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何故鹿児島に日本酒の蔵がないのか
日本酒を勉強中のけだまと申します。 47の都道府県がある中で、鹿児島にだけ日本酒の蔵がありません。 それはなぜなのでしょうか。私が思いついたのは以下なのですが、 1、麹菌が生育できない環境であった 2、米が大変貴重であったので酒造に回せなかった 3、過去に政治的な理由で禁止された 4、宗教的理由 5、昔は何件かあったが需要が少なかったため潰れた 歴史的、地理的、環境的、様々な理由があるかと思いますが、 ご存知の方がいらっしゃいましたら宜しくお願いいたします。 ※文末に予想、言い伝え、文献や証拠のある話、などの背景を添えていただけると助かります。
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- t42
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やはり温暖な気候なので美味しい清酒は造れなかったようですね。 http://www.denen-shuzo.co.jp/essay/04satumanoshochu1.htm 鹿児島だけ蔵元が無いのは土地のほとんどが水はけが良すぎるシラス台地で稲作に不向きだったことも一因ではないでしょうか。 シラス台地でも栽培できるサツマイモを用いる芋焼酎の製造を薩摩藩が奨励し、税金を免除したため焼酎文化が定着していきました。 http://www.sake-suzuya.com/yondoku-imo.htm
- takuranke
- ベストアンサー率31% (3923/12455)
九州の南は寒暖差がそれほど激しくないので、 日本酒作り(仕込み)に適していないと聞いたことがあります。 今のような焼酎専用の白麹や黒麹などなく、 日本酒仕込み用の米麹(黄麹)を芋に施し醸造し、 蒸留するという独特の技術を編み出したそうで、 現在とは違う味の焼酎が一般的に飲まれていたようです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >日本酒仕込み用の米麹(黄麹)を芋に施し醸造し、 >蒸留するという独特の技術を編み出したそうで、 なるほど、日本の焼酎は日本酒の影響も受けているのですね。 うーん、なかなか奥深いですね。面白い情報ありがとうございました!
#1です。 >しかし沖縄にも(一軒ですが)あるにはあるので、 >日本酒を作る事自体は不可能ではない”はず”なのです。 確かに不可能ではありません。しかし企業家が採算ベースに乗ると考えるかどうかはもう少し微妙でしょう。 ちなみに手元の秋山裕一 著「日本酒」岩波新書では1992年の沖縄清酒生産量は無しでした。
お礼
>採算ベースに乗ると考えるかどうかはもう少し微妙でしょう。 その通りだと思います。 蔵も遊びではない訳ですし、 酒だったら良い、と云う訳にはいかない、 気温の問題が大きいと考えるのが妥当のようですね。 実はこれ、居酒屋の親父さんに出された宿題で…。 その際に「原因は気温とか麹じゃねえぞ」といわれまして、 じゃあ歴史的側面かな?と思ったのですがどうにもデータが身近になかったので。 大変参考になりました。ありがとうございます。
酒の生産工程で、酒母造りには低温が必要(雑菌の発生を防ぐため)とは、既にご存じと思います。 で、少し旧い資料ですが(1961年から90年までの)平均気温を理科年表で調べると、鹿児島は7.2℃で京都(伏見)4℃、神戸(灘)4.7℃などよりかなり高いです。勿論観測地点を選べばもっと低いところはあるでしょうが、ここら辺が原因の一つかと推測されます。ちなみに鹿児島隣県の熊本では4.9℃ですが、宮崎は6.8℃とかなり高めでした。
お礼
回答ありがとうございます。 やはり気温説が一番しっくりしますね。 しかし沖縄にも(一軒ですが)あるにはあるので、 日本酒を作る事自体は不可能ではない”はず”なのです。 なのに蔵が一軒もない、と言うのは何か別の理由があるのかな、と思ったのですが…如何でしょう。 余談ではありますが、温暖化が本当であれば全力で阻止したいなと思う次第です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 シラス台地が稲作に不向き、やはり私も考えていた部分です。 >税金を免除したため焼酎文化が定着 おおっ!それは初耳です。 なるほど、そんな背景があったのですね。 歴史的側面があるのでは?という予想は大ハズレ、と云う訳でもなさそうですね。 リンクもありがとうございました。確認いたしました。