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誘電分極
誘電体の存在によって、静電容量が増加するのですが、その原因を友禅分極現象とむずびつけて説明していただけませんか?御願いいたします。 なお、参考になるサイトなどがありましたら、是非お教え下さい!些細なことでもかまいません、是非御願いいたします。
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静電容量というのは2つの電極に+Qと-Qの電荷をおいたとき、その電極間の電位差が小さいほど静電容量は大きいといいます。 さて金属板に挟まれた誘電体に電圧がかかり分極が起きると+Qの電荷のある電極に-σの分極電荷が集まり、-Qの電荷のある電極に-σの分極電荷が集まります。分極電荷は自由に動けませんが、電極の表面では見かけ上の電荷は+Q-σ、 -Q+σ となります。この電荷の和を自由電荷といいますが、この電荷により2つの電極間の電位が決まることになります。この値は誘電体がない場合よりあきらかに小さくなります。すなわち最初に書いたように静電容量は大きくなります。誘電体の内部での電位の変化については議論していませんが、誘電体内部では分極が発生しても動くことができませんから、一様に分極する限りは誘電体のない場合と同じ分布になります。