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関数の大学入試問題

正の実数a,bに対して、以下の条件を満たす関数f(x)が存在することを証明せよ。  fは0<=x<=aにおける連続な実数値関数で,f(0)=b,f(a)=0を満たす。  0<=x_1<x_2<=aなる全てのxに対してf(x_1)>f(x_2)である。  y=f(x)のグラフとx軸、x軸とで囲まれる部分を、x軸のまわりに回転して得られる立体の体積V_xと、y軸のまわりに回転して得られる立体の体積V_yとは等しい。 …という問題なのですが、条件の三番目から π∫f^2dx=2π∫xfdx を得たところで手が止まり、どうしようもありません。 助けてください。よろしくお願いします。

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  • rabbit_cat
  • ベストアンサー率40% (829/2062)
回答No.4

なかなか面白い問題ですね。仕組みに気づけばあっという間に終わります。 a=bだったら、f(x)=-x+a でOKてのは明らかですから、a>bとしてみましょう。(b>aの場合は、xとyを入れ替えれば同じことです) とりあえず、(単調減少っていう条件には合いませんが)、 f1(x)=b (一定) …(☆) ていう関数を考えてみると、 V_y-V_x = πa^2b - πab^2 > 0 になるのは明らかです。 で、この f1(x) からスタートして、f(x)の形を連続的にちょとずつ変化させていったら、どっかで、V_y-V_x<0 になったとします。とすれば、f(x) をちょっとずつ変化させていったんですから、その途中のどっかで、ちょうどV_y-V_x=0 にるようなf(x)があったはずです。(中間値の定理ですね。) というわけで、V_y-V_x<0になるようなf(x)をとにかくなんでもいいので見つけましょう。 例えば、(これも条件に合いませんが) f2(x)=b (x≦b/2のとき) f2(x)=0 (b/2≦x≦aのとき) ていう関数を考えれば、 V_y-V_x = πb^3/4 - πb^3/2 < 0 になるのが明らかです。 あとは、上で示した2つのf(x)の間を連続的につなげる(補間する)ような関数を考えればいいです。(条件に合うようにしながら) 例えば、 f(0) = b f(α) = b-β f(α+γ) = β f(a) = 0 ていう4点を折れ線で結ぶような関数を考えてみます。 ただし、0<α<a,0<β<b,0<γ<b これが連続でかつx,y切片と単調減少の条件を満たすことは明らかです。 ここで、α→a-0,β→+0,γ→+0 の極限を考えればf(x)はf1(x)になりますから、V_y-V_x = πa^2b - πab^2 > 0 に収束します。 一方で、α→b/2,β→+0,γ→+0 の極限を考えればf(x)はf2(x)になりますから、V_y-V_x = πb^3/4 - πb^3/2 < 0 に収束します。 V_y-V_x は、明らかに、α,β,γに関して連続ですから、中間値の定理より、ちょうどV_y-V_x=0となるような、α,β,γの組が存在します。つまり、題意を満たすf(x)が存在することが言えました。 ※f(x)の形として、ここでは一番簡単な折れ線関数を考えてみましたが、実は、#1さんの f(x) = b(1-x/a)^α てやつでも、実際に積分を計算すれば、α→+0でV_y-V_x>0,α→+∞でV_x-V_y>0になるはずなので(多分、もしかしたら違うかも)、中間値の定理からV_y-V_x=0になるαが存在する、て言えるはずです。

samidare01
質問者

お礼

とてもよく分かりましたし、非常に面白かったです!! 素敵な解答ありがとうございました。 ちなみに、#1さんのやり方だと、2b<aのときうまくいかない、という結論に至ってしまいました。計算間違えでしょうかね?

その他の回答 (3)

  • age_momo
  • ベストアンサー率52% (327/622)
回答No.3

問題には連続とは書いてあるようですが、微分可能とは書いていません。 (正しいでしょうか?) また、そのような関数を求めろとは書いていません。 あることを証明するだけです。 なので例えば、 正の実数c (0<c<2) があって a > b ならば y=-cx+b (0≦x≦b/2) y=b(2-c)/(2a-b)*(a-x) (b/2<x≦a) という関数を考えると c=b/a の時、(この時は全体が直線y=b(1-x/a)になります) V_x/V_y=a^2/b^2>1 また、cが限りなく2に近づくと V_x/V_y=0.25 < 1 になります。よってb/a < c < 2のどこかに題意を満たすcがあることに なります。これをきちんと書けばよいのではないでしょうか。 (V(c)=V_x/V_yとしてV(c)が0<c<2の範囲で連続であることも 書いておく必要があると思います) もっと計算が簡単な関数があるかもしれませんが、ぱっと見、 思いついたのが上の関数でした。。。

  • vaio-user
  • ベストアンサー率53% (7/13)
回答No.2

3番目の条件からは、 0 -> a の範囲で yの2乗 をxで定積分した値と、 0 -> b の範囲で xの2乗 をyで定積分した値が等しい という方程式が成り立ちます。 (ご質問の式の意味がいまいち理解できませんでしたが、上記と等価でしょうか?) その上で、単調減少条件f'(x)<0と、x及びy切片の実数条件が成り立つ関数があることを証明するのかな??

samidare01
質問者

補足

等価です。その通りです。お願いします。

  • koko_u_
  • ベストアンサー率18% (459/2509)
回答No.1

何か f(x) が見付かれば良いのだから、勝手に f(x) = b(1-x/a)^α (α > 0) のように置いてしまって、「適当なα」を求める方針でどうだろう。 計算してないから、「適当なα」があるとは限らない。 ダメなら他のそれっぽい関数を更に考える。

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