• 締切済み

「ある」の尊敬語

尊敬語について困惑しています。 ~である・・・。 というような同格(?)の「ある」の尊敬語ですが、 「いらっしゃる」 だと言われました。 ですが、私は語感として、居るあるいは在るというような「存在」を強く感じてしまい違和感を覚えます。個人的にはむしろ、 「あらっしゃる」 のほうがしっくりきますが、それは古いことばだ、とも言われました。私は津軽の出ですが、この語感の隔たりは出身地の差もあるのでしょうか?また、本当に現代日本語では「あらっしゃる」は用いないのでしょうか? 加えてですが、これらと「あらせられる(あられるとは言わない?)」との使い分けはどうのようにしたらよろしいのでしょうか?

みんなの回答

  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.4

No.3です。早速のお返事を有難うございます。補足質問にお答えします。 ご質問: <いらせられる→いらっしゃる となる場合の、いらせられるは「入る」の意味でのみ使用可能という理解でよろしいでしょうか。> その意味とは違います。 「入る」の意味を持つ「いらせられる」→「いらっしゃる」は、常体は「来る」、または「~している」で、その尊敬語として使われている用法の「いらっしゃる」>「入る」です。 ご質問では「~であるXX」という同格の「ある」の尊敬語を問われています。その場合「いる」は「状態である」=「居る」という漢字が適切になります。 ご参考までに。

  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.3

はじめまして。 1.「在る」は=「居る」と同じ意味になることがありますので、「ある」の尊敬語は「いる」の尊敬語でもある「いらっしゃる」になります。 2.また、「居る」は「おる」と読むことも可能なので、そこから派生する尊敬語もあります。 3.「~である…」という同格表現に使う「ある」は、以下の尊敬語が可能です。 あられる:「ある」の未然形に尊敬の助動詞「れる」がついたもの おられる:「おる」以下同上 あられます:上記に丁寧語の「ます」がついて、さらに敬意の増したもの おられます:同上 あらせられる:古語からきた表現で、「ある」の未然形に、尊敬の助動詞「す」の未然形「せ」と、尊敬の助動詞「られる」がついたもの。2重に尊敬語が使われており、非常に敬意の高い語となります。 いらっしゃる:「いらしてある」の促音便です。分解すると いら:「いる」の未然形 し:尊敬の助動詞「す」の連用形。この助動詞は古語の用法。 て:接続助詞 ある:断定・陳述を表す形容詞的用法の動詞 つまり「いらしてある」が促音便化して→「いらっしゃる」となったものです。ちなみに「あらっしゃる」は共通語ではありません。一部の方言と思われます。 4.「いらせられる」と「おらせられる」が存在しないわけ: 「あらせられる」は古語の表現ですが、古典では現代語の「ある」「いる」に相当する動詞は「ある」を使っており、「いる」「おる」は同じ意味では使われていませんでした。 古語では 「いる」は「入る」「射る」「鋳る」「浴る」 「おる」は「降る」「下る」「愚る」 などの意味で使われており、「居る」の意味はありませんでした。 そのため、「いる」「ある」の尊敬語として「いらせられる」「おらせられる」は存在しないのです。 5.例文があった方がわかりやすいので、例えば「大臣であるXX氏」を例にとって例文を作ってみますと、 (1)大臣であられるXX氏 (2)大臣でおられるXX氏 (3)大臣であられますXX氏 (4)大臣でおられますXX氏 (5)大臣であらせられるXX氏 (6)大臣でいらっしゃるXX氏 などの敬語表現が可能ですが、(1)(6)が一般的な言い方とになると思います。 以上ご参考までに。

lamb1204
質問者

お礼

詳しい解説ありがとうございます。 大変参考になりました。 1,2さんが提示してくださいましたいらっしゃるのgoo辞書の表現をみなおしました。 いらせられる→いらっしゃる となる場合の、いらせられるは「入る」の意味でのみ使用可能という理解でよろしいでしょうか。 奥が深い…!ですね。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.2

>>> ちなみに、リンク先では「あらっしゃる」は、 「である」の尊敬の「言い方」。 となっていました。これは、つまり話し言葉であって、文章を書くときには「あらせられる」のほうが適切ということなのでしょうか、、 「あらっしゃる」は今まで見たことも聞いたことがなかったので、分かりません・・・ 「あらせられる」の方は、書き言葉としてだけではなく、話し言葉、たとえば時代劇で話し言葉として用いられるのをよく見ます。

lamb1204
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.1

下記A~Dのどれでも正解です。 A いらせられる B いらっしゃる(=「いらせられる」の変化) C あらせられる D あらっしゃる(=「あらせられる」の変化) http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%A2%A4%E9%A4%C3%A4%B7%A4%E3%A4%EB&kind=jn&mode=0&kwassist=0 http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%A4%A4%A4%E9%A4%C3%A4%B7%A4%E3%A4%EB&kind=jn&mode=0&kwassist=0 しかし、 現実にはBとCしか聞いたことがないです。 ちなみに、私、社会人になってから結構経っています。

lamb1204
質問者

お礼

さっそくのご回答ありがとうございます。 社会人のかたのご意見は、実社会で役に立ちますので非常にありがたいです。

lamb1204
質問者

補足

ちなみに、リンク先では「あらっしゃる」は、 「である」の尊敬の「言い方」。 となっていました。これは、つまり話し言葉であって、文章を書くときには「あらせられる」のほうが適切ということなのでしょうか、、

関連するQ&A