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お米に詳しい方お願いします!
タイ等の東南アジアで日本の様な米は作れますか?タイの理由は人件費が日本より安価だからです。私はタイ在住の経験はありませんが、想像ではパサパサしたピラフ様の米を製造していると 思います。 しかし、土質や製法を日本と同じものを用いる事で、日本米と同じものが作れるのではないかと考えました。何にせよ日本米は高い事が気がかりですから・・・ しかし昨今では日本食がブームを呼び日本米の需要が増えると思っております。 いかがでしょうか?
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- tomoyaok
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できると思います。 しかしながら、日本生産米のコスト高に対して、タイ生産では 1)日長の違いが生育に与える影響 おそらく食味に影響がでるでしょう。 (まずい米だとブランド化が難しい) 2)夜温が高いことによる乳白米等の発生 日本なら一等米のものが三等米しかとれないので、 販売価格を下げざるを得ない(減収) 3)アフラトキシン等微生物産生毒素 日本からは産生菌は発生した事例はありませんが、 東南アジアだとそれに対する安全性確保が必要でしょう。(コストアップ) それをクリアできればじゃんじゃん儲けられると思いますが、 日本生産米を諸外国の富裕層向けに販売する現在のやり方のほうが 今のところは分があるとも思います。
- tpasture
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学術的な記載ではありません。30年近く南米と東南アジアで熱帯の植物(牧草)の栽培利用を指導している経験からお話します。長期間の滞在はブラジル8年とタイ7年・コロンビア3年です。 知人のマレーシアに移住した方(東京農業大卒)が試みたところ、初年度はうまくいったがその次の年から”ぼけてきた”と言ってやめてしました。2年前行ったフィリッピン・ルソン島でも日本人の方が植え始めましたが結果はきいてません。タイでも、日本米を栽培したものがバンコックの日本食スーパー”富士”で売ってましたが買ったことはありません。どうも北部のチェンマイあたりの高原地帯で栽培しているみたいです。 人件費が安いからと言うだけで考えるのは、その他の流通(東南アジアは中国系が集荷・流通・輸出を支配している)、日本の厳しい植物防疫法等を無視するとどこかで頓挫します。 小生にところにも、しょっちゅう牧草の乾草を東南アジアでと商社やブローカーさんが尋ねてきたりしますが、ちょっと熱帯の植物学概論を聞くと連絡なし。 単なる思い付きを実現するには、その国に1-2年住んで、習慣や言葉、必要な農業の知識や資材価格等を自分で確かめないと難しいと思います。 コメは一般的に粘った丸型の日本米(Oriza sativa japonica)と長楕円形のパサついた外米(O.sativa indica)に分類されます。また生育期間が日長に反応するのと積算温度によるものとがあります。 健闘を祈ります。
- hirosi3
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●コメ作りは先進国型産業で、日本以外ではジャポニカは作りにくい● タイを初め東南アジアでジャポニカを栽培することは可能ですが、今はあまり作られていません。それは、天候・気候などの自然条件が問題なのではありません。理由を2つ上げてみました。 (1)需要が少ない。(2)肥料を入れる時期や種類、毎日の水管理など、栽培方法を厳しく管理しなければならない。 (1)チェンライの富士農園社長梶八十二氏「10数年前から地元の農家に委託してあきたこまちを栽培しています。この3年で倍くらいになっています」「これからも、中の上クラスなら安定して供給することができます」 。木徳はベトナムでコメ生産会社、合弁会社アンジメックス社を設立し、ジャポニカの生産に乗り出します。このように、東南アジアでジャポニカをつくる条件は揃っていますが、何分にも需要が少ないのがネックです。豊かになったとはいえ、タイでジャポニカはインディカの2倍です。日本がコメ輸入を自由化すれば生産は活発になり、アジアの農民が日本に輸出し豊かになれるでしょう。けれども、日本の農家はコメ自由化」を許しません。 日本の1993年10月からのコメ緊急輸入が国際貿易米価を急速に引き上げたことは明らかです。このことによって、「タイ米を買うのは、タイ国内のコメ価格を引き上げるので、タイ人に迷惑だ」との主張があったのですが、実際はタイの高級米が値上げされただけで、庶民が買う安いコメは影響はなかった。つまり、タイでジャポニカを生産してもあまり大量には売れない、ということです。これに関しては<タイ米を買うことは タイに迷惑か?> を参照のこと。 (2)ジャポニカは高く売れるので、タイでも生産しようとの動きはあります。けれども、ジャポニカは生産管理が大変です。ほっとけば収穫できる、というものではありません。タイで多く生産されているキャッサバとは違います。せっかくジャポニカ生産にチャレンジしても、生産工程管理が大変なので諦める農民もいます。農業は労働集約産業かのように思われていますが、実は「先進国型産業」なのです。アメリカで農業が盛んなのは、土地が広いからだけではありません。農家が、大学や企業と一緒になって生産性向上にに向けての研究をしているからです。「産学協同」が当然だからです。アメリカでトマトは機械で収穫されます。そのためトマトの品種改良が20年以上かけて研究され、実用化されました。 タイでのジャポニカ生産に関しては<揺らぐプライド/口に合わぬコメ栽培> http://www.kahoku.co.jp/oryza/961211z.htm を参照のこと。
詳しくはないですが美味しい米は 日々寒暖の差がある地域が適しているいわれています。そうすると東南アジアでは日本の米どころのような米はできないと思います。