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受身~現在形と完了形の違いは?
Quite a few people have been invited to celebrate the couple's anniversary. という文章がありましたが、have been invited が are invited でないのは なぜでしょうか? 訳は”かなりの数の人々が、その夫婦の結婚記念のお祝いに招待されている”となっていました。
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アメリカに38年半住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。 このQuite a few people have been invited to celebrate the couple's anniversary.に招待されている、と言う訳で日本語として十分通じるものでしょう。 しかし、この訳を今度は英語になおすと、Quite a few people are invited to celebrate the couple's anniversary.となりがちですよね。 ここに「日本での英語教育が一方通行の訳し方を教えている」と言うことがおきているのです。 つまり、英文から和訳に、日本語文から英訳に、と一方通行をさせるだけなのです。 残念ながらこのカテでもよくみてしまうのですが、日本語文を英訳したときに英語単語を並べ文章を作っているのですがその文章を今度日本語訳に刷るととんでもない文章になってしまうという英文が作られているのですね。 つまり、使われていない、使うことをはばかれるような英文さえも作っているわけです。 これは一途にこの一方通行的訳仕方をしていることも影響しているのです。 ひとつの文法のことに対して理解があってもその逆は応用していない、と言うことでもあるのです。 これを念頭に入れていただき読んでください。 Quite a few people have been invited to celebrate the couple's anniversary. と Quite a few people are invited to celebrate the couple's anniversary. の違いはと言うともちろん現在完了形の「形」をしているか現在形かと言う事ですね。 そして、Quite a few people were invited to celebrate the couple's anniversary. と言う形にも表現できますね。 この三つともよく似ているとは思いませんか? 時勢とか形を除いてです。 そうです、Quite a few people, BE invited, to celebrate the couple's anniversary.の三つが共通しているところですね。 と言うことは、are, were, have beenの表現のフィーリングをつかめば意味が分かるということになりますね。 (別に小学生に話している、ということではなく、基本の基本を知ってもらいたいのです。 この基本を忘れて自己解釈を作り出すようになると英語を使えないと言われても仕方ないからなのです) これらの文章はすべてこのパーティーに来たかどうかは関係ないのです。 完了形だからパーティーにきたとか言うフィーリングは含まれていないわけですね。 ですから、We have invited 10 people.と言えば、10人招待してその招待する行為が終わっている、と言う事なのです。 招待する、と言うことは、来てもらうように手続きをする、と言う事ですね。 これをさらに突っ込むと10人招待しても、必ずしもその10人すべてが承諾したと言うことではなく、もちろん、来たと言うことでもないでしょう。 承諾してもこないことですらありますね。 現在完了とは、現在においてその行為は終わっている、の終 わっている、と言うフィーリングを出したいときに使う表現なのです。 招待されて何かすることまではinviteと言う単語に含まれていない、と言う事なのです。 つまりinviteはask/request to comeなのです。 それを私たちはと言うWeを主語としてではなく、何人招待されたのか、を言いたいと感じたので作者はQuite a few peopleと言う主語を持ってきたのです。 誰がどのパーティーにと言うフィーリングは念頭にはないわけです。 何人と言うことを言ってから、次に何を言おうかといって、招待された、リクエストされた、たずねられた、来ることになっている、こないかもしれない、など多くのフィーリングがある中で作者は招待された、と言うことに決めたわけですね。 そう決めたなら、そう相手にわかってもらいたいわけです。 そして、生まれてきて今まで体で習ってきた表現の知識と経験からBE invitedが一番問題なく分かってもらえるだろうと判断したわけです。 だから、Quite a few people have been invited として、今度は何のために、どこにと言うフィーリングを出せるto celebrate the couple's anniversary.を使ったわけです。 ここまではいいですね。 ですから、この人は、have been invitedと言う表現を使うことでその手続きは完了した、といっているわけですね。 では、Quite a few people were invited to celebrate the couple's anniversary.ではどうなのか、ですね。 この「過去形」と言う形で出せるフィーリングは「した・された」と言うだけのことなのです。 受動態になっていますから「された」ですね。 つまり、招待された、わけです。 Quite a few people are invited to celebrate the couple's anniversary.ではと言うと、現在形ですね、ですから、今のところ、今現在、今、と言うフィーリングを出したいときに使うわけです。 つまり、招待されています、と言うことになるわけです。 何人招待した?ときかれれば10 were invitedとなり、何人招待されている?ときかれれば、10 are invitedとなるわけです。 結果として何人招待されている、10 have been invitedとなるわけです。 現在完了という表現をして完了したことを言いたいときに使える表現ですが、完了した動作はinviteと言う行為に過ぎないのです。 この理解がないと「現在完了は完了、継続、経験」という二文字の感じ表現をして知識があるといっても???となるわけです。 そして、ちょっと待って、経験ってそのことをやったから経験なんですよ、終わっていなかったら経験になりませんようね、じゃ、完了とどう違うの?と疑問に持っても自然だとしかいえないわけです。 文法学者さんが出来ることは「したことがある」と訳すときと「したことを完了した」と訳すときがあるから、とくらいしか説明できないでしょう。 I have invited 100 peopleという文章を見て、これが完了なのか経験なのか、文法学者さんは区別がつかない、と言うことでもあります。 文章の遣われた状況などを考慮にしたうえに感じ取れるフィーリングを元にこの文章を理解しなくてはならないのですね。 だからこそ、多読したり、もっと多くの文章に接したり、DVDなどで実際に使われる状況を体で受けたりすればいいわけです。 学校文法はこれらをまったく無視して専門用語を並び立てて説明しようとしているわけです。 そうすると、フィーリングを感じていないなといわれても仕方ない解釈をしたり、フィーリングを状況にあわせた英文を作れない、と言うことになってしまうわけです。 さいごです。 「かなりの数の人々が、その夫婦の結婚記念のお祝いに招待されている」と言いたいときに、実際にはare, wereでもhave beenでもほとんど問題なく返事として使うことは出来ます。 そして一応その質問ー回答と言う動作は終わるでしょう。 もちろん、詳細を聞くためにare they or were they?と突っ込む人もいないことはないでしょう。 しかし、実際にはこの三つとも、上に書いた三つの要点をつかんでいることから、時制は大きな問題ではない、とされる質問でもあるわけです。 ですから、何人招待した・しているんだ、と言われて、quite a few (people).と言うだけでBE動詞がどのよう内「活用」されているのかはまったく関係なく、ちゃんとフィーリングは伝わるのですね。 文法は必要です。 なぜなら文法はちゃんとフィーリングや状況を含んだ知識だからなのです。 学校文法は専門用語の持つ威厳しかないイメージでやっと生き残っているだけなのです。 すでに学校文法が崩れかけている理由が英語を言葉としてみ始めてきた人が多くなったということでもあります。 これでいかがでしょうか? 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
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- Parismadam
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No.2です。補足です。 回答No.2の「1」の説明の最後に下記を加えて下さい。 なので、 I was invited to the party, but I didn't go. 「そのパーティに招待されたが、行かなかった」 と言えるのです。「招待される」と「そこに行く」ことは違うからです。
- Parismadam
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こんにちは。 1.これは、inviteという動詞の解釈の仕方がポイントになります。 invite「招待する」という動作は、相手を招くという動作の第一段階のことをいいます。つまり、「来るようにと呼びかける」「招待状を出す」「お知らせする」といった段階です。 従って、be invited「招待される」という受身は、その第一段階の受身ということになります。つまり「その知らせを受け取った」段階で、まだ(招待されたパーティなどに)出席していない段階なのです。 2.では、have been invitedは何を表すかというと、「招待されて行っている」という「行為の事実」を表します。ここで現在完了形のこの形が使われているのも、「かなりの人が招待されて<そこにいる>」からです。 例: They have been invited out to dinner. 「彼らは夕食に招待されて出かけています」 ここでも、招待を受けて、「そこに行っている」という意味で現在完了形が使われているのです。 3.ちなみに、現在完了形とは、時制は「現在形」なので、抄訳のように「招待されている」という訳になっていてもおかしくはありません。(*完了形とは「完了」を表す形で、時制とは関係ありません。ちなみに未来完了形は未来時制、過去完了形は過去時制になるのです。) 以上ご参考までに。
お礼
>つまり「その知らせを受け取った」段階で、まだ(招待されたパーティなどに)出席していない段階なのです。 これは目から鱗でした。今まではこの単語に対して、既に招待されてにぎやかな状態を感じていました。 他にも似たような動詞がありそうですね。意識すれば応用が効きそうです。 ありがとうございました。
時制の事ですね ―基本― 現在進行形や過去完了形のように○○△△形というように考えます。 ちなみに過去形や未来形の場合△△の部分は「普通」(単純というのが入っている本もある)をいれます。未来形=未来普通形 まずは○○の部分ですが、現在・過去・未来のどれかが入ります。 どのようにして決めるのかというと、時を示す語句で決めます。 (前の文に時を示す語句がある場合もある。)ない場合は基本的に現在形です。 続いて△△の部分ですが、動作の動詞と状態の動詞で分けます。 動作の動詞 1.普通;動作が始まって終わる 2.完了(否定);始まる前 例:まだ食べていない 3.進行;途中 例:食べている途中 4.完了(肯定);既に終了 例:食べちゃった 5.完了進行;動作を継続 状態の動詞 1.普通;そのときの状態 2.完了;状態の継続 Quite a few people have been invited to celebrate the couple's anniversary. の場合は他の文がないから分からないけれど、時を示す語句がないので○○の部分は「現在」と決めます。 続いて△△の部分ですが、are invited なら普通が入ります。 しかし、現在普通形を使う場面が限られています(一般論・現在の習慣・近い未来etc)。したがって△△の部分は完了(動作の動詞の4) を使うことになるのが普通だと思います。
お礼
>2.完了(否定);始まる前 例:まだ食べていない >3.進行;途中 例:食べている途中 >4.完了(肯定);既に終了 例:食べちゃった 進行形が完了形に挟まれている感覚は時制を頭の中で整理する時に 役立ちそうです。この見方は初めてなので参考になりました。 ありがとうございました。
お礼
わかりやすかったです。 >are, were, have beenの表現のフィーリング の比較、 >これらの文章はすべてこのパーティーに来たかどうかは関係ない >招待されて何かすることまではinviteと言う単語に含まれていない、と言う事なのです。 つまりinviteはask/request to come >何人招待した?ときかれれば10 were invitedとなり、何人招待されている?ときかれれば、10 are invitedとなるわけです。 結果として何人招待されている、10 have been invitedとなるわけです。 このあたりが自分は、たぶん今まで考えたことが無かったことで面白い考えでした。 ありがとうございました。