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コンサルティングって、具体的に何から始めればいいんでしょうか?
私はホームページや簡単なプログラミングの仕事を請け負っているものです。 以前お世話になっていた会社で、社内システムの使い勝手が悪い、ということで相談を受けています。 そのシステムは、紙やExcelでやっていた業務を、ブラウザ上で行なえるようにして、省力化するのが目的でした。 が、 動作速度が非常に遅い、インタフェースが使いづらい、そもそも今の仕事のやり方にムダが多いのではないか、などの意見が噴出しています。 このような場合、コンサルティング会社の方は、具体的にどんな方法や手順で、提案・業務改善を行なっていくものなのでしょうか? 良いコンサルティング会社があれば紹介したいとも思っていますが、自分で出来ることがあれば、このお客さんの役に立ちたいとも考えています。 コンサルタントの皆様、ご助言いただければ幸いです。
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既に良いアドバイスがされていますが、コンサルタントの端くれとして申し上げます。 ご質問のケースの場合、お客様の抱えている問題を解決することが、コンサルタントの業務ですね。 問題を解決するためには、何が問題なのかをしっかり把握するのが、取っ掛かりになります。 使い勝手が悪いことが問題なのか、目的通り省力化できていないのが問題なのか、それとも、更に新たな問題なのか。 「あるべき姿」と「現実」とのギャップが問題なのですから、お客様にヒアリングするときにも、「あるべき姿」と「現実」の両方をヒアリングします。 クライアント企業の特性にもよりますが、ヒアリングする相手は、一人だけということは、殆どありません。 「あるべき姿」も「現実」も、社長の視点、管理職の視点、実務担当者の視点と、それぞれ微妙にズレていることがあるからです。 ご質問のケースでしたら、社内システムの運用責任者と、システムの利用者、必要に応じて経営トップの方にもヒアリングします。 もちろん、契約を交わすことになる担当者からは、先行して情報を仕入れておかなければなりません。 そして、ヒアリングだけで済ませずに、自分の目で現場、現物、現実をしっかり確認することも必要ですよね。 気をつけなくてはならないのは、現象と問題、原因と思惑、といったように、混同しやすいことが沢山ある、ということです。 本当の問題も、真の原因も、すべてクライアント様はご存知です。 ただ、あれもこれもと、沢山のことがあるから見失っているだけ、ということが往々にしてあります。 大凡、こんなことで現状把握、問題の明確化ができれば、あとは解決策の提案と実行、と進めていくことになります。 これらを、一つのプロジェクトとして、まとめて請け負う、といったイメージになると思います。 頑張ってくださいね。
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- wa_jiro
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こんにちは、hideboo11さん。 ご質問の日から、かなり日が過ぎていますが、まだ締め切られて いないようなので、私の経験からのお話しをさせて頂きます。 どういった経緯でシステムが導入されたか不明ですが、問題発生が 起こった案件は、私の場合は、通常と異なった方法にて対処して います。 通常新規の案件より、こういった案件の方がかなりの作業工数を 必要とし、覚悟して作業に臨みます。 ご質問の文面からだけの内容を私の経験から、推量しますと 恐らく、社内に旗振り役が存在せず(外部まかせ?)、社内の コンセンサスもとられていない、まして、プロセスゴールの 設定もあいまいになっているのではないかと愚考します。 (すいません。これは、あくまでも推量ですので、間違って いた場合には、ご容赦下さい。 私の経験上、その多くが 前述のパターンが殆どでしたので。) こういった案件の場合には、私は、下記の作業工程を行います。 1.当初の目的の明確化と具現化。 省力化できるであろうとかいった定性的な内容ではなく 具現化できる要素まで抽出してしまいます。 具体的に言うと、どの部署のどの作業がどの程度までに 行いたいのかを明確に洗い出します。 2.経営トップとのコンセンサスの取得。 具現化された目的が企業経営にとって、優先度の高い事案 であるか確認し、これらを実施する為のコンセンサスを取得。 3.チーム設立。 経営トップとのコンセンサスの段階にて、旗振り役 (推進責任者)とご担当を決定して頂きます。 旗振り役(推進責任者;殆どが経営に携わる方の一人)と ご担当者と一緒に概要計画書を作成します。 4.経営トップから全社に対しての発表。 概要計画を経営トップと詳細に打ち合わせて、最終意思決定 を頂いた上で、その計画書をトップより全社に対して 発表して頂きます。 5.これからは、通常の新規の場合と同様になります。 ヒヤリング、問題点・課題点抽出、等必要な分析手法に基づいた 作業になります。 問題発生が生じた案件は、責任転嫁や泥沼のたらい回しに なりがちです。 また、社内のモチベーションは、最低のレベルまで落ちています。 これらを払拭し、新たなプロセスゴールへ向かって頂く為には クライアントの方もかなりの労力が必要となります。 これが私の経験上のお話しです。 お役に立つかどうか不明ですが、何らかの参考になればと思い 投稿しております。 モチベーションの低さやヒヤリング時点での問題点が多々あがると 思いますが、新たなゴールの認識さえできれば、進みは遅いですが 着実に前へ進みます。 大変だとは思いますが、頑張って下さい。
お礼
wa_jiroさま ご回答ありがとうございます!! すみません、回答締め切りをしてませんでした・・・(汗 >通常新規の案件より、こういった案件の方がかなりの >作業工数を必要とし、覚悟して作業に臨みます。 おっしゃるとおりです。私も覚悟して臨みたいと思います。 >社内に旗振り役が存在せず(外部まかせ?)、 >社内のコンセンサスもとられていない、 >まして、プロセスゴールの設定もあいまい 鋭い洞察、恐れ入ります。 導入当初を知っているわけではないので何とも言えませんが、恐らくご指摘に近い状況でここまで来てしまっているのではないかと、私も思います。 心強い助言をいくつもありがとうございます。 一つ一つが天佑のようです。 がんばります!!
- is0308
- ベストアンサー率33% (2/6)
No.1の追記です。 既にある程度の事象を把握していらっしゃるようですので 意識的に原因の仮説をいくつか設定しておくと効率的にヒアリングが できます。 仮説を設定しておくことで、質問がより的を得やすくなります。 結果的に、短時間で効果的な対策を提案できます。逆に、網羅性に こだわりすぎると「労多くして益少なし」のドツボにはまります。 仮説なので間違えていることもありますが、質問等で気づいた時点で 破棄してしまえばいいだけのことです。ヒアリングしていれば 新たな仮説のタネは自然と見えてくることが多いです。 それと心構えとして重要なことは、相手の仕事を知っているのは 相手自身だと考えて質問をすべきです。
お礼
追記ありがとうございます! そうですね。状況は多少は見えているので、仮説をいくつか考えた上で、ヒアリングに行ってみたいと思います。 >網羅性にこだわりすぎると「労多くして益少なし」のドツボにはまります。 非常に有益なアドバイス、ありがとうございます。 焦点を絞る必要もありますよね。 > それと心構えとして重要なことは、相手の仕事を知っているのは >相手自身だと考えて質問をすべきです。 こちらもまったくその通りですね。 自説の押し付けにならないよう注意したいと思います。
- is0308
- ベストアンサー率33% (2/6)
一般的にコンサルタントは「問題解決」を支援する立場です。 問題とは何かをはっきりさせることが解決の糸口になります。 貴殿のお立場や権限・責任にもよりますが、第三者的な立場の 方であれば、相手先の責任者とお話になって、困っていることや 相手の希望をヒアリングすることから始めることが一般的です。 大事なことは、いきなりソリューションを提案することではない と考えます。とりわけ相手が情報機器に詳しくない方の場合には 前後の脈絡なく提案をすると警戒してしまうものです。
お礼
ご回答ありがとうございます! >問題とは何かをはっきりさせることが解決の糸口になります。 そうですね、それがはっきりしないと始まりませんよね。 ヒアリングで問題点が見えたら、 ↓ お客さんの現場に行って現場の社員の方々に混じり、業務を覚えたり観察する、 ↓ 仮説・提案 一般的にそういった手順なのでしょうか。
お礼
素晴らしいご助言、ありがとうございます。 とても参考になります! >「あるべき姿」も「現実」も、社長の視点、管理職の視点、 >実務担当者の視点と、それぞれ微妙にズレていることがあるからです。 おっしゃる通りですね~。 まだちらっと話した限りなのですが、 管理職は「速度さえ改善されれば解決するんじゃないか」、 経営層は「根本的にシステムの設計が悪いんじゃないか」、 ユーザは「速度が速くなっても使いづらいのは同じだよ」、 という感じで見事に分裂している印象です。 >ヒアリングだけで済ませずに、自分の目で現場、現物、現実 >気をつけなくてはならないのは、現象と問題、原因と思惑、 >といったように、混同しやすいことが沢山ある、ということです 強く納得しました。 これらの貴重な助言も頭に入れて、もっと本質を探ってみます。 >頑張ってくださいね。 ↑↑↑かなり嬉しかったです(笑 本当にありがとうございました!