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*He faked asleep./He proved wrong.
*He faked asleep. が正しい英語であるとの認識が一部の先生方にあると聞いて日本の英語教育に愕然としたことがあります。それはさておいて、He proved wrong. との構造の違いは、どのように説明されますか?動詞の性質の違い、とみなすのでしょうか?その場合はその種の動詞は特別な名前があるのでしょうか?○○動詞、みたいにです。
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こんにちは。 1.He faked asleep.: Fake「~のふりをする」は目的語をとる他動詞ですから、形容詞を持ってくることができません。動名詞を用いてbeing asleepにするのが便法としての文法が定めるところです。そうすればSVOの第3文型になります。Asleepに「睡眠」という名詞がないことが、この問題のヒントになります。 2.He proved wrong. この文では、wrongが名詞・形容詞両方の働きを持つところが、上の文と違うところです。 「間違いを証明する」の意味なら、proveは他動詞になり、wrong「悪」が目的語となりますから、SVOの第3文型になります。 「間違いだとわかった」の意味なら、proveのあとにto不定詞を用いる用法もありますが、このように直接形容詞を補語ととることも可能です。この場合proveは不完全自動詞でwrongは補語Cとなり、SVCの第2文型になります。 3.他動詞と不完全自動詞の違い(第2文型と第3文型の動詞の見分け方): 文法上は目的語を取るのを他動詞、補語をとるのを不完全自動詞と呼びますが、ここではご質問文の意図に従って、第2文型と第3文型の動詞の見分け方をご説明します。 第2文型と第3文型の動詞を区別するひとつの目安は、主体の意志が伴うか伴わないかということです。上記のproveを見ても、他動詞「証明する」の場合は主語が「自ら動作を行う」能動的なニュアンスがあり、不完全自動詞「~だと判明する」の場合は、主語の意志にかかわらず「自然に行われる」受動的なニュアンスがあります。 同じ動詞で第2、第3文型になる文を比べてみます。 It tasted sweet.「甘い味がする」(SVCの第2文型、不完全自動詞) He tasted it.「それを味見する」(SVOの第3文型、他動詞) It grew dark.「暗くなった」(SVCの第2文型、不完全自動詞) She grew roses.「バラを育てる」(SVOの第3文型、他動詞) 以上、他動詞と不完全自動詞の「主体の意志の有無」がみてとれると思います。 以上に従えば、fake「ふりをする」は主体の意志で「自ら動作を行う」能動的な動詞になりますから、目的語を必要とする他動詞ということになります。 以上あくまでご質問文の主旨に従い、第2文型と第3文型の動詞の違いについてご説明しました。別の文型の区別になるとまた別の説明が必要になりますので(例えば第1文型のlook「見る」と第2文型のlook「見える」の違いなど)、それはまた別の機会ということで。以上ご参考までに。
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taked4700さんへ ご返事ありがとうございます。 ~~~ 自分は、なにも、He faked asleep. が正しい文章だとは、一度も発言していないと思いますが、どこを見て、許容していると言われているのですか。~~~ 申し訳ありませんでした。私はtaked4700さんの「必ずしも、fake の後に名詞だけが来るとも言えないようです。上の例では、形容詞のsick の用例のほうが10倍にもなりますから。」というのを一般的な記述だと勘違いしていました。その上で、「形容詞が直接来る場合」と「beingを伴う場合」の違いを「一時性」の有無で説明されているのかと思っていたのです。 それにしても、「enjoy」の場合は「一時性」云々を言うまでもなく「他動詞だから形容詞はダメ」と言えばよいわけです。それに比べて、「sick」はOKで、「asleep」は不可というのは、やはり「fake」というのは厄介な動詞だという思いを強くしました。
- taked4700
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こんにちは。datelummyさん。 自分は、なにも、He faked asleep. が正しい文章だとは、一度も発言していないと思いますが、どこを見て、許容していると言われているのですか。 次の発言でしたら、単に、fake という単語の意味から考えて、「一時性」の意味を有するbeingが必要とされるのだという発言です。 >fake についてだけ回答します。 >これは「振りをする」という意味ですから、根本的に本当のことではなく、一時的なものであるわけです。その意味で、「今一時的に行われている」という意味の進行形、つまりは、ここでは、being という動名詞になりますが、意味としては、「一時的にそういう状態だ」という表現が必要になるわけです。 >なお、googleで、 "faked sickness" の検索結果 約 1,320 件 "faked sick" の検索結果 約 11,500 件 のように出てくることで分かるように、必ずしも、fake の後に名詞だけが来るとも言えないようです。上の例では、形容詞のsick の用例のほうが10倍にもなりますから。 後半部分はasleep に関してのことではなく、sick についての発言です。 もともと、He faked asleep. が許容されると発言されているのは、http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2926430.html のNo.4で、06miyachanという方です。それを次に引用しておきます。 >b) He faked asleep. > a)と b)との違いは、「being」の有無だけですね。なぜ、「being」をつける理由は? となりますね。先に述べたように、「be」とは、本来にないものからの在り方を述べるものですから、 >b)の場合は、「普通に、ありふれた、いつもやっているように、目をつぶって寝ているかのように振る舞った」となります。これは、「現在」の続きという感じです。 上の文章は、taked4700のものではありません。06miyachanサンのご発言ですから、06miyachanサンへご質問ください。
NO8です。すいません、間違えました。 NO8の「hachioshiさん」をすべて「taked4700さん」に訂正します。 申し訳ありませんでした。
hachioshiさんへ 質問の内容に直接関係しますし、私の回答にも関係するのでお尋ねします。 hachioshiさんは、 (1)He faked asleep. (2)He faked being asleep. 上の表現は両方とも許容しうると考えているということでいいでしょうか? (1)と(2)の差を述べていらっしゃるということは、(1)の正当性を前提にしていると思うのですが。たとえば、 (A)Do you enjoy in your club? (B)Do you enjoy being in your club? 上の(A)は非文です。したがって、(A)と(B)の違いを論じる基礎がありません。(1)と(2)の区別を述べているということは、(1)の正当性を前提にしていることになりますよね? ★NO6でも述べましたが、この点は私自身よくわかっていません。「自信なし」です。
- taked4700
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こんにちは。まず、質問者のhachioshiサンに補足要求をします。 次に、No.6で発言されているdatelummyサンの御疑問というか、ご発言にお答えします。 (1)hachioshiサンへの補足要求です。 自分の発言が削除されてしまったようですね。しかし、なぜ削除されてしまったのか、多少納得がいきません。 「*He faked asleep. が正しい英語であるとの認識が一部の先生方にある」と、先日のカルチャーセンターで話題に上ったということなのですよね。いったいどんな形でこの話が出てきたのですか。そして、当然、この形は間違えであるはずだという文脈の元に話題に上がったと思うのですが、その時に、一部の先生方がこの形が正しいと主張するその理由が説明されはしなかったのですか。 (2)一時的な状態を表すということと、動名詞という名詞という感覚は、もともと同じものだったのです。だからこそ、同じ形であるわけです。つまり、動名詞とは、その動作が「動詞」から、より具体化し、より可視化し、結果的に「名詞」になったものだからです。動作は、時間の経過に従い、消えていくというか、過去のものになってしまいます。または、習慣を示す現在形などの例もありますが、これは今そこで行われていないので、やはり具体性を欠きます。そのため、具体性を持たせる、つまり、その場で分かる、その場で見えるということを考えた場合、その時ちょうど「~している」という形に行き着くことになり、これがその働きの解釈の重点の置き方で一方は動名詞になり、他の一方は現在分詞になったわけです。 文法はあくまで後付けの理論であり、現実の言語現象があるわけなので、文法が言語を規定するわけではありません。つまり、品詞の区分けが必ずしも万能であるわけではないということです。
向こう(http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2926430.html)の回答者の方で、 (1)He faked asleep. (2)He faked being asleep. の違いを「beingは一時的なニュアンスを表す」と書かれている方がいます。 私自身よくわかっていないのですが、もしこの見解が正しいのであれば、この「fake」は、もはや「不完全自動詞」に近いのではないでしょうか。 「being」が「一時的」な意味を表すのは、「動名詞」ではなく進行形などに使われる「現在分詞」です。 例)He is being patient.彼は今がまんしている。 上の例文は英文法詳解(杉山忠一)からとったものです。一般動詞については例が見つからなかったので、勝手ではありますが、上の「is」を「look」にしたものを考えて見ます。すると、 (A)He looks being patient. になります。意味は「彼は今がまんしているように見える」ということです。この「being」は「現在分詞」で進行形を意味し、「一時的」というニュアンスを持っています。 ところが「動名詞」の場合は、「I'm proud of being a doctor.」に見られるように、「一時的」を表すものではないと思います。SVOの場合も、 (B)He narrowly escaped being drowned.彼は危うく溺死をまぬがれた の「being」は、「動名詞」であり「進行形」、つまり「一時的」の意味はないように思うのです。 したがって、(1)の表現が可能であり、かつ(1)に「一時的」という意味が加わったものが(2)であると考えるならば、「fake」は(B)ではなく、(A)タイプということになり、「不完全自動詞」により近いように思うのです。 う~ん、というわけでNO2でも述べましたが、意外に難しいというのが私の見解です(?)。
- go_urn
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こんにちは! 日本語でも、品詞の転用は目に付くほどに行われていて 言葉の変化のはやさを感じさせますが、英語の変化も すごいのではないでしょうか? Googleでは faked pregnancy 602件 faked being preganant 579件 faked pregnant 33件 のように、fake + 形容詞も若干ありました。 これらの差は、教育や階級に拠る部分が大きいのでしょうから、一概に fake + 形容詞を正用法と持ち上げるわけにもいかないのでしょうが 数が逆転すればそれまでの話しです。 この動詞は、完全他動詞と予め決まっているわけでは ないですので、用例が多くなれば、辞書は、不完全自動詞と レッテルを張り替えるようになるでしょう。 でも今は、fake pregnant は使わないほうがよさそうだ、というくらいが、穏当な判断かと...
「He looks happy.」のように、後に補語を取る動詞を「不完全自動詞」と言いますね。一方、「He has a computer.」のように、後に目的語を取る動詞は「(完全)他動詞」と言います。 ただ、それらの区別を動詞の意味や形式だけから判断することは不可能のような気がします。 He ( ) asleep. 上の( )に入りうる動詞を、たとえば「faked / looked / fell」から選ぶ場合に、なぜ「faked」だけがダメなのかについては「他動詞だから」と説明するしかないような気がします。ある種のトートロジーですね。 しかも、英辞郎には「fake sick:仮病を使う」とあります。この場合も「sick」を名詞と考えれば、「fake = 他動詞」という理屈は維持できますが、「fake = 不完全自動詞」としても説明できるような気もします。単に説明の違いのような気がします。 実際、「fake asleep」の可否も含めて、意外に難しい問題なのかもしれません。
- taked4700
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>*He faked asleep. が正しい英語であるとの認識が一部の先生方にあると聞いて日本の英語教育に愕然としたことがあります。 06miyachanサンがお答えになった http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2926430.html のNo.4の回答のこと言われているのですか。 それとも、何か、ほかにそういう例があったのでしょうか。
補足
あれれ、偶然の一致もあるものですね(笑)。 引用なさった質問のことは初耳です(汗)。 つい先日のカルチャーセンターで話題に上ったもので、深い意味はありません(ポリポリ)。