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日露戦争の写真で
日露戦争の写真を見たのですが、水兵達の戦艦等の甲板上での集合写真で真ん中付近に一人ゴザ?のようなものに包まれた人がいる写真を何枚か見ました。 どういう意味があるのでしょうか? 体全体がなにか毛布のようなものに包まれ、さらにゴザのようなものに包まれて二本の紐で縛られています。そして顔だけ出して、他の水兵と一緒に写真に写っています。
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報国丸と福井丸、いずれかの写真だと思います。 あれは負傷兵です。 福井丸の写真は両側に2つ棺桶があります。棺桶は広瀬少佐と杉野兵曹の棺桶です。
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- komes
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これは恐らく戦死者の水葬の準備ではないでしょうか。 艦船では火葬は火災の原因になるので、水葬を行う習慣があります。 この場合死体は厳重に帆布などで包みほどけないように緊縛します。 顔を出しているのは疑問で全部を包む決まりですから、水葬の練習かもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。 仰る通り私も水葬を連想させるものと感じました。 しかし、写っているのは生きている人間で、記念写真として写っているように思えました。 なにか儀式的なもののように感じました。
- buchi-dog
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「海水の中に落ちて救助され、もしくは荒天時の甲板作業でズブ濡れになり、着ていたものを脱いで体を毛布でぐるぐる巻きにして温めている」 と解釈すると辻褄が合うように思います。 ただ、何でそんな状況で、そういう人を中心にして記念写真を撮るのか理解できませんね。そうした写真が複数枚あるというのも分かりません。 もしかすると、「旅順口閉塞作戦に参加して生還した勇士の記念写真」ではないでしょうか? その場合、 1. 夜間に行われた閉塞作戦では、作戦要員は閉塞のためのボロ船を沈める手筈をした後、沈みつつある閉塞船からカッター(ボート)で脱出します。 2. 脱出の際は、旅順要塞の砲台からサーチライトで照らされ、激しい砲撃を浴びたと言います。「軍神」として有名な広瀬中佐は、カッターを漕ぐ兵員を督励している所に砲弾を受け、一瞬で海中に消えたといいます。 命中しなくても、カッターの至近距離に外れた砲弾が多数落下して水柱を上げます。崩れた水柱によって、カッターに乗った作戦要員はずぶ濡れになったでしょう。 3. 港外への脱出に成功し、それぞれの乗艦に帰ってきた作戦要員は一介の水兵であっても「英雄」です。海水を浴びて冷え切った体を温めるため、着ていたものを脱がせて「体全体がなにか毛布のようなものに包まれ、さらにゴザのようなものに包まれて二本の紐で縛られています」という状況になったとしてもおかしくありません。 4. 日が昇るのを待って、勇士の生還を祝い、ぐるぐる巻きの勇士を中心にして記念写真を撮った。 ※ 旅順口閉塞作戦は「決死の作戦」ですので、旅順口の封鎖に参加している連合艦隊の各軍鑑から志願者を募り、「妻子のない者」「長男でない者」などを条件に隊員を選びました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%85%E9%A0%86%E6%B8%AF%E9%96%89%E5%A1%9E%E4%BD%9C%E6%88%A6 これで一応説明はつきますが、真相は果たしてどうでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 >「旅順口閉塞作戦に参加して生還した勇士の記念写真」 仰る通りだと思います。 そしてその写真の右のほうに写っている水兵は・・広瀬中佐の肉片の入った小さな箱を持っている・・と書かれていました。 なので確かにその作戦後の写真という事になります。 でも一人だけ真ん中で縛られているのがなにか意味ありげに思えました。なにか儀式的なもののように感じました。 それと上記の写真とは別の写真でも縛られた人が真ん中付近に一人写った写真を見たので、余計にそのように感じました。仰る通り確かに濡れた人を暖めているようにも見えます。でも複数同じような写真があるのが疑問でした。
お礼
回答ありがとうございます。 今再度写真が確認できました。 仰るとおり、確かに2枚の写真は報国丸と福井丸の帰還した乗組員の写真でした。なるほど・・偶然両方の写真とも1人だけなので、なにかの儀式かと思いましたが・・確かに負傷兵のようですね! 福井丸乗組員の写真の注釈を読みましたら、右下の水兵が手に持っている大きい方の箱に広瀬中佐の肉片、小さい方の箱には杉野上等兵の遺髪が収められていた・とありました。 (ちなみに左右の大きな棺は別の乗組員?のようでした。右側の棺は不鮮明で文字が読めませんが、左側の棺は小池幸三郎之柩と書いてあるように見えました)