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お礼の「お」とは?
低レベルな質問です。 お礼の「お」とかご要件「ご」ってどういう意味ですか。 またどのような場合に使われますか?
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接頭語「お」や「ご」は、尊敬語、謙譲語、美化語(以前、「丁寧語」とされていたものの一部)の三つになります。 ご質問の例についてみていきましょう。 「お礼を言います」 「ご用件を申し上げます」 …「礼」も「用件」も、文中では自分側の行為(動作性の名詞)です。よって、この「お礼」や「ご用件」は謙譲語です。 「お」や「ご」は謙譲語には使わないという俗説が世間に広まっていますが、それは明らかな間違いです。 なお、「ご用件をおっしゃってください。」という場合の「用件」は相手側に属するものです。よってこの「ご用件」は尊敬語です。 まとめれば、 (1)相手を立てたり(尊敬語)、自分をへりくだったり(謙譲語)するのではなく、自分の言葉遣いを飾る場合……美化語 例「【お札】を数える。」「【お菓子】でも食べようかな。」「(保育士が園児に)○○ちゃんの【お誕生日】をお祝いしましょうね。」 (2)相手側の人物の物事や動作を高める場合……尊敬語 例「【ご報告】をいただく。」「お釈迦様の【ご誕生日】。」「【ご立派な】【お姿】に感動する。」「先生から【お手紙】をいただく。」 (3)自分側の人物の物事や動作をへりくだる場合……謙譲語 「【ご報告】を申し上げる。」「先生に【お手紙】を差し上げる。」 このように、同じ形(上例で言えば、ご報告、お手紙)でも違った敬語に分類されることもあるのです。 以上は、去る二月二日、国から発表された「敬語の指針」(文化審議会答申)に基づいてご説明したものです。全文は参考URLをご覧いただくとして、ご質問に関連したところをコピーしておきます。 >【16】自分のことに「お」や「御」を付けてはいけないと習ったような気がする が,「お待ちしています」や「御説明をしたいのですが」などと言うときに, 自分の動作なのに,「お」や「御」を付けるのは,おかしくないのだろうか。 これは,どう考えれば良いのだろうか。 【解説】自分側の動作やものごとなどにも,「お」や「御」を付けることはある。自分の 動作やものごとでも,それが<向かう先>を立てる場合であれば,謙譲語Iとして, 「(先生を)お待ちする。」「(山田さんに)御説明をしたい。」など,「お」や「御」を 付けることには全く問題がない。また「私のお菓子」など,美化語として用いる場合 もある。 「お」や「御」を自分のことに付けてはいけないのは,例えば,「私のお考え」「私 の御旅行」など,自分側の動作やものごとを立ててしまう場合である。この場合は, 結果として,自分側に尊敬語を用いてしまう誤用となる。
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- Quattro99
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> ご用件を申し上げます これはおかしいのでは? 相手が用件を言う場合は「ご用件を伺います」となると思いますが、こちらが用件を言う場合は「用件を申し上げます」ではないでしょうか。 「ご」も丁寧語の場合がありますが、用件につく場合は相手に対する敬意を表すのではないでしょうか(なので、自分が用件を言う場合にはつけない)。 自分が意見を言うときに「ご意見があります。」はどう考えてもおかしく、用件もこれと同様の扱いになるように思います。
お礼
「お」や「ご」の用途は双方によって使い分けられるって事ですね。 ありがとうございました。
- 326june2
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No.1 丁寧語です。 言葉通りでていねいに言っているだけで、誰を敬わっているわけではありません。
お礼
丁寧語ですね。ありがとうございました。
- hiroko771
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- 326june2
- ベストアンサー率14% (62/417)
御のよみかたの問題でしょう。 敬語で丁寧語になると思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 敬語という事であれば、こちらから相手に 「お礼を言います」 「ご用件を申し上げます」 だと自分が言う言葉に対して敬語が適用されているんでしょうか? なんか頭がこんがらがってきました^^;
お礼
ご回答ありがとうございます。 3つの説明ありがとうございます。とてもわかりやすいです! 謙譲語を使うにあたっての定義が理解出来ていなかっただけなんですね。 参考URLもしっかり読んでおきます。