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「お疲れ様」とは言うのに、「お元気様」と言わないのは、何故?
最近のCMで、 「お疲れ様」という言葉は、相手の疲れを思いやって丁寧に「お」を付けている上に、更に「様」まで付けていて、素敵な言葉です といった意味のコピーがありました。 これはまあ、コマーシャルのコピーということで、国語的に正しいと分析しているわけでもないでしょうが、このことからふと疑問に思ったことがありますので、お聞きします。 「お疲れ様」「お生憎様」「ご苦労様」・・・これらはみな、悪い状態の言葉に「お・御」と「様」という丁寧な修飾をつけていますよね。 でも、「お元気様」「お幸い様」「お楽しみ様」という言い方は、私はあまり聞いたことがありません。 せいぜいが「お元気」「お楽しみ」と「お」を付けるまでですよね。 何故、悪い言葉の場合に、いい言葉よりも丁寧な言い方をするんでしょうか。ご存知の方、お教えいただけますか。 尚、既にこの質問があったかどうか、検索し切れませんでしたので、もしあればそちらをご紹介いただくとありがたいです。
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- kogotokaubewe
- ベストアンサー率56% (236/420)
たとえば、最近の天候のお陰で特産の農作物が高値で売れ、経済的にうるおっている地域と、最近、地震等の災害に遭った地域とでは、当然、後者に人々の関心や支援が向けられます。 「元気」「幸い」「楽しみ」という状態にある相手と、「疲れ」「生憎」「苦労」という状態にある相手とを同等に扱わなければならないことはないと思います。 他の方がおっしゃっているように、「ねぎらい」や「思いやり」の気持ちから、前者により「丁寧」な言葉をかけることになるのでは。
- kitasan2
- ベストアンサー率41% (67/160)
面白いことに気づかれましたね。 推測ですが、相手を思いやっての言葉に多く使われるように思います。だから自然とマイナスイメージ?の言葉が多くなるのでしょう。「お疲れ様」「ご苦労様」「ご足労様」「御馳走様」などはねぎらいの言葉ですね。「お粗末様」などは謙遜の気持ちもありそうです。 でも、使い方によっては、軽い皮肉にもなることもありますね。そういう意味では、「お幸せ様」とか、「お楽しみ様」もありそうに思います。
お礼
確かに、マイナスの状態の相手を思いやって、という使い方のように思いますね。 でも、こういった挨拶というの、元々の言葉の省略形から出来ていますよね。 例えば、 「おはよう」←「朝”お早く”目覚めましたね」 「こんにちは」←「”今日は”お元気でしょうか」 「さようなら」←「お別れしたくはないのですが、”左様なら”仕方ありませんね」 で、いい意味の言葉の場合は、 「お元気?」←「”お元気”ですか?」 「お楽しみに」←「”お楽しみに”おすごし下さいね」 でしょうか。 でも、 「お疲れ様」「お生憎様」「ご苦労様」となると、その原型が分らないんです。 そんなことを考えたりすると、皆さんのご回答に納得できる部分もあるのですが、どうもすっきりしないんです。 この「お疲れ様」という言い方って、もしかしたら本来の日本語ではないのかもしれないとも思ったりします。 ご回答、ありがとうございました。
- kobarero
- ベストアンサー率29% (106/361)
「様」には、単純に丁寧というだけでなく、相手を立てる、あるいは、ねぎらう感情が含まれていると思います。 だから、相手にとって何らかの不幸やありがたくないことがあった場合に、「様」が付くのだと思います。
お礼
「様」には、丁寧という使い方と、そういった状態であるという使い方がありますね。 「お疲れ様」の場合は、辞書によると「~なこと」、つまり疲れた状態であることを意味するとなっていました。 でも、それであれば「元気」というようないい状態のことにも「お元気様」という使い方があってしかるべきですよね。 ですから、この「様」は、おっしゃるような「丁寧・相手をねぎらう」という使い方というのが近いというご指摘も、分ります。 そうだとすると、この使い方には何か規則的なものがあるのかな? という更なる疑問も浮かんできました。 ご回答、ありがとうございました。
- ronshen
- ベストアンサー率30% (50/165)
「悪い言葉」なわけじゃなく、相手を「ねぎらう」気持ちですからね。 「お元気様」「お幸い様」「お楽しみ様」などとは根本的に違うと思いますがね。
お礼
もちろん、言葉全体が「悪い言葉」ということではなくて、中に使われている「疲れ・生憎・苦労」が悪いというか、マイナスの状態を表す言葉ですよね。 一方で、「元気・幸い・楽しみ」というのは良い、プラスの状態を表していますね。 その、マイナスが二重に丁寧な修飾の表現をして、プラスは一重の丁寧な修飾しかないという区別が、どうも不思議なんです。 ご回答、ありがとうございました。
- Jasmine_ss
- ベストアンサー率26% (17/65)
「お元気様」は言いませんが、「ごきげんよう」は言います。 「お疲れ様」は相手を敬い、下手にでて、感謝の気持ちを込めるということではないでしょうか。 「お疲れ様」=目上に対して 「ご苦労様」=目下に対して
お礼
「ごきげんよう」は、「御・機嫌・良かれ」ですよね。 こちらも「御」だけが丁寧さを表している言い方のように思います。 「お疲れ様」と「ご苦労様」の区別については、たくさんの質問と回答がありますね。 いずれも言葉全体として「感謝の気持ちを込めている」というのは分るんですけど、これに対して「お元気様」「お楽しみ様」という言い方が「お」だけで「様」を付けないという区別がいまいち分らないんです。 ご回答、ありがとうございました。
お礼
恵まれない、或いはよくない状態になる相手に対しては、恵まれたいい状態にある人に対してよりも、より「丁寧」な言葉をかける、というのも、分ります。 もしそうであるとすると、あくまで心情的な表現でそうなっていると思いますが、それにしては逆にあまりにも規則的だなあ、と疑問に思ってしまいます。 「御+○○+様」というパターンが、ことごとく悪い状態を表す言葉になっていて、私の考えた中では例外がないんです。 これって、やはり何か他の理由があるような気がしてなりません。 「様」は丁寧な意味でなく状態を表している、という辞書の解説が正しいと考えたとしても、いい状態に使わないことの理屈付けにはなりませんしね。 まだ気が付いていない明快な使い分けの理由があるのか、逆に、この用法自体が誤っているのか、残念ながらどうもまだしっくりと来ないんです。 ご回答、ありがとうございました。