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“fait de l'effet ”の各語の文法上の正確な定義とそれぞれの意味を教えて下さい。
シャンソン “Coin de rue ” http://www.paroles.net/chansons/13028.htm の1番の歌詞の上から10行目、 “Un comptoir tout neuf qui fait de l'effet ” の“fait de l'effet ”の各語の文法上の正確な定義とそれぞれの意味を教えて下さい。 ここで与えられている和訳は「見栄えのいい」で、注釈には“faire de l'effet ”で「引き立って見える」とあります。 この“qui ”は関係代名詞で先行詞は“Un comptoir ”、つまり「見栄えのいい(ところの)カウンター」という意味になります。また、“fait ”は主語が“Un comptoir ”なので直説法現在形の三人称単数の活用形になっていると思われます。 次に分かっているのは男性名詞“effet ”で、これは「効果」とか「印象、感じ」というような意味があります。で、これに定冠詞 “le ”が付いてe´lisionしている、ということと、ここでの“faire ”は「(音・煙など)を立てる、出す、生じさせる」という意味で用いられていると思われます。 しかし、よく分からないのは、ここにまたなんで“de”と“le ”が“effet ”の前にあるのか、ということです。これらがそれぞれ部分冠詞と定冠詞だとすると、何となく分かるような気もしないではないですが、今ひとつ確信が持てません。というのも、単に“faire effet ”だけで「動詞+名詞(目的語)」としてセンテンスとしては十分だという気がするからです。 英語ならさしずめ“make(s) effect ”で、定冠詞“the”や部分冠詞(とは英文法上言いませんけれど)“any”などなくとも十分センテンスとして成立するからです。もしこれらを入れるとすると、“a counter which makes the any effect ”と“effect ”の前に余計なものがゾロゾロくっついていて、文法上誤っているセンテンスになってしまいます。 もちろん英文法と仏文法は違うので、英文法はそのまま仏文法には当てはまらい、ということは、頭では分かってはいるつもりなのですが、どうも落ち着かないというか、気持ちがmauvaisなのです。
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本日のタイトルは “ 山椒は小粒でも~ petit mot de grande valeur ” 文法(部分冠詞)と熟語との二つに分けて筆答致します ●文法(部分冠詞):名詞の前(du, de la, de l') では 少しのとか、その一部のとかの意味です 邦訳はこの意味を敢えて添えません (1)量が特定できない事を示す:物質名詞や抽象名詞で boire de la biere,utiliser du bois,avoir du talent (2)天候の場合: Il y a du soleil, de la brume (3)動詞faireと共に、その名詞の活動を示す: faire du sport, de la musique ●熟語:faire de l'effet ⇔ faire effet の区別 この二つを区別しないでfaire(de l')effet と表記の辞書もあります effetをefetと書いていた時代にfaire efetは、faire impressionの意味で、これは新用法と 時代を経て、両者の用法と用例が混同されているようです ●faire de l'effet :視覚や心に訴えて、賞賛や驚きを生み出すこと 比較的好印象を与えるもの ●faire effet :予想される結果、効果を生じさせること 例えば、薬(medicament)を飲んだら それが効いてくるとか le medicament va faire effet rapidement 従いまして、この詩の場合には、faire de l'effet となります 無論、句の区切り(cesure)から見ても Un comptoir tout neuf/ qui fait de l'effet が前半後半がそれぞれ5音綴(pentasyllabes)で 合計10音綴(decasyllabes)で韻律(metre)が良くなっております 最後に、全く微細ながら『de』は味があります 本日のタイトル(titre)へのご感想は如何??? Ce titre va faire de l'effet???
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〉“fait de l'effet ”の各語の文法上の正確な定義 とはもしかしてこの語群のanalyserを希望されているのでしょうか。 では、以下に fait = 従属節(関係節)中に置かれて、直接法現在・三人称単数形に活用している動詞。主語は"qui"。 de l' = 部分冠詞男性形duの母音字省略形 effet = 普通男性名詞・動詞"fait"の直接目的補語 「部分冠詞」ならび「faire de l'effet」に関しては、#2の方が明解かつ簡潔に説明されているので省略します。
お礼
>もしかしてこの語群のanalyserを希望されているのでしょうか。 厳密に言うと、そこまで求めてはいないのですが、“de l' ”に関してはおっしゃる通りです。日本語で質問するというのもなかなか難しいですね。きちんと自分の質問の意図が回答される方に伝わっていないのは、質問の文章の書き方がよくないせいです。 ただ、ご回答は大変勉強になりました。ありがとうございました。
おはようございます。22時に就寝したらこんな時間に起きてしまいました。まだ散歩するにはちと時刻が早いようです。。。 最初に一つ確認しておきますと、 部分冠詞というのは、「deとle」の両方をまとめて指して、言います。または「deとla」の両方です。 なので、「du」「de l'」「de la」と、否定形で用いる「de」という 4種類が、部分冠詞と呼ばれるものです。 すべて、「量」をあらわします。someやanyみたいにです。否定のdeはゼロです。 「個数」を数えるべきときは、不定冠詞の「un」「une」「des」や数字を使えばよいのですが、 世の中には、数えてよい物や数えてよい状況がある一方で、 数えることの出来ない物や数えない状況というものがあります。 うまく使い分けてみてください。 ご承知のことでしょうが、これらは、定冠詞の働きとは、まったく違うものですね。 下記の2で説明しましたので、参考になれば幸いです。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2895234.html さて、ご質問の箇所です。 詞を読むと、喫茶店と、カウンターと、花屋さんがある、というくだりですね。 faire effetという成語も存在しますし、これ自体は前後がなければ意味は同じことです。 faireがやりがちな成語で、 faire malとか、faire dodoとか、冠詞を省く言い回しがあります。 身近に使う言葉に多いようです。avoir faimや avoir sommeilと似た省き方です。 詞の場合は、音楽にのせるため語数を調整する必要があるでしょうから、 語呂のいいほうを選ぶでしょう。faire effetは3音ですが、faire de l'effetは5音ですからね。 で、ここのde l'は、おっしゃるとおり部分冠詞です。 ここのfaireは、何らかの効果や影響や結果を「引き出す」「生じる」の意味です。 たとえば、faire du bruit あるいは faire du bien のように。 ご質問の箇所は英語なら、直訳しても、 a counter which makes some effect ですね。部分冠詞というのはsomeだから、つまり、「量」だからです。 かならず、量や数を伝えたいときは伝えるのが、印欧語の鉄則です。 成語以外で省くときは、それなりの理由がなくてはいけないです。 たとえば、先日の、deのうしろのあれとあれとあれがそうですね。 印象効果、騒音、良いこと、というのはそれぞれ、l'effet、le bruit、le bienです。 概念としてのこれらは定冠詞であらわしてよいです。 数えない定冠詞、つまり単数の定冠詞であらわせばよいです。 しかし、目の前に、心の中に、具体的に伝わってくるとき、これらには量の多寡があります。 とても大事なことなのですね。話相手に伝えるために。 一つ、二つ、幾つか、ならun、deux、des、であらわせますが、 液体だったり、重量だったり、感情だったり、そういうときは、部分冠詞 du、de l'、de la、であらわすわけですね。 部分冠詞の部分というのは、総体の一部、という意味です。 印象や効果にはいろんなものが、世界中にあるけれど、その一部が、一種類が、若干、カウンターに生じているわけですから、 un comptoir qui fait de l'effet で正しいのですね。 もしも un comptoir qui fait effet と成語を使ったら、 印象や効果をどう醸しているのか、あまり伝わりません。 当然、もっと説明が欲しくなってきます。 「より印象的な」や「重々しい」など形容詞または副詞をつけたりとか。誰に対してなのか、とか。
お礼
>部分冠詞というのは、「deとle」の両方をまとめて指して、言います。または「deとla」の両方 >「du」「de l'」「de la」と、否定形で用いる「de」という4種類が、部分冠詞と呼ばれるもの そうでした、文法の本で確認しましたら、確かにそうなっていました。どうも“du”だけは“du vin”や“du pain”など(何て飲み気と食い気しかないのだろう、私は…)の例で覚えてはいるのですが、これが最初が母音で始まると“de l'”や“de la”になることをすっかり忘れていました。まだまだ私は勉強が足りませんね。 また、参照URLのコメントも併せて拝見させて頂きました。 大変分かり易いご説明、どうもありがとうございました。
お礼
“faire effet ”というイディオムもあり、また、それと“faire de l'effet ”とは意味が異なるのですね。実は、私が疑問に思っていたことがうまく質問文に書けていなかったのでは、と思っていましたが、見事に私の頭の中の靄を払いのけて下さって、とても感謝しています。 しかも詩の韻律に関しても言及して頂き、ありがとうございます。それはまだ勉強したことがありませんが、近い将来、シャンソンの講座を受講する際にはぜひ気を付けてみたいポイントだと思います。そういう意味では、将来勉強する際のコツを伝授して頂いた様な気がしました。 蛇足ですが、実は私の持っている本に書かれている詩の歌詞とサイト上の歌詞とは語が違っているのです。前者では“tout neuf”が“flambant”になっているのですが、いずれにせよ意味は同じですし、サイトの歌詞の語句の方が直接的で分かり易いのでそのままにしておきました。