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日本(世界)の諸地域を学ぶ順番
中学時代の参考書を見ててふと思ったのですが、都道府県で考える時は北海道が1、兵庫が28、沖縄が47というように北から南へと進めることがありますが、地理の授業として日本の諸地域を勉強する時に、九州から北海道へと進めていく(また、そういう順番で載っている)のは何か理由があるのでしょうか。 自分なりに考えたところでは、 (1)横書きの地図帳では左のページ(つまり前)が西になるので、ページが進むごとに東にいくほうが理にかなっている。 (2)広島や長崎に行事で出かけるので先に学んでおきたい。 (3)北海道だけ気候が特殊である。 といったことが思いついたのですが、他に理由があるのでしょうか。 また、世界の諸地域を学ぶ際に教科書に扱われる順番にも何か規則があるのでしょうか。
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質問者が選んだベストアンサー
中学・高校の地理教師をしています。世界地誌の順序は毎回深く悩みます。日本については悩んだことがありません。その理由は質問者さんがおっしゃる(3)に近いと思います。気候だけでなく、動植物、農業、水産業、観光、開発の歴史と方法があまりに特殊であるため、常識的な知識をもたない中学1年生に対して初めにする話ではないと思うからです。#2さんがおっしゃるような地図帳の順番は全く関係がないと思います。教科書に準じ、もしくは現行の指導要領化においては教科書を補助するために企画・編集されているのが地図帳ですから、教科書が地図帳に影響されるところはないと思います。 私は高校生への世界地誌を東亜-東南亜-南亜-西亜-北阿-中央亜-露-東欧-西欧-北米-中南米-大洋州-中南阿-両極とやったり、東亜-東南亜-南亜-西亜-北阿-中南阿-西欧-東欧-露-中央亜-北米-中南米-大洋州-両極とやったりしましたが、どこかでつながりが悪くなります。つい最近やった時は両極-露-東欧-西欧-北米-中南米-大洋州-中南阿-北阿-西亜-中央亜-南亜-東南亜-東亜-日本と世界地誌のあとにやる日本地誌へのつながりを考えてやってみましたが、やはり両極からのスタートは普通じゃないですよね。でも南極大陸で地形と地下資源の分布を理解させれば後がけっこう楽でこの順番も悪くないと感じました。みなさんいかがでしょうか?(ちなみにこの順序を逆にやることはできません。日本地誌は時間がかかるわりに残り授業時数の調整がしやすいからです。) 実は現在、そもそもこのような議論は必要ありません。なぜなら中学教科書でとりあげている地域は国内の県が3つ、海外の国が3つのみだからです。こんな教科書でいいのでしょうかね?
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- thirithiri
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今日、勤務校にて調べてきましたので補足いたします。大阪書籍の中学地理教科書では愛知・滋賀・福岡・中国・米国・イタリアの6地域が、清水書院は神奈川・北海道・オーストラリア・中国・オランダの5地域が、日本文教出版は茨城・東京・福岡・韓国・米国・ケニアの6地域が取上げられています。帝国書院・教育出版・東京書籍も出版していますが、今日実物が行方不明で発見できませんでした。内容は同じようなものです。ただそれぞれの地域の内容が非常に詳しく濃いものになっています。世界中のことをなんでもかんでも知ることよりも、地域における諸事象の連関について考え理解する力を養うことに重きをおくようになったのでしょう。それはそれでわかりますが、ほんとにこれでいいのかなあ??
- senrioka
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日本の義務教育制度を作った明治新政府の主導権を握っていたのは旧・薩長連合です。それゆえ自分たちの故郷である九州・中国地方が最初に来るように国定教科書を造らせました。当然、敵方の奥羽越列藩同盟方の拠点である東北・北海道は後回しです。これにより地図帳も九州から始まるのが当然のようになってしまいました。地図帳がそうなっているので今さら北から南には変えられないのです。 世界地理では、東アジア、東南アジア、南アジア、中東、欧州、旧ソ連諸国、アフリカ、北米、中米、南米、オセアニアの順だったと思います。これも地図帳のページ順と同じ並びです。日本に近いところから始まること以外には、何か「政治的意図」のようなものはないと考えていますが、どうでしょうか?
お礼
日本に近いところからはじめると確かに導入としてはいいのかもしれないですね。 場合によっては地理が全部終わってから歴史に入るというところもあるでしょうから、歴史で重要な(よく出てくる)ところからやるのも一つの考え方でしょうね。
- Diogenesis
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大和政権中心の歴史観に立てば 日本の歴史は東征の歴史だからではないでしょうか。 地理が歴史と不可分であることは言うまでもないと思います。 世界地理の場合も 日本と歴史的につながりの深い東アジアから始まるのではありませんか?
お礼
回答ありがとうございます。 九州は韓国や中国に近いですから、歴史的にも古いつながりがあると思います。 逆に北海道はあまり歴史のはじめのほうには出てこない気がします。 歴史的に見ると九州から扱うほうが理にかなっていますね。
お礼
世界の地誌を学ぶ順番を質問に含めたのは、参考書ではヨーロッパ⇒ロシア⇒アメリカ⇒ラテンアメリカ、オセアニア⇒アジア⇒中国、朝鮮⇒日本という順番で記述だったのですが、塾にしろ学校にしろ、どう考えてもアジアが最後ではなかったような気がしたからです。 さて、3つしかやらないというのはどういうことでしょう? どんなに少なく見積もってもアメリカ、中国、ヨーロッパのどこか、熱帯のどこかについては書いてあるべき(気候が違うから農産物も違うとか)だと思うので、よろしければ補足を頂きたいと思います。 日本についてもどう考えたって都道府の4つ(とその近隣)はもちろん、豪雪地帯とか内陸部(山脈)のあたりも外せないと思うので、どう考えても3つには出来ないと思えてきます。