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全然美味しい
最近、質問タイトルの全然美味しいというような使い方は間違いだと主張する人が多いように思うのですが、なぜそのように思うのでしょうか。 確かに、言葉だけを聞けば、違和感を覚える表現なのでしょうが、この言葉を使うときの話の流れを理解していれば、問題視することはないと思うのですが。 例えば、友達と会話をしているとします。 「私の作った料理どうだった?初めて作ったんで、美味しくなかったでしょう?」 「えー 全然美味しかったよー」 この会話の場合、この場に立会い、話を聞いていたならば、「全然」と「美味しい」の間には「問題なく」という言葉が省略されていることが理解できると思います。 全然美味しいを間違っている、という人は、その場の状況も考えず言葉だけを聞いて問題視しているのだと思います。 テレビを見ていても、周りの会話を聞いていても、話の前後を考えれば、言葉が省略されていることが理解できると思うのですが、この言葉を問題視する人は、会話の内容を総合的に考えても、なお、問題のある表現だと主張しているのでしょうか? それとも、やはり言葉のみに注目して問題があると主張しているのでしょうか?あるいは、省略なんかされてない、ということでしょうか? もしよければ、ご意見下さい。
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No.4の回答者です。 さっき思いつきましたが、「えー、全然。美味しかったよー」なら文章として成立しそうです。「全然」と「美味しかった」がつながっていると、聞き手は「全然」が当然「美味しかった」にかかっていると判断します。「全然」は「全然~ない」の文脈で使われるのでこれはヘンです。しかし、いったん「全然」で言葉を切れば、「全然」が単独で意味を成さないのでお尻に省略された文があることを推測できます。 細かいところですが、この場合省略された文は「不味くはなかったよ」と推測するのが自然ですね。 この問題はなんだかわくわくしますね!「問題な日本語」なんて本が一冊書けるわけです。
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「全然美味しい」の中には何も省略されていないと思います。 全然(すべてに渡って)美味しい 全然を肯定で使うのは、現代の国語では間違いとされていますが、本来は肯定で使うものでした。 時代によって「正しい国語」は変わってしまうんですね。 逆のケースもあります。 「とても」と言う言葉は、明治時代までは否定にのみ使える表現でした。「とても~できない」などが本来の正しい用法です。 しかし、時代の流れで「とても大きい」など、肯定にも使えるようになりました。「とても大きい」という表現に幼稚さを感じるのはこのような変遷を経てきた名残かもしれません。
お礼
ご回答ありがとうございました。 >「とても」と言う言葉は、明治時代までは否定にのみ使える表現でした。「とても~できない」などが本来の正しい用法です。 そうでしたか。現代では肯定の意味が多いように思いますが、昔は否定だったのですね。勉強になりました。
- ht218
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No2ですが、不快な思いなんて、これこそ全然感じていません。 貴方の質問に、全面的に肯定しているわけではありませんが、感覚で言葉に限らず表現することって、いけないのでしょうかね。 私も全然OKなんて、日常的に使っていますよ。 正しい、言葉使いをしていても、理解できない人には全く通じないのです。 私が気になったのは、敢えて、間違っていないと主張しなくても良いのでは?と思ったのです。 人それぞれですから・・・ 貴方は日常的に、そのような言葉使いをされないのなら、何故、ここで質問されたのか、少し疑問です。
お礼
再びのご回答ありがとうございました。 >日常的に、そのような言葉使いをされないのなら、何故、ここで質問されたのか、少し疑問です この言葉使いをしないのは、非難されたときに、反論するだけの時間がないことが多く、あえて使わないようにしているからです。(このようなネットの環境ならゆっくりと考えられます。) 質問した動機は、いろいろな本を読んでいるときに、私と同じような意見を持つ人がいると知ったことから、では、世の中にはどのくらいの人が同じようなことを考えているのだろう、と知りたくなったので質問しました。(それにしては、質問分からそれが読み取れないのは、十分に検討をしないまま、投稿してしまったため、動機とは違う意図にしか読み取れない、質問文になってしまったのだと思います。次があればもっと検討してから質問をしたいと思います。)
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
結論的に言えば、ちょっと前の日本語では、「全然は否定形」と教育されてので、「全然美味しい」は間違っていると指摘しているだけです。 夏目漱石を読んでいて、「全然よい」という表現が出てくるので、あれれと思い調べた経験があります。 実際に、今 「夏目漱石 全然よい」で検索すると。 http://tisen.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_898d.html 上記のようなことが書いてあります。 これを鵜呑みするわけではありませんが、むかし私が調べたことと同じ箏が書いてあります。
お礼
ご回答ありがとうございました。 間違っているという人は、そういうつもりでいっているのでしょうね。 使っている側は、どういうつもりで使っていると思いますか。 それにしても言葉が省略されることって多いですね。 >夏目漱石を読んでいて これも夏目漱石の本を読んでいての「の本」の部分が省略されていますね。 今回の質問とは関係ありませんが、このように省略されている言葉というのは、世の中にどのくらいあるんでしょうね。(補足要求ではありませんので、無視してください。)
- luke24
- ベストアンサー率40% (64/157)
No.1多少の補足ですが 全然(問題なく)美味しい という()の部分が省略されて「全然美味しい」となっているとは思いません。 その場合「全く問題なく~」のほうが自然ですし。 「全然美味しい」を間違いだという人は、全然の正しい用法をそれこそ「全然知らない」まま、これまで一番多く使われてきた「全然~ない、の形で使うべき」を信じ込んだ状態で間違いである、乱れだ、と主張しているのだと思います。
お礼
再び、ご回答ありがとうございました。 >「全然美味しい」を間違いだという人は、全然の正しい用法をそれこそ「全然知らない」まま、これまで一番多く使われてきた「全然~ない、の形で使うべき」を信じ込んだ状態で間違いである、乱れだ、と主張しているのだと思います。 こんな質問をしておきながら、こんなことを書くのもなんですが、確かにその通りだと思います。 >その場合「全く問題なく~」のほうが自然ですし。 言葉というのは、自然だから生まれるというものでもないと思います。便利な表現が生まれた、それがたまたま不自然な表現だった、ということもあるのではないでしょうか。 間違いだと主張する側の考えは、luke24様のおしゃるとおりなのでしょうが、では、この言葉を使う側としては、どういうつもりで使っていると思いますか。肯定形の意味でしょうか。それとも否定形が省略されているのでしょうか。結局のところ使っている人間に聞かないとどうしようもないんでしょうが、使っている人もよくわからず使っているような気がします。
- Foxtrot_OW
- ベストアンサー率38% (19/49)
確かにこの状況では「問題なく」という言葉を補完して意味を読み取るのは全然難しくないと思います。しかし、「全然問題なく味しかった」という文章は「問題なく」を「全然」が修飾してるわけで、ここから「問題なく」を省略したら「全然」どこにかかっているのか全然わかりません。 たとえば「とても大きなビル」から「大きな」を省略して「とてもビル」という表現が認められるとは全然思えませんので、省略して分文として成立するものと全然成立しないものがあるのではないでしょうか。まあ自分は普段こういった表現を全然気にせずに使いますけどね。
お礼
ご回答ありがとうございました。 あまりの否定意見の多さに、ワクワクしてきました。 >ここから「問題なく」を省略したら「全然」どこにかかっているのか全然わかりません。 単純に、省略されている言葉が何かを話している当人同士が理解していれば、実際に言葉が発声されたかどうかは、関係ないような気がします。つまり、省略された言葉にかかっているという理解でいいような気がします。極端な話「とてもビル」であっても。知らない人が聞いたら頭おかしい人だと思われそうですけど。 どちらにしても、公の場では使えないのはわかります。
- sanori
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言葉が省略されている、というのは、考えすぎですね。 たしかに現在は、全然+否定文 とするのが正しいとする人が多いですね。 私もそう思っていました。 しかし、NHKの「お元気ですか日本列島」の中の有名なコーナー 「(ことばおじさんの)気になることば」 によれば、下記のとおりだそうです。 全然大丈夫(全然+肯定文) http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2003/10/1017.html 全然大丈夫 パートII http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2003/10/1024.html ことばベスト5 第2位 http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2003/12/1225.html
お礼
ご回答ありがとうございました。 いただいたURLの文中に、○ただお便りの中に「全然大丈夫」のような使い方も「全然(問題ない)大丈夫」という否定形が隠れている、という意見もありました。若者が使う「全然+肯定形」は肝心な否定の部分が省略されてしまっているだけではないかということです。 との記述がありますから、すくなくとも、他の方も考えているということですね。また ○下町育ちで子どもの頃、肯定形も使っていた との記述もありましたから、おそらくは・・・ ・省略していると感じる人もいる ・昔は肯定形にも使われていた つまりは、地域差があったために混乱を招いたということでしょうか。 もし、昔は肯定形にも使われていた、というのがなかったならば、論点はもっとシンプルになってここまでの論争が起きることもなかったのかも、と思えてきました。
- ht218
- ベストアンサー率30% (192/633)
難しいことは、わかりませんが普通は、というか本来はというか、もっと言えば昔は(言いすぎかな?)全然の後は否定形の言葉がくるのでは? 全然、美味しくないが、今までの正しい使い方なのだと思います。 でも、今は感覚で言葉を使うことが多くなりました。 ヤベェ、良くなくな~いも、そうです。 感覚で、言葉を使うこと、私は否定しません。 ただ、敬語のテストがあった時、貴方が、全問正解することを願っています。 常識は、わかっているけれど、わざと感覚で話をされているのだと言うことを信じたいです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 不快な思いをさせてしまったようで、申し訳ありませんでした。 >常識は、わかっているけれど、わざと感覚で話をされているのだと言うことを信じたいです。 私自身はこのような言葉を使うことはありませんのでご安心ください。
- luke24
- ベストアンサー率40% (64/157)
そもそも、「全然」の言葉の意味を分かってない方のほうが多いのでは? 全然、は打ち消しの語を伴って使うのが一般的といわれてはいますが、用法はそれだけではないのです。 辞書を引くと、 ・余すところのないさま。まったくそうであるさま。 ・ (あとに打消しの語や否定的な表現を伴って)まるで。少しも。 ・ 残りなく。すっかり。 ・(俗な言い方)非常に。とても。「―愉快だ」 と出るわけです。 正直言って「全然~ない、ならともかく全然美味しいは間違ってる!」と主張する方こそ、辞書で「全然」を調べたこともない方なのではと思ってしまいます。 自己の知識が足りない状態で物事を批判することこそ間違いなのではないですかね…
お礼
>全然、は打ち消しの語を伴って使うのが一般的といわれてはいますが、用法はそれだけではないのです。 もちろん、知っております。辞書も自分で調べましたし、昔は肯定的な意味に使われていたなんてことも書いてあるのも読んだことあります。 このサイトでは議論は禁止らしいので、あまり議論めいたことはできませんが、luke24様は私が質問文に書いた、言葉が省略されているという見解についてはどう思われますか? できれば、それについてのご意見を伺いたいのですが。
お礼
再びのご回答ありがとうございます。 「えー、全然美味しかったよー」 「えー、全然。おいしかったよー」 の違いですね。確かに、この方が省略されている感じがよくでていますね。私の表現力の無さを痛感しました。