彼岸花のＤＮＡ。

質問

彼岸花のＤＮＡ。

日本に自生している彼岸花は種子をつけることができないそうですが、
大昔に渡来した（？）彼岸花から、鱗茎で増えたものが今あちこちで増えているわけですよね。

ということは、日本にある彼岸花のＤＮＡは、
基本的に全て同じと考えて良いのでしょうか。

最近では公園などに大規模に植えることによって観光資源としているところもありますが、
このような時に必要数をどうやって確保するのでしょうか。
（業者さんがやるとはいえ、数千・数万の鱗茎を作るのは大変そうで……）

また、もし彼岸花のＤＮＡが同じだったとするなら、
このように「全国で見られるがＤＮＡが同じ」ような植物は他にあるのでしょうか。

よろしくお願いします。

回答No.1

fish-1091 · ベストアンサー

植物の細胞は分化全能性をもっています。

観賞用のランなどはたくさんの系統が掛け合わせてあるので親と同じ子孫はなかなかでてきません。

そこでこれらの植物はカルス誘導（細胞培養）によって作出されています。

つまりクローンです。

一時期、“ど根性大根”ってのがニュースでやってましたが、あれも折れた大根の葉から細胞を取ってそこから植物体にまで成長させたはずです。

園芸の業界では普通の技術だと思います。

僕はそういう仕事をしているわけではないですが、過去に植物の遺伝子イジったりクローン作ったりしてたので簡単にできると思います。

彼岸花については詳しく知りませんが。

お礼

分化全能性について、ちょっと調べました。
なるほど人間の細胞とは、そういう風に違いがあるのですね……。

なるほど、ありがとうございました。

回答No.2

Tacosan

球根で増えている限り, 基本的にはすべてクローン. ヒガンバナに限らずチューリップでも同じなので, チューリップの品種改良をするときにはわざわざ種をとります. ヒガンバナの場合は (日本では) そもそも種が作れないという点が違うだけです.
同じように「種が作れない」ものはすべてクローニングで増やすことになります... といっても植物では可能なら挿し木すればいいのでわりと簡単. 典型例はソメイヨシノ.

お礼

つまり球根＝親と同じＤＮＡ、ということなのですね。
なるほど、ありがとうございました！