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なぜ人類は生産力が向上しても労働から解放されないのか

どうして文明が発達して生産力が向上しても 人類は労働から解放されないのでしょうか。 19世紀末には「21世紀には機械力が発達して 週2~3日の午前中だけ働いて、あとはサークル活動」 みたいな社会になると考えられてたそうですが 現状はほど遠いように感じられます。

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  • myeyesonly
  • ベストアンサー率36% (3818/10368)
回答No.3

こんにちは。 資本主義社会では永遠にそういう事は起こらないでしょう。 理由は、生産量が増えて、物質的には豊かになってもそれは労働者の給料にはあまり反映されずに、むしろ会社の資本蓄積に使われ、一部の資本家の利益増にしかならないからです。 日本の現状がそれをよく物語っているでしょう。 今の日本中の企業の利益が労働者に等しく配分されていればこんな滅茶苦茶な景気にはなってません。 生産技術が向上し、生産力は高くなったにも関わらず会社は儲けを上げるのに血眼でリストラを繰り返し、従業員を減らして給料総額を減らし、足りない分の労働力を補う為に労働者派遣業という物が広まりました。 これはボーナスもなく、福利厚生も一般社員とは比べ物にならないもので、それらの差額で派遣業者が潤う仕掛けで、つまるところ労働者の賃金を減らす為の仕掛けです。 資本主義では全ての生産は企業の利益の為に吸収され、その一部分しか労働者には渡らず、企業はさらに労働者の利益を切り下げて儲けようとするからです。 これを世界レベルで見たのが南北問題です。 飢餓に瀕する国などに企業が援助したりしてますが、ちゃんとその代価は行政が支払っています。 日本でいえばODAですね。 従って企業のやっている事で言えば、こういう援助は援助ではなく商売です。

bougainvillea
質問者

お礼

たしかに日本の企業は過去最高の利益を実現してるのに 一般人には回ってきませんもんね。ソ連崩壊後、共産主義が 衰退するとともに、資本主義の悪い面が現れてるように思えます。 それが労働強化につながってるとも言えそうですね。

その他の回答 (10)

  • sarujie-k
  • ベストアンサー率28% (67/236)
回答No.11

所属する会社によっては、あなたの言うような現実があります。 私の所属(小額出資している)会社もそうです。 会社の売上余剰利益は契約会員に分配されています。 現在、毎月50万円程度ですのでもう少し仕事を増やそうかと思っていますが、のんびりしたいのでこのくらいでいいやと怠けています。 ですから、週に2~3日は働きますが、あとは、自分のやりたいことをやって過ごしています。 妻はデパートの仕事が好きで、お金のためでなく趣味みたいな感じで楽しんでしごとをしています。 私も日本中の人々が、私の所属しているような会社に入って優雅な人生を送れるようになることを願っています。 余談ですが、天下りしている友人がいますが、数十万の給料をもらっていますが、やることがなくて退屈だと言っています。 少なくとも、私たちは労働から解放されています。 時々、ボランティア活動にも参加しています。 友人にはいませんが、インターネットで儲けて楽しく生活している人も多くなったように聞いています。 ニュースでは、いろいろと言われていますが日本っていい国ですよ。

bougainvillea
質問者

お礼

優雅でよござんすね。

  • E655
  • ベストアンサー率9% (4/43)
回答No.10

他の方が回答していること(時間が空けば更に働けばもっと仕事ができて生産できる)に加えて 機械が増えればそのメンテナンスと改良という新しい仕事が生まれます その無限ループですから 女性は主婦として家事・育児をするもの⇒機械化が進んで炊事洗濯掃除が楽になる⇒男性に負けないぐらい働くという反対に機械化が新たな労働力を生んでいます。 さすがに子供は現在の労働力ではなく学校に行って未来の労働力にしようという国際世論の流れはできましたけど(発展途上国でも学校を作って給食を支給して学校教育制度を整えていますね) サークル活動をしても新しいビジネスが生まれ、また働く人が大勢いるでしょう、働かなくても学んで仕事に知識を生かすとか 人間の欲望と理性が生んだ結果ですよ。

bougainvillea
質問者

お礼

機械化により労働が増えることもあるのですね。 回答ありがとうございます。

  • yakyutuku
  • ベストアンサー率14% (267/1890)
回答No.9

単に消費が増えたからだと思います。皆が車、パソコン、エアコン、テレビを持っているでしょう。19世紀では考えられないことです。生産効率が上がり、かつ消費が増えなければその理屈は成り立ちますね(ありえないけど)。もっとも、私も主婦の労働(家事労働)は実際に半減していると思いますが。

bougainvillea
質問者

お礼

消費の増加が労働の増加につながってると見るのですね。

  • aburakuni
  • ベストアンサー率30% (470/1562)
回答No.8

家事については、電化製品の発達で主婦は楽になりましたが、新幹線が出来てもかえって日帰りを命ぜられ、PCを使うようになって期限ギリギリまで手直しを強いられると仕事は楽になりませんね。 これは2つの要因、欲望(向上心)に限が無い事と、競争に因り楽をした方が負けると言う事があると思います。 かっては必要を満たす為に生産が行われましたが、現在は利益を得る為に生産が行われ、生産に応じた「必要(ニーズ)」を発生するために、新しい仕事(商品開発・宣伝等)が発生しています。

bougainvillea
質問者

お礼

やはり競争が存在するのがラクできない大きな要因になってますね。 さらには需要を喚起して仕事を作り出すと・・・

  • mit73fu
  • ベストアンサー率31% (39/125)
回答No.7

こんにちは。 生産力が向上し、文明が発達しても、それに伴って欲望も増しているからではないでしょうか。昔は歩いて何キロも行ったところでも、今では自動車で行こうとしますよね。便利になれば、ますます便利さを要望する。その繰り返しなのですね。 ですから、欲望を抑える、あるいは欲望をなくすということができれば、労働から解放された、ある種の理想社会を創出することができるかもしれません。でもそれは宗教じみてきますよね。人間、欲望を抑えることは容易なことではないし、普通は苦痛を伴います。 「欲望を抑えない限り、労働から解放されない」 「労働から解放されるためには、欲望を抑えなければならない」 こういうことになりますが、こういう選択をする人もいて、人類は多種多様です。今後どういう方向に人類は進むのでしょうか。

bougainvillea
質問者

お礼

> 昔は歩いて何キロも行ったところでも、今では自動車で > 行こうとしますよね。 この余った時間で仕事してるってのが、よくわからないんですよね。

noname#140971
noname#140971
回答No.6

問題は、生産力が未だ十分には発達していないということでしょう。 が、生産力の発達と人口爆発との競争に勝たねば質問者の想定する社会も空想の社会。 が、生産力の発達と環境破壊との競争に勝たねば質問者の想定する社会も空想の社会。 が、生産力の発達と資源枯渇との競争に勝たねば質問者の想定する社会も空想の社会。 さて、一体どうしたら、空想から科学へと話しを進化させられるのでしょうか? 人口爆発、環境破壊、資源枯渇は、いずれ、生産力の発達のターニングポイントを用意するでしょう。 この来るターニングポイントを迎える前に、生産力の新たな発達を保障する社会を実現できるのか? いずれにしろ、大きな節目に向かっての競争が始まっている気がします。 この21世紀の競争に勝った時、空想が科学になり現実になると思います。

bougainvillea
質問者

お礼

人類の生産力は未だ十分ではないと見るのですね。 新鮮な視点でした。ありがとうございます。

  • cse_ri2
  • ベストアンサー率25% (830/3286)
回答No.5

フランス語で労働を意味する言葉であるトラバーユという言葉の語源は、ラテン語のトリパーリアーレ(拷問(する))だそうです。 欧米人にとっては、働くことは拷問と同意義だから、働くことから解放されたいと願ってきたのでしょう。 しかし、日本人は違います。日本では、労働は美徳です。 誰が言い始めたのか知りませんが、はたらくことは傍(はた)を楽(らく)にする。つまり皆のために働くのだという言い回しがあります。 労働は共同体維持のために必須なのですから、よい日本人は体が動かなくなるか、組織の方から引退を宣告されるまで、ずっと働き続けるのですね。 よい日本人たろうとすれば、どの分野であっても一生働き続けるのが、人の道なのですから、世界がどうあれ、日本では21世紀になっても労働はなくなりません。 まるで勤労を美徳とした宗教改革直後のピューリタンのようですね。 今の欧米人に、こういう考え方をする人がどれだけ残っているか知りませんが。

bougainvillea
質問者

お礼

これはプロ倫の議論ですね。 日本人=勤勉にはだいぶ疑義が提出されてると思います。

  • kensan39
  • ベストアンサー率13% (227/1648)
回答No.4

>人類は労働から解放されないのでしょうか。 されません 文明は労働を他人に転嫁します >週2~3日の午前中だけ働いて、あとはサークル活動」 これはありです 働くなりサークル活動に熱中します しかし これは他人の労働でまかないます これが有名なのはエジプトです 王様を頂点に国が有ると王様が他国の人に変わると悲惨です 紀元前から王様は他国の人が多く稼ぎは全部王様の物ですから 利益は他国の人が持って行きます そして この他国の人で有名なのはローマ人です 我々の近くの国もこれと同じです中国も自国の人が王様の時は たいへん少ないです 日本みたいな国は珍しいのです 日本はギリシャの生き方を選んでしています

bougainvillea
質問者

お礼

古今東西、支配者層は労働から解放されて有閑だと思います。 ちょっと質問とズレてますね。

  • staratras
  • ベストアンサー率41% (1498/3648)
回答No.2

「足るを知る」ことが多くの人間にはできないからだと思います。 例えば、独身で都会に住んで休日にちょっとした買い物に使うだけならば軽自動車があれば実用的には十分でしょうが、より排気量が大きくスピードが出る高価な車を欲しがる若者が多いのはなぜでしょう。 一方では「足るを知らない」欲望の追求が技術や経済の発展の原動力にもなっていますので、それが悪いと決め付けることもできませんが…。 まあ、19世紀末の劣悪な労働環境と比べたら、多くの先進国では現在の方が改善されてきていることは確かでしょうが、日本について言えば「過労死」や「サービス残業」などという言葉が使われなくなるまでには、残念ながら長い時間がかかりそうですね。

bougainvillea
質問者

お礼

「足るを知る」なかなか哲学的ですね。 資源もない日本はやっぱ働くしか無さそうだから 労働環境が良くなるには時間がかかりそうですね。

noname#113190
noname#113190
回答No.1

それは生産の量が増えたからです。 例えば自転車ですけど、戦前は高級品で職人が手作りしており、生産量も少ないのでお金持ちなどしか買えません。 機械化で生産量が上がって庶民が買える様になれば、機械化して沢山作らなければ生き残れませんから、1台あたりの人件費は下がっても、数は増えるので総和では却って上がってしまう。 私の仕事でも、パソコンの性能が悪い頃は大勢でセコセコ時間をかけており、納品単価もそれを繁栄して高いので楽でしたけど、性能が上がると新規参入もでてきて納品単価が下がるので、しわ寄せで人件費をカットして人が減り、残った少数の人間が速いパソコンで大量に処理するから却って労働環境は厳しい。 辞めた人間は他業種に流れるから、人員過剰で給与水準が下がり、値下げ競争で機械化が進んで人を減らす、そうすると辞めた人が他業種に流れて・・・、ということがドンドン進んで行くわけです。

bougainvillea
質問者

お礼

人類は労働からの解放よりも生産の向上を選んだというわけですね。

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