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コンサルタント: 顧客の業務知識
コンサルタントの会社に就職しまして、今後、顧客先に行って 業務システム(基幹システム)導入のコンサルティングをする予定です。 そこで、いろいろな業界で一般的に行われている業務の業務フローを知っておきたい のですが、そのような本はあるんでしょうか? たとえば、商社での購買業務フローや製薬会社の購買業務フロー等。 ネットで検索しても本が見つかりませんでした。心当たりのある人は教えて頂けますか? よろしくお願いします。
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- hue2011
- ベストアンサー率38% (2801/7250)
どんな会社も既存のテンプレートに従った業務なんてやっていません。 それぞれの社のルールがあって、それに従います。 外に開いた商売自体でなくてもその話は同じです。 たとえば稟議というのものはどこでも同じだと思うでしょう。 決裁権のあるひとたちに回覧板みたいに資料を回してハンコつけばいいものだと思う人多いんです。 そう思ってそういう業務フローの管理ソフトという形のフレームワークを提供している超大手ソフト会社があります。 これがしばしば問題をおこし、どうしてくれるんだという話になるのが多い。 その会社の役員構成にかかわる特殊なルールが存在するのです。 一旦つかれた凛議印の取り消し、が発生することがあるのです。 企業名がわかってしまうから細かくはいいませんけど、そういうところでこんなフレームワークは「使えないゴミだ」という判断になります。 ERPというものがありますね。 調達業務をする場合には、一切ソフト開発とかプログラムをしなくて済み、導入即力になるという触れ込みのものです。 これが使えない。 理由は、開発がアメリカで行われたため、アメリカの法律や商習慣、税務届に沿った設計になっているからです。 日本には日本の課税のルールがあり、それと日本のその会社の環境や伝統にかかわるルールが存在します。 それが全く導入不可能なんです。 そのため処理中のデータをいったん外に持ち出して別に開発したソフトで加工してデータを戻すというようなことをしなければならず、この業務はERPを使うと1から開発以上に神経をとがらせると言うことになります。 購入に数億、運用に毎年1億程度の金を計上してしまっているから、捨てるわけにもいかないということで泣きながら使うというようなことになっています。 ことは経理というものでも同じです。 古来の簿記という方式によって帳簿を管理し決算するならどの会社も同じだろう、と思う人なんていないでしょう。 その会社の仕訳の思想があり、何をどこに配置するか、は会社ごとに全部違っていると言ってもいいのです。 喫茶店の領収書一枚でも、交際費にするか営業雑費にするか福利厚生費にするか、あるいは経費として認めないか、ルールは皆ばらばらです。 コンサルタントをなさるのであれば、模範形式がこうだからこれに従ってください、ではお役に立ちません。 それは、買ってきた靴に足を合わせてくれという話であって、そんな話なら誰も相談したいと思わないのです。 事情をヒアリングして業務モデルを頭の中に構築し、議論しながらそれを確かなものにする努力が、顧客一件一件で必要です。 どんなに知識があっても、知らないことはたくさんあります。 その相手だけの事情にかかわるもの、相手のルール、というものがあるからです。 業種ごとにフローがあると思ったら大きな間違いです。 その会社ごとにフローがあるのです。 もちろん原則的な業務の流れを知らないほどでは困ります。 そういうものは、本がいろいろ出ています。それを読んでいればいいのです。 通信販売のやりかた、とか、電話ビジネスの基本、生鮮品販売のコツ、というような本です。 だけど、コンサルタントが協力できるレベルの知識が格納されている本なんて、あり得ません。 それを読んですぐにコンサルとして通用するようなら、誰もコンサルタントなんかに相談しないで自分でやります。 個別に体験なさってご自分の頭にどんどん構築するようにしてください。
- yosifuji20
- ベストアンサー率43% (2675/6115)
私は製造業で複数の会社に勤務しましたが、管理体系は皆違います。業種によってこれという事はないように思います。 まず会社によって組織が違います。それにより例えば売上、債権管理、仕入れ、債務の管理のやり方や担当部門が違います。 例えば売上は出先部門で計上する会社もあれば全部本社の専門部門で処理する会社もあります。 これは経営者によって管理ポイントが違うのでそれに合わせた組織になり、管理システムになるのです。 そういう意味で標準的なフローが市販本にあるとも思いませんし、それが現実的かも疑問です。 それよりは貴社にコンサルの実績があるのならば、その記録を参考にしたほうがより実際的と思います。 最も実際のコンサルでは最初にクライアントの業務フローを細かく聞くのが第一歩でしょう。それによってコンサルの成果の大半が決まると思いますが。 かつて基幹業務システムをコンサルタントの協力で造った経験のある者の意見です。 その会社の場合は、管理システムが非常に独特で、たぶんコンサルタントは他社例はほとんど参考にならなかったと思います。それでもゼロからそれを造って、それがその会社のその後の成長支えたことも事実です。 その意味ではあなの担当するコンサルそのものがあなたの今後の能力の向上に役立つだろうと思います。 がんばってくださいね。
お礼
皆さん、丁寧な回答ありがとうございます。 私の方で心配していたのが、客先で聞き取りを したところ、先方の話が良く分からず、困った事態になることです。みんな、丁寧に説明して頂けるとは限りませんし。。。 ちょっと、業界用語一覧のようなものがあるかも確認してみます。