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シニアのための第二外国語効率的習得法
前回の質問を別のangleから、もっとpointを絞って、しかも汎用性のあるものにして再度伺います。 仮にここで既知、既習の外国語をk 語(Known Foreign languageの頭文字kを取ったもの)、未知、未習の外国語をu 語(Unknown Foreign languageの頭文字uを取ったもの)と略するものとします。今の私にとってはk 語=英語、u 語=仏語であり、将来、仏語を手がかりに伊語,西語を学習する場合は、k 語=仏語、u 語=西語,伊語となります。 u 語を学習する際、入門クラスは日本語で学ぶものとして、その上のレベルでは、k 語を手がかりとしながらu語を学習する方が効率的なのか、それともu 語はどれほどk 語と近似していようとk 語とは全く別の言語であるから、u 語はu 語で学習する方が効率的である、という考え方のいずれが正しいかということになります。これについては既に本カテゴリーにおいて過去多くの議論が交わされており、両者の意見が提示されているため、私の頭の中は大変錯綜しています。 ここで非常に興味深いご意見をある方から頂戴しましたのでご紹介します。この方は独語に通暁されているの方なので、仮にD氏(Herr Deutsche の略)と呼ぶことにします。D氏は下記のことを教えて下さいました。 1. “conception”は英語で「概念」だが仏語で「妊娠・~観・見解」である。同じ単語(signifiant)を使いながらその意味(signifie´)が異なる。(但しこれはD氏がたまたま英語にも「妊娠」という意味があることをご存知なかっただけのことですが、他にもこうした例はあると思われましたので掲載しました。) 2. 仏語学習後に伊語を学習すると、いわゆる「il病」が発生する。“il”が仏語で彼であるのに対し伊語では男性冠詞を意味する。 3. “jurisprudence”は仏語で判例を意味するが、“Jurisprudenz”は独語で法律学を意味する。 4. 日本語と中国語の間にも同じ漢字を使いながら意味が違う場合がある。手紙は中国語ではトイレットペーパーを指す。 以上のことから、D氏は言語の特殊性をその言語の完結性の中で理解することが重要であるとして、u 語はu 語で学習する方が効率的と結論付けています。 このご意見を伺い、以前、ある方がこれを並列干渉という現象であると指摘されていたのを思い出しましたが、Googleでこの語を検索しても一般的に定着した用語ではないようなので使用しません。しかし、「干渉」という現象は実際に存在します。また、干渉はk 語を手がかりとしながらu 語を学習する際発生するのみならず、母語からもあることも分かりました。 下記サイトの鎌田修氏のご指摘や、 http://koho.miyakyo-u.ac.jp/IUERC/kennkyu-3.htm 中国語母語者の日本語学習時における干渉を詳細に記述した下記サイト http://hda1.lib.hit-u.ac.jp/cgi-bin/retrieve/sr_bookview.cgi/AZ00011519/Front/link/ryugaku0000900030.pdf が、この現象を理解する上で大変役立ちました。 また、鎌田修氏の別のご指摘に、「S. Krashenは、自意識などから来る緊張感が少ない子供は言語習得が早く、逆にそうでない大人は習得が遅くなると言う。これが、いわゆる『情意フィルター仮説』というものである」「S. Krashenは、大人の言語習得は習得(無意識な学習行為)と学習(意識的学習行為)の二面からなり、第二言語習得にとって大切なのは前者であり、後者は単にモニターの役目しかなさないという仮説を唱えた。理解可能なインプットを耳にしたときに言語習得が起こり、その積み重ねが言語能力の向上になるという」とある様に、やはり外国語は若い柔軟な頭の持ち主の方がはるかにadvantageがあるように思われます。余程強い動機と意志を持たぬ限り、厚い「情意フィルター」に覆われてしまって「無意識な学習行為」を苦手とする一般シニア層にとって第二外国語の習得は非常に困難と言えそうです。表題で「シニアの」と銘打ってあるのは、大学1,2年生が第二外国語を学ぶケースと我らシニア層が学ぶケースとを峻別するためで、前者は若い柔軟な頭の持ち主なので、年代によって学習方法が異なってくるのは当然と思われたためです。 そこで私が思い付いたのが、3段階でu 語を習得するという方法です。 第1段階:日本語で学ぶ(入門) 第2段階:k 語を手がかりとしながらu 語を学習する(初~中級) 第3段階:u 語でu 語を学習する(中~上級) 本質問の趣旨は、この方法が果たして効率的なのかどうかということと、干渉の問題はどこにでも顔を出してくるので、如何にして干渉を防ぐか、ということです。 例えば先日、英語で“probreme”というスペルミスを犯してしまいました。これはまず仏語の“proble`me”からの干渉(最後のe)と、日本語ではrとlを区別せず、ラ行はローマ字では全てrで表記するので、これは母語からの干渉ではないかと思いました。
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No.5です 補足にお答え致します 求知心の豊かなse_tutoieさんであれば、やはり興味のある 分野でお探しになるのが一番だと思います オペラ・シャンソンとくれば、グッとお若くなり 童謡 (comptines pour maternelle)で基本的な語句や 言い回しをリズムよく暗記は如何でしょうか (ドラゴン桜の方法ですね) http://comptine.free.fr/ 左側の曲名にスピーカーのマークをクリックして聴取です その後は、自然と読みたい聞きたいものが自ずと生まれてくると思います 最後に、芭蕉は奥の細道の古刹にて “閑さや岩にしみ入る蝉の声” と詠いました これの “parodie ”である “百聞や頭にしみ入るフランス語” を今後の学習にお役立て下さい
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- anapaultole
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No.5です 幾つか肉付けを致します ●釉薬の(重ね)流しかけ 聞くは、単に耳朶に触れるだけでなく、下準備をしてから聴く事です 古典音楽に耳を傾けるとき、総譜を(読んで)手許に置きます これと同様に事前にテキスト等を読み幾度か(仏文)を書き写す地固めを してから、確聞することです コレで効果は倍増以上で次第に慣熟して 継続すれば、シニア還暦前でも、聞き取りは、“耳順” となりますから 聞く行為は、釉薬の流しかけの如く還流せずに、一瞬の出来事です それに対する日々の心組みが、これ大切と申し上げたいのです ●K-1 リングに塩撒き 相撲の立会いも束の間の出来事です 力士は日に一度、白い塩を撒き 体を朱に染めて、真剣勝負(聞く事)に立ち向かいます 場所前には 稽古(下読書、下書き)があります 同じ格闘技でもK-1 のリングには塩を撒きません 皆コレを当然と考えています 竜虎(仏英)相摶つ多様な競技には、それに合わせた多彩な演出が練られてます 各国語の文法とて全く同様です その文法を“賜与”としてあるがままに受け入れる これが世に言う多様性の受容 日本語文法や英文法より自由になります ●蝉時雨 この自由になる解法される状態(蝉脱ではありません)で 今一人の“考える”自己を生み落とせる歓喜を覚えるからこそ 人たる人は実利実益を超えて学び続けるのではないでしょうか 人は、誕生の時、母から命をプレゼントされます 上記の知行は、それなりの産みの苦しみを覚悟して 幾つになっても、自らの力で呱々の声を上げることです
お礼
たくさんの補足、ありがとうございます。 >テキスト等を読み幾度か(仏文)を書き写す地固めをしてから、確聞 なるほど、ただ闇雲に聴けばいいというわけではないのですね。納得しました。
補足
ところで、その場合の仏文教材の選択なのですが、いわゆる教科書でなく、自分の興味のあるものというのは効果があるのでしょうか? 私の場合で甚だ恐縮ですが、例えば仏語ならシャンソンやオペラが好きですので、その歌詞の原文と訳文を用意しておくとか。といっても仏語のオペラは「カルメン」と「サムソンとデリラ」と「ペレアスとメリザンド」しか知らず、やはりオペラ大国イタリアやドイツに比べれば悲しい哉数少ないのが玉に傷ですが……。 あと、これはシャンソンではないのですが、超有名なこの曲 http://www.worldfolksong.com/anthem/lyrics/france.htm (画像中央の“→”マークをクリックして頂ければ歌付きの演奏が聴けますし、サイト下部には歌詞の原文と訳文とが掲載されています) を試しに聴いてみたのですが、まだ私の現在の仏語力ではこの仏語を理解するのは難し過ぎます。
- ANTONIOTK
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すみません、↓の回答は、#4でした。 間違えてしまいました。すみません。
- ANTONIOTK
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こんにちは。#3です。 >論理的思考力が、理屈抜きに覚えなければならない外国語学習にどのように転用できるかという問題 仰るとおり、語学習得には理屈ぬきに覚えなければならないことがあります。(語彙は理屈ぬきに覚えるしかない。)しかし、文法の理解・習得などは、論理的思考力を武器にして習得のスピードアップができると思います。文法はその言葉のルールですので、その言葉を使う(書いたり話したりする)為には覚える必要があります。しかし語彙とは違い、論理的に考え理解していくことによって覚えやすくなると思います。(文法自体が論理的かどうかは論理的に考え理解することとはあまり関係ないのでは?) >大人は「理解可能なインプットを耳にしたときに言語習得が起こ」る、換言すると、理解不能なインプットは耳に入るが素通りする、文字通り「右の耳から聞いて左の耳から出て行く」と思われます。何かいい解決方法はないものでしょうか? 勿論テレビをつけているだけで、音楽を流しているだけで言葉が習得できるとは思いません。これは日々努力を重ねるしかないですが、私はテレビを見るときも常に辞書を傍らにおいておいて、聞き取れたが意味の分からない単語などはすぐに辞書で意味を確認するようにしてました。音を聞く訓練の最初の段階としては、テキストのあるものを使い、テキストを見ながら聞いていくというごく単純なことぐらいしかないのかなと思います。 >これは前の「日本語で文法を」と矛盾しませんか? 日本語で文法をといったのは、あくまで文法を理解するためです。(勿論、英語やフランス語がお得意な方は日本語にこだわる必要はないです。)実際に習得したい言語の訓練の際に他の言語を介在させるとは、たとえば何か言いたいことを頭の中で日本語などで思い浮かべてそれをスペイン語に訳して話すというようなことを想定しており、それは翻訳癖をつけてしまい、私はあまりよい方法だとは思わなかったということです。表題のつけ方が誤解を招いたのかもしれませんが、ルールである文法を一番得意な言葉で理解した後の訓練には、他の言語を介在させず、その言葉で考え話す・書く訓練をした方がよいのでは?と思います。ある程度習得できてくれば、普段文法を意識して話すことはありませんので、文法を日本語で理解したからといって、日本語が介在することになるとは思いません。 ポルトニョールというのは、ポル語の習得初期段階にどうしてもスペイン語を翻訳してしまっていたので、混乱したのだと思ってますが、本当のところはどうなのかはよく分かりません。 ちなみに、スペイン語とポル語は、文字にすればよく似ていますが、音はぜんぜん違います。(ポル語はフランス語のほうが音は似てる。かな?)
お礼
>日々努力を重ねるしかない >テレビを見るときも常に辞書を傍らにおいておいて、聞き取れたが意味の分からない単語などはすぐに辞書で意味を確認する なるほど、そういう地道な努力の積み重ねがおありになったわけですね。よく分かりました。 >日本語で文法をといったのは、あくまで文法を理解するため >ルールである文法を一番得意な言葉で理解した後の訓練には、他の言語を介在させず、その言葉で考え話す・書く訓練をした方がよい おっしゃること、大変良く理解できました。再度のご回答ありがとうございました。
補足
>文法の理解・習得などは、論理的思考力を武器にして習得のスピードアップができる 私には文法というものが論理的だとは到底思えないのですが……。(苦笑) これは他の方へのコメントにも書いたことなのですが、例えば仏文法と英文法を比較した場合、後者の方がはるかに単純というか、変化形の少なさが私には有難いと感じます。例えば現在形だけでも人称によって著しく変化する動詞、男女の区別がある(といっても独語はさらに中性もありますが)名詞、さらに加えて単複でも形が変わる冠詞等、「一体これでは外国語を勉強させないようにわざと難しくしとるんちゃうか」と思わずにはいられません。何しろ英語なら現在形では3人称単数の場合しか変わりませんし、(不)定冠詞もずっとシンプルですしね。 例えば「どうして名詞には性があるのか」「この名詞はなぜ男(女)性なのか」などと質問しても無意味なことは、既に大学時代、第二外国語で独語を学習した際経験済です。ちなみにドイツ人の場合は子供の頃からこの名詞は男性、これは女性、これは中性、と覚えていっているそうです。ちょうど我々日本人が母国語を習得する際、親や友人から言われてそれを何の疑問も持たずに(たとえ持ったとしてもその疑問自体すぐに忘れて)もう頭の中にinputしてしまっているように、です。 そのような類の質問ではなくとも、別の質問で、仏語学校の講師(日本人)に「なぜそうなるんですか?」と訊いても「フランスの習慣だからです」という答えしか返ってきません。これは外国人が日本語を学習中、例えば敬語の使い方とかで「どうしてそうなるんですか?」と訊かれても、やはり「日本の習慣だからです」としか答えようがないのと一緒だと思います。漢字の成り立ちなどは、非漢字使用国の外国人が学習したら意外と面白いと感じるのかもしれませんが…。
#3です。 >ですから「急がば回れ」で、仏語学習の前に、まず英語のレベルアップを考えた方がよいのでは、と感じているのですが、どう思われますか? ただ、英語を介してフランス語を学習しようという動機は何でしょうか?とにかくそれには英語は日本語に訳さず英語で理解できることが必須です。
補足
>英語を介してフランス語を学習しようという動機は何でしょうか? 本質問文冒頭に「前回の質問を別のangleから、もっとpointを絞って、しかも汎用性のあるものにして再度伺います。」と書きましたので、私の過去の質問・回答履歴をご覧になって頂ければその質問が何かということはお分かり頂けるであろうと思ったのと、当初これに関しては質問No.とそのURLを載せようと思っていたのですが、字数制限に引っ掛かり、やむなく割愛したこともあります。 前回の質問というのは、 QNo.2871927「英語で仏語を教える学校」 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2871927.html のことで、これに仏語を「最初に」学習しようとした時の動機については記載しています。 ただ、仏語学習は辛い面はあるにせよ、今後、フランスも含め仏語圏の国々へも旅行したいと思っていますので、仏語も英語同様、旅行に不自由しないレベルまで習得したい、と現在では考えています。
- anapaultole
- ベストアンサー率65% (825/1256)
シニアとありますので 所懐を歌に託します ●英文法 三春費やす 中学時 シニア第二は 集中三つき(月) ●目を閉止 浸かる音浴 朝昼晩 文の彫琢 前途遼遠 中学の頃 初めて外国語の語法をゆるりと 三年も掛けて学びます シニアは短期集中 (日本語で)ざっと幾度か走り読み これで 英語等との類似・相違点を理解すれば 十分ではないでしょうか 加齢とともに湯浴みが恋しくなります ここでは 音のシャワー(音浴)を一日中 言葉は はじめに 音ありきですから 混浴(英語と第二)に 溺れたいがグッと我慢 必要に応じて文法を 再読味読すれば良く 文章を綴るのは 幾春秋ではないでしょうか
お礼
何度もご回答頂き、ありがとうございます。
補足
>音のシャワー(音浴)を一日中 >言葉は はじめに 音ありき そう思ってFENの英語をテープに録音しては何度も聴いていた大学時代のことを思い出します。それでも英語が全て聴き取れたわけではありません。ましてや中学、高校、大学教養課程と8年間、それに私の場合は小学生の頃からですからそれにプラスαがありましたが、その英語ですらこのていたらくですから、況や未知なる言語をや、です。 果たして聴くだけで、しかも「右の耳から入って左の耳から抜けていく」私のごときシニア層にとって、1日中未知なる言語を聴いているというだけで外国語をマスターできるほど、外国語は半端なものではないような気がするのですが、いかがでしょうか?
- ANTONIOTK
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こんにちは。私は言語学の権威ではありませんので難しいことは 分かりませんが、南米駐在中にスペイン語圏からポルトガル語圏に 転勤し、両方学習した経験から感じたことを書いてみます。 1.大人は日本語で文法を! よく英会話学校の宣伝で、子供のように習うより慣れろ!と 言っていますが、習得までの時間を短縮するためには、大人 はまず文法を日本語で理解するのが第一歩だと思います。 子供には抽象的な概念を理解する力がなく、また、伝達 したい(もしくは理解したい)内容がごく限られているため 身の回りの事についての外国語を、事象と言葉(外国語)を 直接結びつけ記憶し、それを反復することにより会話の内容 を増やしていく、と同時に文法を無意識のうちに自動的に 覚えていくことが出来るのだと思います。また、脳の発達段階 の違い等によって、このような違いが出てくるのかもしれ ません。外国語習得は若い時期にはじめるほうが記憶力という 意味ではアドバンテージがあるかもしれませんが、シニアの方は 大学生の知らないことを沢山知っているという知識のアドバン テージがあることも事実です。要はやる気と努力では? 2.外国語はその外国語で学ぶ 私はスペイン語を習得した後、ポルトガル語を学習したのですが 最初は、スペイン語をk語、ポルトガル語をu語として学習 していました。結果、ポルトガル語の習得が遅々として進まない だけでなく、スペイン語にもポルトガル語訛りが入ってしまう という結果になりました。これは、もしかしたらよく似た言語 (私の場合はラテン語)を習得する際の最初の通過儀礼のような もので、学習方法の問題ではないのかもしれませんが、文法体系 の理解・語彙の習得には、既知の外国語を下敷きにすることは 有効だろうと思いますが、(たとえば英語の語彙も7割程度は ラテン語源と言われていますので、語彙の記憶の助けとして意識 すれば、暗記が楽になります。)その結果、スパングリッシュ・ ポルトニョールに陥ってしまい、あえて既知の外国語と新しく 学ぶ外国語を切り離して習得することでその後の学習のスピード が加速したことを思い出します。 3.ポイントは音 ある程度まで新しい外国語を習得できれば、それが既知の外国語 と並列の関係になります。私の場合では、ある一定時期までは スパングリッシュやポルトニョールが出ていたのが、頭を切り 替えることにより混ざることが少なくなりました。 そのポイントは音です。言語毎に音が違いますので、今では日本 語・英語・スペイン語・ポルトガル語をしゃべるときの声が ぜんぜん違います。逆にこの点を意識して喋っていく訓練をすれ ば、外国語が混ざりあうことは少なくなります。 4.最後に 言葉は文法習得の後、聴く(INPUT)→喋る(OUTPUT)へと徐々に 上達します。とにかく最初は習得対象の言葉(音楽でもテレビ でも)を聞いて、聞き取れた単語を辞書で調べる等して語彙を 増やすとともに音を習得されてください。 偉そうな事を書いてしまいましたが何かのたしになれば幸いです。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。 >ポイントは音 >言語毎に音が違い…日本語・英語・スペイン語・ポルトガル語をしゃべるときの声がぜんぜん違う 確かにおっしゃる通りですね。私も英語と仏語をしゃべる時はしゃべり方をわざと変えています。人格までも変わっています。(笑)そうでないと英語訛の仏語とか、仏語訛の英語になってしまって、相手には何語だか結局分からなくなってしまうのではと思うからです。ただ、仏語の時は口の周りの筋肉をよく使うので疲れます。要は話す外国語によっていかに効率よくそのスイッチを切り替えられるかだと思います。 最初の頃ですが、CDで仏語の発音を何度も聴き、そのマネをした後、日本語の発音が変になってしまいました。最近はさすがになくなりましたが。ちょうどフランソワーズ・モレシャンさんの日本語のようでした。(笑)
補足
>大人は日本語で文法を >シニアの方は大学生の知らないことを沢山知っているという知識のアドバンテージがあることも事実 確かにそうなのですが、言語あるいは文法というものは、外国語に限らず日本語でもそうですが、必ずしも数学のようには論理的でない、というのが私見です。子供は理屈抜きに、まるで真っ白いキャンバスにどんな色の絵の具(日本語でも外国語でも)でも塗ることができますが、大人の場合は既に日本語とか、その他様々な社会生活を送る上で必要な知識や論理的思考力があるわけで(それが欠如していれば社会生活は営めません)、そうした、いわば論理的思考力が、理屈抜きに覚えなければならない外国語学習にどのように転用できるかという問題があるような気がします。質問文にも書きましたが、大人は「理解可能なインプットを耳にしたときに言語習得が起こ」る、換言すると、理解不能なインプットは耳に入るが素通りする、文字通り「右の耳から聞いて左の耳から出て行く」と思われます。何かいい解決方法はないものでしょうか? >外国語はその外国語で学ぶ >スパングリッシュ・ポルトニョールに陥ってしまい、あえて既知の外国語と新しく学ぶ外国語を切り離して習得することでその後の学習のスピードが加速 これは前の「日本語で文法を」と矛盾しませんか? それと、これは推測ですが、私にはスパングリッシュ・ポルトニョールに一旦陥られたことが、バネのような働きになっていたような気がします。これこそ干渉=通過儀礼と言えるわけで、ただ、この通過儀礼をご経験なさったからこそ、後々飛躍的にポルトガル語学習効果の向上があったのでは、という気がします。ですから一概にスパングリッシュ・ポルトニョールが無駄だとは言えない様な気がするのですが……。 ただ、私には西語とポルトガル語がどれだけ離れているのか、近いのか分かりません(地理的には隣接していますから、言語も近いような気がするのですが)。日本語と韓国語ほどの違いがあるのか、それとも東京弁と大阪弁くらいの差なのか。ですので、詳しい知識もないまま申し上げていることをご承知置き下さい。
私は現在 フランス語をベースにイタリア語を学習しています。 ちょっと質問が難解なんですが、はっきり申し上げますと ご質問の文面を読む限りには 質問者さんは k語でu語を学習するのは向かないかもしれません。 私の場合は正しくk語でu語を学習しているんですが、私はk語であるフランス語が大好きなんですよ。というのも、私はヨーロッパに強い関心がありまして、ヨーロッパの言語の代表として英語ではなくフランス語を選んでいるんです。そして、現在学習しているイタリア語もフランス語の延長線上というかプラスアルファみたいな感じなんです。 さて、私が現在の学習法をする前は ウォーミングアップも兼ねて フランス語で英語をやり直していました。これはこれで楽しかったです。というのは、普通の人が英語を学習すると、英語に対しては西洋の言語の代表として何か華やいだイメージを感じると思います。しかし、フランス語の視点から英語を見つめ直すことによって 英語の違った顔を見ることが出来ました。何て言うか、英語の中のアングロサクソン的な面がくっきり浮き上がって来たのです。・・・中学生や高校生が英語を勉強しても 何が西洋的で何がアングロサクソン的なのかは分かりませんよね。要するに単なる効率の問題だけではないんです。 >そこで私が思い付いたのが、3段階でu 語を習得するという方法です。 単にこういうステップを踏んでも挫折しますよ。先ずはk語を極めることが重要です。最低でもk語はk語のまま理解できるレベルが必須です。 >如何にして干渉を防ぐか、ということです。 「並列干渉」という用語を用いたのはかく言う私です。 それは 風邪の予防と少し似ていますよ。つまり、干渉が起きないように避けてばかりいては結局干渉されやすくなるんですよ。そうですね、干渉されないだけの確実なスキルを固めることです。その上で ワクチン的にまともに突き合わせて違いをはっきり見極めることですね。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。 >フランス語の視点から英語を見つめ直すことによって 英語の違った顔を見ることが出来ました。 それは私も同感です。といってもmyrtille55さんほど英語の中のアングロサクソン的な面を見出すほどまで両言語に堪能ではありませんが、英語の有り難味が実感できましたね。正確に測ったわけじゃありませんが、英語で100言えることが仏語では0.1くらいしか言えないもどかしさを感じ、今まで英語を当たり前のものの様にしか思えなかったのが、大変有り難い言語だと思いました。 それと仏語に比べ英文法の単純さというか、変化形の少なさが有難いと感じます。例えば現在形だけでも人称によって激しく変化する動詞、男女の区別がある(といっても独語はさらに中性もありますが)名詞、さらに加えて単複でも形が変わる冠詞等、「一体これでは外国語を勉強させないようにわざと難しくしとるんちゃうか」と思わずにはいられません。何しろ英語なら現在形では3人称単数の場合しか変わりませんし、(不)定冠詞もずっとシンプルですしね。 あと、仏語の勉強で散々頭を悩ませた後にポロッと英語をしゃべると、その発音になぜか爽快感を感じました。 >先ずはk語を極めることが重要 >干渉されないだけの確実なスキルを固める >ワクチン的にまともに突き合わせて違いをはっきり見極める なるほど。納得しました。いずれも論旨が首尾一貫していて大変分かり易いご説明ですね。
補足
>先ずはk語を極めることが重要 >最低でもk語はk語のまま理解できるレベルが必須 具体的にどの程度のレベルでしょうか?私が取り寄せた、英語で仏語を教える語学学校のパンフレットには、英語のレベルの目安として、最低TOEIC600~789、TOEFL(Paper)500~569、TOEFL(Computer)173~229、英検2~準1級とありました。 私の場合、20年近く前に受けたTOEICで595、英検は当時準1級はなくて2級なら持っていますが、これでは力不足ではないかと感じています。ですから「急がば回れ」で、仏語学習の前に、まず英語のレベルアップを考えた方がよいのでは、と感じているのですが、どう思われますか?
- taked4700
- ベストアンサー率37% (777/2050)
面白いテーマですね。ただ、これは、質問者の方がどれを選ぶのがベストかと言うことでしたら、答えはないと思います。 たとえば、学校教育で、一つの国全体がどのような方針でやるかということなら、十分に意味がある議論になるでしょうが、個人に取ってということなら、あまりにデータ不足であり、単なる抽象論になってしまうでしょう。
お礼
>興味のある分野でお探しになるのが一番 やはりそうですね。その方が動詞の活用を念仏の様に唱えているより楽しいですしね。何度もご回答ありがとうございます。
補足
ところでご紹介頂いた童謡のサイトですが、仏語ばかりなので、どこかに訳文はありませんか?