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グリムの法則、ヴェルネルの法則、大母音推移とは?
グリムの法則、ヴェルネルの法則、大母音推移とはいったいなんでしょうか?この三つには何か共通点があるのでしょうか?
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<グリムの法則> 欧印祖語とゲルマン祖語の間の子音の対応。第一次子音推移を説明する。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87 <ヴェルネルの法則> グリムの法則では説明がつかないものがありそれを解き明かす法則 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87 <大母音推移> 中英語後期から初期近代英語の間に起こった母音の大きな変化。英語のつづりと発音の関係がいわゆる「ローマ字読み」でなくなった原因。ほぼ同時期に印刷が発達したため、つづりは古いものが固定してしまうことになる。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%AF%8D%E9%9F%B3%E6%8E%A8%E7%A7%BB グリムの法則・ヴェルネルの法則はゲルマン系言語全体に関わる法則、大母音推移は英語に関する法則です。ドイツ語は更に<第二次子音推移>を経験しているため他のゲルマン系言語とは子音に違いがあります。 英 sheep、蘭 schaap - 独 Schaf 英 ten、蘭 tien - 独 Zehn 英 book、蘭 boek - 独 Buch 英 day、蘭 dag - 独 Tag <大母音推移>にあたるものは程度の差はあっても大抵の言語は経験しています。結局はそれがつづりと発音がどうしても完全に一致しない原因の一つです。