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中国の歴史は支配階級による思想洗脳による恐怖政治支配だったのか?
【1】崇拝というのは、宗教に限ったコトではなく、政治思想にも崇拝があります。 かつて、中国の文化大革命では、毛沢東思想に洗脳された紅衛兵が、財閥のみならず、商店主や商売人、小さな土地持ちなどですら、「お前たちはブルジョワ資本主義だ!」というこで、吊るし上げて弾圧・虐待を行ないました。 結局、階級闘争は人間の持つ妬み・嫉みが大モトなのでしょうか? 【2】今でも、当時紅衛兵だった中国人は、過去の自分のことは正当化しています。 毛沢東思想による洗脳と「自分を守る為」に、他人を理不尽に虐待することで自己正当化する大陸のお国柄なのかもしれません。 それは中国の歴史が支配階級による思想洗脳による恐怖政治支配だったっことに起因しているのでしょうか? 【3】「毛沢東思想が正しい!」 「毛沢東が言ったら全て正しい!」とする辺りが、つまり「崇拝」であり宗教と変わらない。 どの神様がどうのとか、この教えが最高とか、この教祖の教えが一番とか、そういうのも「崇拝」になってしまう。 つまり、毛沢東は人間の自律という「一灯」を、宗教や政治思想に染めて吹き消すことで、中国民衆を支配したのですね。 毛沢東のみならず、歴代の中国の支配者も思想洗脳による恐怖政治支配だったのでしょうか?
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毛沢東の文化大革命については私も興味をもっていますが質問者の理解とは意見が異なります。 権力闘争であったのは事実で紅衛兵はその走狗として利用されたものと考えます。 階級闘争の手段を利用して先進的修正主義者を葬り、自己の保身を図ったというのが最近の学説のようです。 この為周恩来すら離反し、林彪のクーデター計画にも及びました。 恐怖政治という色彩はなかったと見るべきでしょう。 最初の下放運動は紅衛兵にも歓迎され熱狂的な参加を見たのですが、都会と農村の格差に紅衛兵自身が驚き、都会への帰還が不可能というシステムに疑問を持ち始めて「下放」は失敗に終わりました。 この経緯の中で知識層は毛沢東崇拝から距離をおくようになったのです。 しかし農村部ではまだ農地解放の恩恵から毛沢東崇拝の気運から脱却していないのが現状です。 彼らは思想というものではなく、純粋に利害だけで判断しているのです。
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- do-deshow
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甚だしきは支配者の害である。人民は支配者からただ搾取のみをされる。 一方、支配者の内輪もめ、殺し合いの時代はかえって人民は豊かに暮らせたのだそうです。 >by司馬遼太郎 ただ、毛沢東の時代には共産主義という良い道具がありました。 「宗教は麻薬である」これがもともと宗教に肌の合わない民族にはわかりやすかったのでしょう。 一歩間違えれば、北朝鮮(世襲)状態になるところを、辛くも逃れた中国、 ですね。 宗教とか洗脳で済ませるには規模の大きすぎる国です。 全てが過剰であり、全てが過小な国です。
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何かよくわからないですが、納得したような気持ちになります。 中国は悪い意味でダイナミックな国ですね。 混沌とした国です。 ありがとうございます。
- omeger
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1. 崇拝も、妬み・嫉みも、普遍的に人間に介在する心理です。 ニーチェはキリスト教が弱者による強者への妬み(奴隷道徳)であったと切り捨て、大きいショックを与えました。 共産主義も、民族主義も、反知性主義も、原理主義も、 何かしらそのような影響を受けているものです。 政治の味方・敵理論はカール・シュミットを参照。 2. 紅衛兵の世代は、学校も破綻して苦いことだったとは聞きますが。。 マルクス主義では、どこの国の歴史も 「支配階級による思想洗脳による恐怖政治支配」になるかと思います。 国家のイデオロギー装置で「思想洗脳」による支配を論じたのはアルチュセール。 ソ連・中国の全体主義が、専制の歴史に起因するものとして批判したのはウィットフォーゲル。 水利事業を動因するために成立した専制君主支配が文明を成立させ、 それが共産主義まで続いたということになります(この説は反論が多い)。 家族から共産主義国の成り立ちを説明しようとしたのはエマニュエル・トッド。 親子の間の権威主義と、兄弟間の均分相続が共産主義国に適合したとします。 3. 「○○が正しい!」「○○が言ったら全て正しい!」 自体は、誰しもある程度そういう傾向があります。 自分が陥ってないと考えるのも危険かもしれません。 フランクフルト学派がそのあたりの性格をテーマにしています。 中国の歴史では、例えば明の洪武帝は毛沢東と類似しているように見えなくもありません。 皇帝崇拝は常であり、宗教反乱に関してはよくあったことでした。 ただし、どこの国でも、前近代には宗教が盛んだったはずです。 近代教育も、初期には民族主義的で精神論的な風潮が強いものでした。 日本の昔の教育も中国の影響を強く受けています。 平安期の教育、藩校&寺小屋、明治期の教育制定の歴史を参照。 独裁者も、中国のみならずどこの国で見られた現象です。 貧しい第三世界では、ほとんどの国は共産主義か軍事政権かの二者択一になってしまいました。 しかし漢民族系でも、台湾は民主化しましたし、 香港・マカオもある程度は民主化しています。 (もっともシンガポールのように豊かになってもなかなか民主化しないケースもありますが) 毛沢東の政策を批判するのは結構な事ですが、 漢民族そのものを偏見で扱われるのはいかがなものでしょうか…。 中国で専制色が20世紀後半に現れた原因は、建国前の時点で生活が極めて貧しく、 平均年齢30台、識字率5%で就学率も低いという初期近代の状況にあったからではないかと。 貧しい生活を強いられ、教師や役人の不正に接し、不足を感じる毎日を送っていれば、 攻撃的で、何かに頼りたくなってしまうものです。
お礼
1、崇拝も妬み・嫉みも、性欲も物欲も普遍的に人間に介在する心理です。 普遍的に人間に介在するから、何ですか? それを抑えるもの人間です。 人間が嫉妬・性欲・物欲のままに行動したら無秩序の社会になります。 平均年齢30台、識字率5%で就学率も低く、貧しい生活を強いられているから、何かに頼りたくなり、毛沢東思想に洗脳されたのですか? ありがとうございます。
- aburakuni
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「歴史」という言葉は元々、勝者によって編纂される「正史」の事をいい、前権力者は悪であり現権力者に命が降りた(革命)という主張に脚色されています。 神の話(He=Hi - story)と言う西洋の若い考え方とはそこが違い、日本では過去の先生(中国)から教えられた事をとっとと捨てて、新しい先生(米国)が教えてくれたものに宗旨替えしました。 他の方の仰る様に中国だけと言う事でなく、今の日本の特殊状況もそのうち我田引水型に戻っていくでしょう。
お礼
「歴史」は元々、勝者によって編纂される「正史」のことを指すのですか。 ありがとうございます。
- nacam
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1. 世界中で過去に何回でもおきていますから、人類が逃れられない事でしょう。 日本人でも全く同じです。 2. 日本の戦前が全く同じですから、中国固有の問題ではないでしょう。 つまり、質問者の考え方は、完全に的外れだという事です。 3. 戦前の「天皇は神の子孫」とする考え方と全く同一です。 日本も例外ではないという事です。
お礼
そうですか? 違うように思うが。
- nemosan
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地域や時代に関係なく、人類は正義(正当化)の名の元に残酷性を発揮するのだと思いますが。 アイヒマン実験 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2195890.html スタンフォード監獄実験 http://wpedia.search.goo.ne.jp/search/%A5%B9%A5%BF%A5%F3%A5%D5%A5%A9%A1%BC%A5%C9%B4%C6%B9%F6%BC%C2%B8%B3/detail.html?LINK=1&kind=epedia
お礼
ありがとうございます。
- cse_ri2
- ベストアンサー率25% (830/3286)
【1】 人間のもつ嫉妬という感情を最大限に利用した毛沢東は、ある意味、英雄です。(もちろん悪い意味で) 【2】 過去を反省するのは日本人だけで、中国人に限らずたいていの人種は反省しません。 それを思想洗脳による恐怖政治が原因とするのは、こじつけにすぎないでしょう。 【3】 毛沢東の賢いところは、革命で旧制を一掃した反面、中国に古来からある家父長制を利用して、自分が国家的家父長の位置に立つことにより自己への批判を封じたことです。 矛盾といえば矛盾ですが、賢いやり方と言えるでしょう。 結論を述べると、質問者の方は中国の家父長制を、洗脳によるものと勘違いしています。 これは毛沢東が発明したものではなく、もともと中国に古来からあったものです。 毛沢東は、家父長に絶対服従するという中国の文化・風習を最大限に活用したにすぎません。 同様のことは、毛沢東のライバルであった蒋介石も存分に行っています。
お礼
毛沢東は家父長制を利用しただけで、洗脳されて毛沢東を崇拝していたのは、アメリカ人、ヨーロッパ人、日本人だけですか。 他の東南アジア人や中東アジア人は毛沢東を崇拝していたのでしょうか? ありがとうございます。
お礼
後に知識層は毛沢東崇拝から距離をおくようになりますが、それまでも崇拝せずに利害だけで判断してついていったのですか? そうならば中国人のずる賢さに驚きます。 参考にします。 ありがとうございます。