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フランス語文法についての解説と連語の使い方
- フランス語文法のde, des, duについての解説をお願いします。特にde+duの使い方について詳しく教えてください。
- フランス語の新聞記事でよく見かけるde+名詞のパターンに戸惑っています。連語として覚える他のコツはありますか?
- フランス語における連語の使い方について教えてください。例えば、le risque de consultationやles lieux de travailなどです。
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はじめまして。 ご質問1: <(1)La prise de conscience→de+du(不可算名詞につく部分冠詞?) それとも同格のde?> 部分冠詞でも同格のdeでもありません。 1.このdeは動詞の直接補語を導く前置詞になります。 2.この名詞句は元々、動詞句prendre conscience de qch「~に気がつく」を名詞化したものです。この動詞句では、conscienceは動詞prendreの直接補語になっています。 3.つまり、La prise de conscienceでは、priseはprendreが名詞化したもので、conscienceはprise<prendreの直接補語(目的語)になっているのです。 例: prendre conscience(直訳)「知覚を得る」 →La prise de conscience「知覚を得ること」→「自覚」 ご質問2: <(2)des dangers→de+les> その通りです。 このlesは、du tabagisme passifでdangerを特定しているために、使われてている定冠詞です。 ご質問3: <(3)du tabagisme passif→de+le> その通りです。 このleは、passifでtabagisme を特定しているために、使われてている定冠詞です。 ご質問4: <自分が使うときは La prise de la conscienceと絶対言ってしまいそうなのですが、これは連語として覚えるしかないのでしょうか?何かコツがありましたら教えてください。> 1.基本的に、deの後に来る名詞が不特定の名詞、抽象名詞、総称的に使われる名詞、種類・性質・材料を表す名詞などの場合は、定冠詞を用いないのが一般です。 例: un homme de courage「勇敢な人」 robe de soie「絹の服」 2.conscienceの場合、「知覚」「意識」は抽象名詞なので、無冠詞で使われます。 例: avoir conscience de「~を覚える」「~を知る」 3.一方、conscienceが「良心」「本心」の意味で使われる時は、部分冠詞や定冠詞が付きます。これは、「良心」に特定性があるためです。 例: avoir de la conscience「良心的である」 avoir la conscience large「寛大である」 上記の句を用いる場合、conscience「良心」は文脈の中の、ある特定の人に関して使われます。そのため、定冠詞や部分冠詞がついているのです。 ご質問5: <le risque de consultation, les lieux de travailなど> 1.le risque de consultation: このconsultationは「診察」という総称的な名詞として使われています。特定していないので、定冠詞は必要ないのです。 2.les lieux de travail: (1)このtravailも「仕事」という総称的な名詞として使われています。特定していないので、定冠詞は必要ないのです。 (2)この句全体で一般的な「職場」というニュアンスで使われています。 (3)もし、この「仕事」に定冠詞がつき、les lieux de travailとなっていれば、前出の特定の仕事を指し、「話題に出ているその仕事の職場」という特定性が出てきます。 3.以上のように、deの後の名詞に定冠詞がつくかどうかは、その名詞の総称性、抽象性、特定性によります。総称的なニュアンスでは、定冠詞をつける必要はないのです。 1月1日から実施されたこの法律、元旦はややtorerantで監視も緩めでしたが、2日からはcontroleurも見回りして、厳重な規制が敷かれています。タバコを吸わない身としては、大歓迎の法律です(笑)。 以上ご参考までに。
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deに続く定冠詞の有無の問題ですね。 prise de conscience のように conscienceがlaを伴わないと、 prise de conscienceで一つの複合語のようになるんです。フランス語は英語のように名詞を二つ並べて複合語をなかなか作れませんから(ドイツ語だと完全にハイフンもなしに合体させます)、このようにdeなどの前置詞で二つの名詞を結びつけます。 あと、#1の方も仰っていますが、prendre conscience de qchで一つの成句になっているんですね。つまり、元の動詞の表現の段階から冠詞がなくなっているんです。 prise de la conscienceとしてしまうと、 priseと conscienceの結び付きが弱くなり、例えば prise de la conscience claire(意識をはっきりすること)のように使います。 des dangersになっているのは、danger du tabagisme passifには いくつか種類があって、その全てだということを表しています。du tabagisme passifは tabagisme passifは一つしかないからです。 >これは連語として覚えるしか ないのでしょうか?何かコツがありましたら教えてください。 そうですね、連語というか複合語として一つの単語のように覚えていった方がいいと思います。そして、大概、de+無冠詞のパターンは 日本語では「の」がつかない場合が多いです。acoacosaruさんが引用された les lieux de travailも「仕事場」という風に日本語では言いますからね。 これは理屈よりも少しずづ感覚を掴んだ方がいいと思います。冠詞の有無は読む時にはさほど困らないでしょうけど、問題は書く時だと思いますが、沢山読むことで、これは冠詞がいるんだ、これは冠詞が要らないんだと反射的に見分けられるようになります。尤も 間違っても通じるとは思いますが、フランス人は文法にうるさいので、しっかり覚えるしかないですね。
お礼
こちらもご回答ありがとうございます! フランス人の友人に同じ質問をしてもはっきりした文法の説明はなく 彼らも感覚で慣れるしかないと言っていました。 たくさんの文章を読んで早く冠詞を使いこなせるようになりたいと思います!
お礼
詳しいご回答ありがとうございます! La prise de conscienceのdeは前置詞でしかも動詞句が名詞化したものだったのですね。 全く考え付きもしませんで目から鱗でした。 今後はdeの後に来る名詞の性質を念頭において勉強していきたいと思います。 フランスのカフェにはタバコの煙がつきものでしたが 多くの人がこの法案に素直に従っているところを見ると フランス人も健康に気を使うようになってきた証拠ですね。