- ベストアンサー
彼岸花
彼岸花って実をつける訳でもないのに、どうしてこんなに目立つ花のでしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
目立つということと、実をつけて子孫を残すということは必ずしも関係しないと考えられます。 目だっている植物が子の世代で不稔になったとしても、親世代では、 目立っていてかつ、実をつけていますよね。 ヒガンバナは、3倍体なので、よっぽどの偶然が重ならない限り実をつけることがありません。 しかしコヒガンバナは2倍体で実をつけます。 私は、コヒガンバナの色が目立つのは子孫を残すために蝶などの虫などをおびきよせるためだと思います。 ヒガンバナの場合でも、子孫は残せなくなってしまってますがその名残があるのだと思います。間違ってるかもしれませんが。 花の蜜にもアルカロイド系の毒が多分あります。 しかし毒があったとしても昆虫はそれを摂取して溜め込んだり、分解したりできる場合があります。 話がそれますが、目立っいる植物では、毒をもっている場合もありますが、他の方法で身を守っている場合もあります(殻、刺、生理活性物質など)。 また、目立っているからといって毒を持っているあるいは持っていないということは言えません。目だっていないからと言って毒を持っていないとも持っているとも言えません。 目立っていて毒を持っている生物が、その毒に対する抵抗性のない生物に食べられますが、学習(自らの下痢や仲間の死など)により、食べられなくなっていくということはあります。
その他の回答 (2)
- suiran2
- ベストアンサー率55% (1516/2748)
世界で最も繁栄している植物はなんだかわかりますか。答えはコムギです。なぜ繁栄しているかの説明の必要はないでしょう。植物にとって自らが繁栄するためにはあらゆるチャンスを利用します。 ヒガンバナは球荒植物(きゅうこうしょくぶつ)として繁栄しました。球荒植物とは飢饉の際に食べることの出来る植物です。球荒植物になり得る植物には幾つか条件があります。厳しい環境でも生き残り,食料となる部分がある。手間がかからず,育てやすい。日頃使用するわけではありませんから目立つ花が着けば最適な球荒植物です。 ヒガンバナの起源は酵素多型等の研究から,北京でシナヒガンバナ(2n)からヒガンバナ(3n)が生まれ,それが球荒植物として朝鮮や日本に広まったようです。確かに有毒なのですが,有毒だからこそ虫にも食われずほったらかしでも育ちます。そしていざというときには鱗葉を水でさらすことで簡単に毒は抜けますし,極めて良質なデンプンが取れます。ですから田舎では子供達に「ヒガンバナに悪戯すると罰が当たる」とか「ご先祖様のお迎え花だから大切にしなさい」等々とその大切さを教え諭して来ました。 ヒガンバナはヒトという動物に上手く適合して繁栄した植物です。何のためにというのではなく上手く適合できたから繁栄しているのです。
お礼
環境への適応する植物ってすごいですね。 そういった「戦略」があるのがすごい。
球根部に毒性化合物が有りますので、危険を知らせるためです。 キノコでも、有毒キノコほど目立っています。
お礼
ありがとうございました。 確かにそれは聞きますね。
お礼
詳しいご説明ありがとうございました。なかなか興味深いですね。