• 締切済み

複数の言語を使いこなせている方々へ質問です

よく国語がしっかり出来ないと外国語を理解しようとしても おぼつかないと言われていますが、外国に長期間滞在していると 物事を考える時にその国の言葉で考えるようになる。 と私の周りの人は言っています。そこで外国語にかなり精通している 皆様にお聞きしたいのですが、自国語で意味が理解できない文章でも、 同じ内容で外国語の文章なら理解できる、といったことは在りえるので しょうか?私の周りには両親の片方が外国語を、もう片方が自国語を 話すといった所謂ハーフの人はいないのでハーフの方の意見も聞きたです。 外国語に精通している方、ハーフの方、返答お願いします。

みんなの回答

  • rp_jsp
  • ベストアンサー率33% (2/6)
回答No.5

既に経験豊富な方々がコメントされてるので、蛇足かもしれませんが。 昔、韓国に語学留学していた時のクラスメートに、韓国人であるご両親がお仕事の都合で日本に移住した為、日本で生まれ育ち、日本にあるインターナショナルスクールで学んだという韓国籍の女の子がいました。 彼女は家の中では韓国語、近所の友達とは日本語、学校では英語を話すという日常です。 頭の中では何語で考えてるの?と質問してみると、その時会話している相手(もしくは考えている相手、事柄)の使う言語によって、相手が普段、韓国語で会話する相手なら韓国語、日本語なら日本語というように自然にスイッチが切り変わるそうです。 彼女にとって国籍、住んでる国は全く関係ありません。 日本語も韓国語もほぼネイティブと同様に話せる彼女ですが、学校教育は英語で受けたので、文章の読み書きは英語じゃないとよく理解できませんでした。 国籍を知らなければ、発音もイントネーションも普通に日本人だと思うレベルの会話力で、ひらがな、カタカナは独学で覚え、漢字も独学で小学生レベルまで習得していましたが、例えば何かの説明書などは英語ならそのまま読んで理解できるけれど、 日本語で書かれていると読み進むのにとても時間がかかり(知らない漢字も多いし)なかなか頭に入ってこないのでイライラして放棄してしまうそうです。 (多分、誰かがその内容を日本語で読み聞かせれば、ほとんどそのまま理解できると思います。) 韓国語に関しては、会話はほとんどネイティブなのに、文字は全く分からないという状態でした。 実は彼女は私よりも後から留学してきたのですが、一番入門のクラスで文字を学んだあと、一気に普通の人の6ヶ月分を飛び級してきてクラスメートになったのです。 日常会話では日本語・韓国語・英語をほとんど問題なく使用できる彼女ですが、日本語、韓国語は文字が苦手だったので、色々な文章に触れたり、読んだりという経験がありませんでしたよね。 また当時、彼女が高校(インターナショナルスクール)を卒業してすぐだった(社会経験がなかった)という事もあるかも知れませんが、日常の生活で使う会話は困らないけれど、論理的な話や、深い表現力などはやはり弱かったように思います。 韓国語の授業中も、文法や会話の時間には非常に退屈そうで(性格の良い子だったので、クラスメートと先生に気を使って、一生懸命それを隠そうとはしていましたが)、読解の時間は「難しい」と頭を抱えていました。 先生(韓国人)も大変だったと思います。先生からしたら、20代、30代の社会人を中心とする大人の外国人生徒の中に、どうしてか、国語(韓国語)の成績が悪い18歳の韓国人少女が紛れ込んでしまったようなものだっと思いますよ、きっと。 私達が国語を習ったように、彼女は英語で読解力や表現力の教育を受けているので、英語ではもっと表現力があったのだろうと想像します。 残念ながらそれを判斷出来る英語の理解力・表現力が私にないので、断言できないのが悲しいですね。(TT;) 彼女はその後ハワイの大学に留学しました。 さて、彼女の母国語とは一体何語なのでしょうか?「母国語」と「国」の字が入ると複雑ですね。 彼女は生まれも育ちも日本、でも、韓国人の父母から生まれ、国籍も韓国です。 でも私は彼女の母語は「英語」だと思います。(言語学は専門外なので、定義はよく分かりませんが。) 彼女が論理的な会話、論述、読解をしようとする時に、彼女が選ぶ言語は英語だからです。国籍も住所も違うのに。これは、NO.4さんのおっしゃるインプットの問題だと思います。 また、韓国に住んでいた時、私が家庭教師として日本語を教えていた韓国人の女子高生は、「趣(おもむき)がある」という意味の韓国語を知りませんでした。生まれてから一度も聞いた事も使った事も無いと言うのです。 従って、「趣がある」という日本語の意味を、その時彼女は的確には理解できませんでした。 母国語でもその意味が分からないからです。 因みに、私の韓国語の説明が何か間違えたのかと思い、私と同世代(大人)の韓国人ネイティブに確かめてみましたが、皆、その高校生がその言葉を知らないことに衝撃を受けていました。 その高校生は普通の高校生です。確かに進学校の生徒ではありませんでしたが、決して取り立てて学力や理解力に問題がある子でもありませんでした。日本語の覚えも早かったですよ。 彼女の生活環境や経験では、まだその表現に出会っていなかったのでしょう。国語がしっかり出来ないと外国語を理解しようとしてもおぼつかないと言われるのは、そういう事だと思います。

cleanair4
質問者

お礼

文字を読むことと話すことはイコールではありませんですよね。 話せても文は全く読めない、という方は先進国アメリカでも僻地に行くと 沢山いると聞きます。 色々な言語を使えてもやはりその言葉の意味する所をまだ理解していない言葉は 理解できなくてもそれはあたり前のことですね。 自国語でもそうですから。参考にさせて頂きます。

  • ykkic
  • ベストアンサー率47% (24/51)
回答No.4

「複数の言語を使いこなせている」とは言えないのですが、非英語圏で英語で教育している学校に通って、非英語ネイティブ教師の英語のレベルの低さに苦労している者です。15年ほど日本語教師もしていました。 >国語がしっかり出来ないと外国語を理解しようとしてもおぼつかないと言われています もちろん大人の話ですよね。 習得しようとするレベルにもよると思います。きちんとした日本語が使えなくても、外国語の日常会話が上手になる日本人はいくらでもいます。 ただ、いろいろな外国語(英語、フランス語、ドイツ語、韓国語、中国語、タイ語、カンボジア語)を学んできて思うことは、高いレベルに到達するには、日本語でわたしたちがしてきたと同じように、たくさんのインプットが必要だろうということです。たくさん聞き、たくさん読んで、その中から、文法もですが、どういう表現はどんなときに使うのかとか、言葉の組み合わせなどを身につける(というより、それらが自然と身につく)ことなしに、母国語と同じようなレベルに達することはできないんじゃないかと思います。(反省してます) >外国に長期間滞在していると物事を考える時にその国の言葉で考えるようになる。 滞在している国の言葉というより、日常使用している言語によるんじゃないかと思います。外国にいても日本人社会にどっぷりでは、その国の言葉はうまくなりませんよね。 わたしは今は英語によるコミュニケーションが中心なので(日本人と話すことはほとんどない)、英語で考えていることが多いと思います。独り言も英語です。 ハーフではありませんが、娘はタイでインターナショナルスクールに通っていたころ、英語のほうがまともな文章が書けました。8歳のころ、テキサス州に住む女の子が宇宙人と友だちになる童話を書いていました。小学4年生で日本に帰って来て、「ねえ、アオモリケンって日本?」と聞かれたときはギャフンでしたが。 グアテマラに長く住んでいた従妹(同じく両親とも日本人)は、高校入学のために帰国した際、日本語よりスペイン語のほうが言いたいことが言えるという状態でした。20年経った今でも、正式な手紙などを日本語で書くのは苦手だと言います。 >自国語で意味が理解できない文章でも、同じ内容で外国語の文章なら理解できる、といったことは在りえるのでしょうか? 大人の場合、基本的にはないんじゃないでしょうか。 ほかの方もおっしゃっていますが、単語レベルで(専門用語とかその国特有の事物など)日本語でなんと言うのかわからないということはあります。下前腸骨棘と言われてもピントきません(そもそも正しい発音もわからない)が、anterior inferior iliac spineと言われればわかります。結局、母語でも外国語でもインプットのないものはわからないということでしょう。 ときには外国語のほうが自分の気持ちをぴったり表現できる、ということもあります。タイ語のマイペンライとか、韓国語のタプタプハダとか、日本語で一言で言うのはむずかしいですね。 話はそれますが、No.2の方と違い、わたしは英語を使ってタイ語を習って苦労しました。ま、英語とタイ語じゃ共通点は少ないし、先生の英語があまり上手じゃなかったせいもありますが。逆にカンボジア語を学ぶときにはタイ語の知識が役に立っています(文法も似ているし、語源が同じ単語がけっこうあり、表記の基本も共通点が多い)が、発音がタイ風だと、笑われます。 少しでも参考になれば幸いです。

cleanair4
質問者

お礼

とても沢山の言語を習得している方の意見も聞くことができて、インターネットは本当に便利だなぁ…と独り感慨を覚えました。 色々な言語を使えるということはその国の文化を言語的な視野から知る ことができるので、多角的で柔軟な思考が身に付くのだろうなあと思いました。 ただ、複数の言語を使っていると、やはり得意な自分に合う言語と、苦手なうまく言葉に表すことができない言語も出てくるのだろうなあとも思います。 大抵の物事は自分に馴染んだ言語で思考するのでしょうけど、 他国語を知っている上で自分のベースになっている言語を考えるのでは 自分は他国語に詳しくないのでよくわからないのですが第三者の目から見て多角的で発想も より深く物事をとらえることができる気がします。 一つの言語を狭く深く掘り下げて学ぶことと沢山の言語を広く浅く知る のとではどちらのほうが良い発想力が得られるかは疑問として残りますが 貴重な返答ありがとうございました。参考になりました。

回答No.3

わたしの母国語は日本語、第二言語は英語、第三言語ドイツ語、第四言語スペイン語ですが、ドイツ語とスペイン語は中級レベルです。 アメリカに住んで11年目、途中の2年はドイツに住んでいました。 <外国に長期間滞在していると物事を考える時にその国の言葉で考えるようになる。> 個人の語学能力、それからどれだけその言語と接しているかにもよると思います。 わたしの場合、英語でものを考えるのに支障はなく、日本語を使うのは家族との電話、日本語の本を読むときなど限られていて、日常生活はほとんど(95%)英語ですので、考え事、独り言は英語になります。 ドイツに住んでいたときは、英語50%、ドイツ語45%、日本語5%の生活でしたが、ドイツ語で独り言もいっていました。 ちなみに夢は誰が登場するかによります。例えば日本の家族、友達の場合夢は日本語になります。仕事仲間、学校の友達の場合、英語になります。今はドイツ語から遠ざかってしまいましたが、ドイツにいたときはドイツ語で夢も見ていました。 <自国語で意味が理解できない文章でも、同じ内容で外国語の文章なら理解できる> ということはない、、、と思います。ただ、今アメリカの大学で言語学を勉強しているのですが、言語の専門用語などは日本語で言われてもわかりません。なまじっか日本語の用語を知る前に英語で知識を受けたので、そうなってしまったんだと思います。 <国語がしっかり出来ないと外国語を理解しようとしてもおぼつかない> そんはことはないと思います。正しい日本語を話す人は日本人の何パーセントいますか?仮に正しい日本語を話すと自然でなくなってしまいますよね。ただ、単語数、知識はあったほうが、あらゆる意味で、いいと思います。 ゲーテの言葉で、「外国語を知らない者は自国語も知らない」というのがあります。いろいろな意味でとられているようですが、わたしは「外国語を知って、初めて母国語を知る」という解釈に賛成です。つまり、外国語を知ると母国語との比較をすることができ、改めて、ああ、母国語(わたしの場合は日本語)ってこういう言語なんだあ と確認することができるのです。 最後に、言語にはその言語でしか表現できない言い回しがあります。たとえば日本語の「本音,たてまえ」、英語のFOUR LETTER WORDS, などは、翻訳のしようがないのです。 たとえば、怒ったときなどは「うるさい!」というよりも、’Shut the Xuck Up'と怒鳴ったほうが、実感がこもります。 もうひとつ、No.2さんもおっしゃっていましたが、ひとつの言語を知っているとそのと似た言語を習得するのは楽になります。わたしはドイツ語を習ったとき、英語を知っていて本当に助かりました。

noname#47281
noname#47281
回答No.2

私はフランス語が得意でして、フランス語で書かれた教材で英語をやり直しました。これによって、今まで英文法で何となく引っかかっていたことが氷解しました。例えば、英語の「仮定法現在」ってどこが「仮定」なんでしょうかね。全然関係ないんですが、スーパーとかで「明太数の子」って売ってますよね。そう、数の子を唐辛子で漬け込んだものです。んんん、、、「明太」って元は博多弁で「スケソウタラ」のことなんですが、「スケソウタラ」なんかどこにも入ってないないじゃん って突っ込みたくなりますが、英語の仮定法もそれと似ています。 話が脱線してしまいましたが、私の場合は、英語に限らずヨーロッパの言語は日本語よりもフランス語で説明された方がピンと来る場合が多いです。私はついこの間までフランス語で書かれた教材でスペイン語を学習していました。それで 例えば スペイン語の動詞の時制で、「線過去」とか「点過去」と言われるよりも、フランス語で imparfaitとかpasse composeと言われた方が分かりやすいですね。何しろ「線過去」とか「点過去」っていう用語は広辞苑にも載っていませんしね。 ご質問の趣旨とは少しズレてしまいましたが、少しでも参考になれば幸いです。

  • gizzy07
  • ベストアンサー率46% (53/114)
回答No.1

欧州15年在住の者です。 外国語に精通しているという程でもありませんが、現地での言葉には一応不自由はありません。 >外国に長期間滞在していると 物事を考える時にその国の言葉で考えるようになる。 私の場合は今でも物事を考える場合は日本語ですね。その人にもよるかと思いますが・・ >自国語で意味が理解できない文章でも、 同じ内容で外国語の文章なら理解できる、といったことは在りえるので しょうか? 私自身、自国語で意味が理解出来ない、といった経験は今のところありませんが、外国語の文章はそのまま意味が分かるのに、これを日本語ではどう訳すのだろう・・・?といった事は時々あります。なので、上記の質問に関して、「ありえる」とはっきりとは断定は出来ませんが、無きにしも非ず・・・でしょうか。一般的には(ハーフの方も含め)自国語の方が理解出来る、というのが普通だと思いますが。

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