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ファヤンス法の疑問
ファヤンス法において、pH4より強い酸性の溶液を用いた場合、適定にどのような影響を及ぼすのでしょうか?ちょっと疑問に思いまして、宜しければ教えてください。
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代表的なファヤンス法、「硝酸銀を滴定液として、ハロゲン化物イオンを滴定する」場合、終点で沈殿が正の電荷を帯びるので、負電荷を帯びた色素を吸着させて、終点の判定を行います。 この指示薬には、フルオレスセインなどの酸性指示薬を用います。 強酸性ではこれらの指示薬はプロトンを受容して、負電荷を持たなくなるので、(ハロゲン化銀)沈殿に吸着されにくくなります。 すなわち、終点を確認しにくくなります。 上とは逆に、銀イオンをハロゲンイオン滴定液で滴定するときは、塩基性指示薬を使う為に、pHが高くなると、指示薬の吸着が妨げられて、滴定の終点の判定が不正確になります。
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よくわかりました。詳しく丁寧な解答、ありがとうございます!