シニカルな格言について

質問

世の中を斜めに見たようなシニカルな格言（例えば、「次の時代のファシズムは、ファシズム反対の声とともにやってくる。」、「地獄への道は、善意の小石で舗装されている。」など）をご存知でしたら、教えて下さい。

よろしくお願いします。

回答No.5

Inukawa · ベストアンサー

ANo.#4の「愚味」は，正しくは「愚昧」でしょう。
「ぐまい」と読みます。昧は「曖昧」や「無知蒙昧」のマイ。
きっと，うっかり間違えられたのでしょうが。

「知は力なり」
という古い格言を裏返した，「無知は力なり」という陳腐な警句がありますね。
別に好きな言葉じゃないけれど，世の中にはこの言葉を思い出させてくれる御仁がたくさんいらっしゃる。
無恥もまた，力なり。

「自らの愚かしさを省みる気のない者ほど，好んで他者の愚かしさを語りたがる」　不詳氏による。

せっかくなので，ANo.#3でふれた悪口辞典の１冊，『世界毒舌大辞典』に収録されているものをいくつか。

「２つのものが無限である。宇宙と，人間の愚かさだ。しかし宇宙に関していえば，私はまだ絶対の確信を持っているわけではない」
アルバート・アインシュタイン

「人間は誰でも考えている。インテリだけがそのことを自慢しているのだ」
フィリップ・ブーヴァール

「人が“支持する”政府は，倒壊寸前の政府である」
シャルル・モーリス・ド・タレーラン＝ペリゴール

「政府は長い腕と短い腕をもっている。長い腕は至る所に届いて物をつかむ。短い腕は与えるのに役立つが，すぐそばにいる者にしか届かない」
イグナチオ・シローネ

「青春？　それはすばらしいものだ！　しかし子供たちにそれを浪費させてしまうのは何と罪なことだろう！」
ジャック・トゥヴァル

「馬鹿ではない女は遅かれ早かれ人間のくずの男に出会い，彼を救おうとする。そしてときどきは成功することもある。
しかし馬鹿ではない女は遅かれ早かれまともな男をみつけ，彼を人間のくずにしてしまう。彼女はそれには必ず成功する」
チェーザレ・パヴェーゼ

この手の本が１冊あれば，こんなものはいくらでも出てきます。

前の回答でワイルドとバーナード＝ショーの名を挙げましたが，哲学者のショーペンハウエルも忘れてはいけない人でしたね。

回答No.4

noname#108554

「愚味を敵としては、神々自身の戦いもむなしい。」
愚味=大衆（おそらく）
18世紀ドイツの劇作家シラーが、芝居「ジャンヌ・ダルク」の中で使った言葉らしい。

あと、株の格言で私が一番好きなのが、
「大相場は、悲観と絶望のなかで生まれ、懐疑と共に育ち、楽観のなかで天井を打ち、幸福感とともに消えていく」

回答No.3

Inukawa

アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』（たとえば角川文庫）はあまりにも有名ですね。これに趣向を借りた，芥川龍之介『シュ儒の言葉』（たとえば新潮文庫）のほか，和物では斎藤緑雨の『緑雨警語』などが有名でした。
古今東西のシニカルな箴言集の中でも一級品として呼び声が高いのは，ラ・ロシュフーコー侯の手になるもの（たとえば岩波文庫）です。これはぜひ一読されることをお勧めします（翻訳者によってもかなり趣きが違いますが）。
ほかに，さまざまな“悪口辞典”の類が最近数多く出されていますし，「○○版悪魔の辞典」のタイトルを冠したものは，ネット検索で簡単にリストアップできるでしょう。
作家では，たとえばオスカー・ワイルドやバーナード・ショーが辛辣な警句で知られていますから，彼らの名台詞集を探してみるのも面白いでしょう。

回答No.2

ichien

今晩は。
　「悪魔の辞典」（アンブローズ・ビアース）は読みましたか？　古典中の古典ですが、こういう言葉であふれている筈です。文庫版も有ります。
　捜したら一つだけ引用されているものが有りました。

＞結婚とは、共同体の一つの場合で、
＞一人の主人と一人の主婦と二人の奴隷とから成り、
＞それでいて全部合わせて二人にしかならない状態、もしくは境遇。
だそうです。

参考URL：

https://www.honya-town.co.jp/yurindo/index.html

回答No.1

asika_maturi

「全ての民は、自分のレベルに見合った、指導者を得る」
日本なんか正にそうですよね。

バカには、バカに見合うバカな政治家ですね