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some などは冠詞の一種とみなせば統語論上の問題はありますか?
some などは形容詞と分類されているようです。 冠詞の一種に分類しても統語論的には何の問題もありませんよね? 逆の発想で、仮に定冠詞・不定冠詞を形容詞の一種としても問題は生じませんよね?
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こんにちは! 僕は文法には全く詳しくないのですが、 一方のご提案である、定冠詞・不定冠詞を形容詞の一種と考え てはどうかということにつきましては、そのように考る文法家はいると 聞いていますので、まったく問題ないでしょう。冠詞の 本質ということでは、決定的なことは分かっていないのが 現実だと思います。 一方のご提案である、someを冠詞と考えてはということについてですが、some【など】とおっしゃっていますので、any, every, all...こうしたものも含めてのご提案だと思います。 もしそうした場合に、何かこれまでの伝統文法よりも、すっきりとした 体系性が得られるとか、これまで見えなかった面が見えてくるとか があれば、意味のある変更ということになるでしょう。 しかし、逆に混乱を増すようだと、あまりいい提案とはいえなくなる でしょう。ちょっと考えただけですが、 flower / a flower / the flower / flowers / the flowers という、現在の冠詞(無冠詞を含む)体系に、some を付け加えて、 flower / a flower / some flower / the flower / flowers / some flowers / the flowers としますと、見えてくるものより、混乱のほうが多いような気がいたします。もし、何かの議論をお持ちでしたら、ご披露いただければと思います。
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- Tacosan
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一般論として, (特に英語では) 1つの単語が複数の品詞で使われることもあるので, 「この単語はどの品詞なのか」というのを用例を見ずに議論するのは無意味じゃないかなぁという気がします. 実際, 手元のリーダースだと some に対し形容詞/名詞/副詞の 3つの品詞を立てていますし. それはさておいて, 不定冠詞 a/an の複数形として使われる some を「冠詞」に入れるって話も, どこかで見たような気がします. どこで見たっけかなぁ....
私も昔同じようなことを考えていました。sanoriさんが挙げている「my」などは、長い間「形容詞」だと考えていたほどです。「my」が「代名詞」だと知って驚いた記憶があります。 「オマエは単独で主語になれるのか?」 と切れそうになりました(ウソ)。 久しぶりに少し考えて見ました。まず考えられるのは「叙述用法が存在しない」ということですね。「×My brother is a.」ということです。しかし、この点についてはtaked4700さんが指摘されているように、「限定用法のみの形容詞」も存在するので、「冠詞」を「形容詞」に含めないことの決定要因にはならない気がします。 次に「比較級が存在しないのでは?」と思いました。「×a-aer-aest」「×the-ther-thest」ということです。ただ、「favorite」のように「比較級が存在しない形容詞」も存在します。これも決定要因にはならないようです。 最後に「veryで修飾できない」というのを思いつきました。「×This is very a pen.」「×This is very the pen.」ということです。ただ、「some」も「いくつかの」という意味の場合は「very」はつかないはずです。 このように、「冠詞」と「形容詞」を区別する形式的基準を3通り考えて見ましたが、いずれも決定要因にはならない気がします。特にljusさんが挙げられた「some」を「形容詞」として扱って問題ないのであれば、「a」や「the」を「形容詞」として扱うことに、統語論上の問題はないような気がします。 ただ、「a」と「the」を他の形容詞と区別するのは、形式上の理由よりも、意味論的な実質的理由からのような気がします、とよくわかりもせずに書いてしまいました。 言語学の専門家の方の回答がほしいですね。
- lemaylinda
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可算名詞と、不可算名詞を区別するために、冠詞が必要だとおもいます。 もし形容詞の一種と考えたら、こういう役目は形容詞にはないので、困るんじゃないでしょうか。
- taked4700
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あくまで自分の考え方と言うことですが、自分も、冠詞は形容詞の一種と考えていいと思っています。 もともと、言語に共通な品詞と言うのは、名詞、動詞、そしてそれぞれを説明する形容詞と副詞しかないはずです。そういう意味で、すべての品詞は、これら4つのうちのどれかに還元できるはずだと思っています。 また、冠詞は名詞の前にしかつかないから形容詞とは違うと言われていますが、形容詞のなかには名詞の前にしか使われないものも結構あります。反対に、動詞の後にしか使われないものもあります。 cambridgeのinternational dictionary of english は、adjectiveの項にbefore noun だけの用法のものとして、polar, chronic, latest などをあげ、同様に、after noun のものとしては、asleep, sorry,upset などをあげています。 なお、形容詞や副詞は、名詞と動詞の中間的な存在とする考え方もあるようです。
- Ganbatteruyo
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Gです。 こんにちは!! wikipediaに書いてある事もそうですが、それは書いていない実際に形容詞とは考えられないと言う理由のひとつにBE動詞の後に来る補語として独立して使わない・使われない、と言う事も大きな理由になるはずです。 これでいかがでしょうか? 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
- sanori
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面白い発想ですね。 たしかに、一見、形容詞的に見えます。 しかし、 冠詞は形容詞と違い、名詞の前に必ず置く/置かないのルールがあります。 私のほうで、もう一つ例を思いついたのですが、 所有格の my your his her our their も、一見、形容詞としてよいように思ってしまいそうですね。 しかし、所有格を置くとき、所有格の前にも後ろにも冠詞は付かないルールになっていますから、やはり形容詞には分類できませんね。 以下は、参考ということで貼っておきます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%A0%E8%A9%9E