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“d'amour ”の“d'”の文法上の正確な定義とその意味を教えて下さい。

シャンソン “Mademoiselle de Paris” http://www.paroles.net/chansons/17827.htm の歌詞の下から14行目、 “Elle oublie qu'elle a pleure´ d'amour” の“d'amour ”の最初のe´lisionしている“d'”の文法上の正確な定義とその意味を教えて下さい。 “amour ”は男性名詞で、ここでは単数形ですから“l'amour ”になっているなら分かり易いのですが。“L'amour est bleu”(恋はみずいろ)というシャンソンもありますし。 また、これが仮に“de”の省略形だとすると、“de”には「《原因》…のせいで」という意味がありますから、もしこれの元の形が“de”なら、「恋のせいで(恋のために)泣いていた」という訳になるのではないかと思われますが、どうでしょうか? なお、その前の“elle a pleure´”は複合過去形であることは分かっています。助動詞avoirのelleの活用形“a”+“pleurer”の過去分詞“pleure´”ですね。

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noname#96295
noname#96295
回答No.3

意味はそのとおりです。原因の前置詞です。 冠詞についてですが、 部分冠詞 du, de l', de la, や不定冠詞複数の des は、 前置詞のdeのうしろでは、省かれます。 愛amourは、総称は単数定冠詞をつけ、l'amourとなりますが、 実体や具体性を持つ場合は、部分冠詞をつけ de l'amourとします。 この部分冠詞が、前置詞deの後ろにくるときには外されます。 Elle oublie qu'elle a pleure de (de l')amour. なので、量の観念をつたえる部分冠詞のかわりに、 実際に量を述べれば、例えば次のように変えることができます。 Elle oublie qu'elle a pleure de maintes fois d'amour. ここのmaintes fois d'amour の前置詞deのうしろに冠詞がないのも、 同じ理由です。部分冠詞が省かれています。

se_tutoie
質問者

お礼

なるほど、実は全部の品詞を、省略される前の姿で並べて書けば、「前置詞+部分冠詞+定冠詞+名詞」ということだったわけですね。そしてこのうち、事実上省略されたのが部分冠詞と定冠詞の2つだった、ということですね。 何だかすごい「謎解き」をやって頂いた様な気がしました。ありがとうございました。大変勉強になりました。

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noname#47281
noname#47281
回答No.2

フランス語のdeはとにかく用法が広いですね。勿論、ご察しの通り、ここでは原因を表しています。訳すとしたら「恋に泣いた」はどうでしょう?

se_tutoie
質問者

お礼

>deはとにかく用法が広い 本当にそうですね。私もdeとかduとか、短い語の方が多義的でかえって使い方が難しいと感じます。私も時々本当にpleurerしたくなります。 >「恋に泣いた」はどうでしょう そうですね、和訳としてはその方がすっきりしてますね。要は失恋して泣いたということなんでしょうが…。 ご回答ありがとうございました。

  • trgovec
  • ベストアンサー率52% (2538/4879)
回答No.1

おそらくそれでいいと思われます。pleurer d'amour 自体は見つけられなかったのですが pleurer de joie 「うれし泣きする」 pleurer de de´pit 「悔し泣きする」 pleurer de rire 「笑いすぎて涙が出る」 このような表現が見つかりますので、de は原因と解釈してもいいと思われます(もっとも d' は de の省略形しかありませんが)。 上の3つのうち2つが無冠詞の名詞が使われています。正直動詞句の中の冠詞・無冠詞については微妙でどう使い分けるかはよく分かりません。 「うれし泣き」にしろ何泣きにしろ、その場合ごとに「特定の事情・原因」はあるわけですから定冠詞をつけたくなりますが、これらの表現はそこまで言及せずに「泣きの種類」ぐらいの気持ちで言っているのかなと思います(これは自分の感想です。どなたか詳しい人がいたら補完していただきたいと思います)。

se_tutoie
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。また、他の“pleurer”の用例も挙げて頂き、大変勉強になりました。 >「うれし泣き」にしろ何泣きにしろ、その場合ごとに「特定の事情・原因」はあるわけですから定冠詞をつけたくなりますが おっしゃる通りです。そこが私にもよく分からない点でもあったので、あえて“L'amour est bleu”の例を持ってきたのですが、冠詞は日本人である私にはその使い分け(基本的なのは別として)はあまり深く追及しない方針ですので、今回は質問をパスしました。

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