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和傘
江戸時代以前の和傘は紙に油を塗布して撥水加工をしていたと思いますが、地は紙ですがどのくらい長持ちしたものだったのでしょうか? 普通に使って、今の傘のように何年も使える物だったのでしょうか。
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実際に使っていた経験者です。 ですがハッキリとした耐用年数は知りません。大体、今のコウモリでも何年もっているのか知りません(苦笑)。 紙を何かに引っ掛けて破り、ダメにしてしまうことが多かったですね。 それと長期間使っていると、傘の開け閉めで紙の折り目がヘタってきます。紙の折り目の凸部の方がだんだんと毛羽立ってきました。それでもそこが裂けるということはなかったですね。 裂けるまで、よう使わなかった、それより先に何かに引っ掛けて破ってしまったということです。 それで寿命は・・・エイヤっと2~3年くらいだったかなあ? 防水性能はよかったですよ、木綿のコウモリは大雨だと霧のように雨漏りがしましたが、紙の番傘はそういうことはありませんでした。 欠点は、重い、臭い(油)、破れる ということです。 それと濡れた傘は干すということが、コウモリ以上に大事でした。 私の使っていた番傘は安物でしたが、いい紙を使った上物はもっと長持ちしたかもしれません。 別件:尻を拭くのに、新聞紙、木の葉、石を使った経験があります。 新聞紙は揉んで柔らかくして使う。尻が黒くなっても知ったこっちゃありません。グラビア紙はツルツルしていて具合が悪く、揉んでも凸凹の突起が鋭角で尻が痛くてダメでした。 木の葉は小さくて具合が悪く、草の葉は破れ易いのでいけません(昔の人はどんな葉を使ったのだろうか、蕗の葉の生乾きだったらいいかも)。 石は、拭くというよりも、横から「こそぎ取る(こそげる)」という感じですね。竹べらでも木べらでも使い方は同じだと思います。 石は平たくて煎餅状の丸みのあるものがよろしい(木の葉と石は登山で紙に窮したときの経験から)。
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- Pinhole-09
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江戸に詳しい笹野良彦氏によると、破れた唐傘を買い集め、張りなおして売っていたそうです。 時代小説に出てくる裏長屋でしている、浪人の傘張りとはこの事だそうです。 石川英輔氏も同じことを書いています。 唐傘はよい物は2朱(時代により500~700文、1両10万円として1万2千円位)と結構高価ですから、3年位は持ったのではないでしょうか。 大黒傘と呼ばれた安ものの番傘もあって、値は不明ですが1年位と想像されます。
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傘もリサイクルして使っていたのですね。 浪人の傘張りは張りなおしの事だったのですね。 唐傘は結構良い値段がしたのですね。 ありがとうございました!
お礼
紙の折り目のヘタリが最初だったのですね。 それでも2、3年は持っていたのですね。 紙だと何か出っ張りに引っ掛けて破ってしまうのは仕方ないですね。 番傘は大きくてものすごく重そうですね。 折り畳み傘やビニール傘になれているので、重みが嫌になりそうです。 新聞紙や木の葉はともかく、石は想像つかないですが、丸みのある石だと、なまじ新聞紙や木の葉より肌への当たりは良さそうな感じもしますね。 ウォシュレットを開発してくれた衛生陶器メーカーには大変感謝ですが、あれを使うと、逆にトイレットペーパーだけでは完全にふき取れていないんじゃないかと若干不安になるから不思議なものです。 ありがとうございました!