゲロウ種の研究記録などによると、数時間以上も連続飛行可能であるとの事なので、数百mから場合によっては数km圏内から飛来して来た可能性も考えられます。 P.S. こことは違う質問掲示板で数年前に、都会のマンション10階の窓に今回と全く同じ様な「カゲロウの羽化」があったという報告を見た事があります。なので結構、ある事例なのかなと思われます。

lock_on
質問者

お礼

亜成虫!初めて聞く概念です。非常にタメになりました。完璧な回答ありがとうございます!

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