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「おいくつになられる」は二重敬語?
「おいくつになられる」は二重敬語という説があるようですが、 元の「いくつになる」の「いくつ」を美化語の「おいくつ」にし、「なる」に「れる」をつけて尊敬語にしたものは別に二重敬語ではないのではないですか。
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おっしゃるとおり二重敬語ではありません。 二重敬語語だと言う人は、 「喜ぶ」の尊敬表現「お喜びになる」の「なる」と「いくつになる」の「なる」の違いを理解していないのです。 「お喜びになる」に「れる」を加えて「お喜びになられる」は二重敬語と言えますが、 「いくつ」を「おいくつ」と言い、「なる」を「なられる」と言うのは何の問題もありません。 「お宅に帰られる」と言うのと同じことです。 たまたま動詞が「帰る」でなく「なる」であったというだけのことです。
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- kyouzaiya-k
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先日「おいくつになられる」を二重敬語であるとした者ですが、確かにおっしゃるとおりだと思います。 「いくつ」と「なる」がそれぞれ尊敬語になったのが「おいくつ」「なられる」で、その二つが結びついてできたのが「おいくつになられる」である(つまり正しい用法である)と考えた方が合理的ですね。 「お/ご~になる」という一般形は「お/ご~」という名詞性の語に「になる」という形が付いたのが起源であるという説と、「いくつになる」は一語相当の語句であるという判断から、二重敬語説を唱えましたが、「~」に和語が入る場合(つまり「お~」型の場合)、現実として動詞連用形(という名詞性の語)以外は入らないということ、また「いくつになる」とほぼ同じ意を表す「お年を召す」や「おいくつでいらっしゃる」という尊敬語が認められていることから考えて、「おいくつになられる」は二重敬語にはあたらないといえると思います。 理屈で言えば、「おいくつにる」は、「お~になる」という型の「~」に「いくつ」を入れたものではなく、「おいくつ」+格助詞「に」+本動詞「なる」という形であるということですね。 「いくつになる」の「(に)なる」と、尊敬語一般形の「お/ご~になる」の「(に)なる」との違いについて解説したものを見たことはありませんが、その違いはもっと強調されてしかるべきだと思い知りました。 貴重なご指摘、ご批判、ありがとうございました。質問者の方と#1の回答者の方に深く感謝申し上げます。 重ねて、以前ご回答申し上げた方、そしてその時の回答者の方にこの場をお借りしてお詫びいたします。
お礼
回答ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 そうですよね。 おいくつにおなりになられる は二重敬語ですが おいくつにおなりになる おいくつになられる は二重敬語ではないですよね。 前者は「なる」が続くので多少違和感は有りますが。