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うつ病と免疫の関係について
お医者さんか専門家の方がいらっしゃればよいのですが。 うつ病と免疫系の関係について質問させてください。 うつ病患者は (1)HPA系が活性化している (2)免疫系、特にサイトカインなどが上昇しているようです この2つはどのように繋がるのでしょうか?ストレスな状態にずっといるとするとHPA系は活性化すると思います。 (1)HPA⇒コルチコステロン⇒免疫系を抑制するはず にもかかわらず何故サイトカインが上昇するのは何故なのでしょうか? (2) まずサイトカインがどこからか過剰生産されて サイトカインなどが上昇⇒HPA系は制御するために活性化⇒海馬などがやられる⇒負のフィードバック制御が利かない⇒どんどんサイトカインが出てくる と考えたとすると、初めにサイトカインを出すのは誰なのでしょうか?トリガーになる刺激があったりするのだろうか?と考えてしまいます。 もっというなら、感染すればはやり「うつ病」になるのでしょうか?
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- alanami
- ベストアンサー率43% (17/39)
HPA系の詳しい背景は分からないのですが、サイトカインが出るからといってそのサイトカインが必ずしもIFNやTNF系の炎症性サイトカインとは限らないのではないですか? 免疫系を負に制御しているTGF-bやIL-10などのサイトカインの関与はないのですか?
- ramp1
- ベストアンサー率25% (1/4)
神経ペプチドと免疫系とのクロストークに関して研究していたものです。 完全な答えになるかはわかりませんが、まず「HPA系が活性化している」というのは事実なのですが、では免疫系への影響はというと、主にNK細胞(ナチュラルキラー)の活性が低下します。その結果、風邪などを引きやすくなります。 それとは別にうつ病では脳のモノアミン作用が低下し、主に自律神経系が乱れます。 その結果、交感神経からNPY(ニューロペプチドY)など(これだけではなく多くの神経伝達物質の異常が起こっていると思いますが)が普段より多く出てきます。サイトカインの活性化、このようなニューロペプチドは免疫細胞からサイトカイン分泌を促進するものがあります。(低下させるものもあるのですが) http://www.elsevier.com/wps/find/journaldescription.cws_home/506023/description#description なども参考にしてください。
お礼
お返事ありがとうございます。 NK細胞の話は了解しました。免疫細胞といっても炎症性サイトカインを出すマクロファージなども免疫抑制のターゲットになるわけですよね。 おかしなことを言っていたら申し訳ありませんが・・・ 私が当面知りたいのはうつ病では (1)なぜか分からないがサイトカイン濃度が上がってる⇒HPA活性⇒サイトカインやその他の神経伝達物質の異常によってHPA系の制御が利かない。⇒コルチコステロンは出っ放し⇒?? ここから分からなくなってしまったのです。 (2)ストレスなどによってHPA活性⇒コルチコステロンによって免疫は抑制されているが他にサイトカインを出すところがあって、それはコルチコステロンの影響をうけない⇒サイトカイン濃度が上昇⇒HPAは更に活性化 これが「うつ病」みたいなものになるのか?ということでしょうか? 「サイトカイン濃度が上がってる⇒HPA活性」は納得できるのですが 「HPA活性⇒サイトカイン濃度が上がってる」というのが不思議だったわけです。 こんな単純な話にはならないと思いますが、コルチコステロンによる免疫抑制で必ずしもサイトカインの産出を抑えるということではない(他にもサイトカインを出す機構があるから)。ということなのでしょうか。
- 52blz
- ベストアンサー率60% (71/118)
そもそも「うつ病」は今のところ、症候群のようなもので 症状だけでなくその成因なども様々です。大きなわけ方だと「心因的なもの」「体の変化によるもの」「他の精神疾患によるもの」といったところでしょうか。 その仮説も様々で、教科書などに載っている有名なのはモノアミン仮説などでしょうか。海馬などの神経障害が原因ではないかという研究も行なわれているようですが、もちろん研究段階です。 ということで専門家どころか、そのサイトカイン説?の研究に直接携わっている人でないと納得のできる答えはもらえないかもしれません。 ちょっと気になったので、そういう記述があるページを調べてみました。 いくつかの論文から引用しているのですが、それらを合わせた結論の所では辻褄が合っていないように思えました。 まともな回答にならず申し訳ありません。
お礼
お返事ありがとうございます。免疫系とうつ病の関係を調べております。動物はラットでサイトカインを投与しております。 実験結果を解釈する上で モノアミン仮説、神経新生説、受容体感受性変化などとの整合性はどうなるのかを知りたいのです。もちろんこれらはまだまだ研究段階ですが、 (1)モノアミン再取り込み阻害薬の長期投与で抗うつ薬になること (2)電気刺激で海馬の神経新生が促進されること などが知られているので、無視することはできません。 論文を見ても(きちんと私が調べられてないのかもしれませんが)まず 「うつ病患者では血中の炎症サイトカインの上昇が見られる」 「インターフェロンが副作用としてうつ症状をもたらす」ということから免疫とうつの関係が調べられているようでした。
お礼
お返事ありがとうございます。 代表的なサイトカインはIL1、TNF、IL6などの炎症性サイトカインのようです。また同時にIL10などの抗炎症性サイトカインも産出されるようです。 生体内のネガティブフィードバックのようなものでしょうか。