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「三味線だったかのように」とは具体的にどういう意味なのでしょうか?
昨日のスポーツ報知のフィギュアスケートのWebニュースでこういう文章が掲載されていました。 「金妍兒(キム・ヨナ、16)=韓国=は、腰痛情報が“三味線”だったかのように美しい動きを披露した。」 もちろん、三味線はどういう楽器は分かります。でもこの文章での使い方に首をかしげています。さんざん自分でも考えてみましたが、うまく答えが出ませんでした。goo 辞書の「相手をまどわすためにとる言動」と関連はあるのでしょうか? http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?id=0893550-0000&kind=jn&mode=5 この文章の意味をうまく説明できる方、どうか教えて下さい。
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三味線の具体的な意味との質問なので スケートのトップクラスの選手がいます。金メダルを取るためには、ライバルの動向、調子が気になります。 自分の平均点が93点のとき、ライバルがどうも90点だと予想した場合、手堅くまとめる戦略をとり、普段どおりの実力を発揮するようにします。成功確率70%の3回転ジャンプは選ばず、成功確率100%の2回転半ジャンプで、93点が取れれば良しとします。 ところが、ライバルが95点と予想した場合は、自分が93点では優勝できません。そのため、成功確率70%の3回転ジャンプなどに変更して、96点を目指す構成とします。 新聞の例では、韓国の選手が腰痛という情報から、ライバルが手堅い構成を選ぶ、先の例では93点の戦略を選択する、このようなことがあったのではないか、という意味です。 調子が悪いということをもらして、ライバルを油断させる。このようなことを三味線といいます。 なお、実際に韓国の選手の腰痛情報が三味線だったかは関知しません。
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- Reffy
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私の使う小学館の国語大辞典によれば、 『三味線を弾く』には 相手の言うことに適当に調子を合わせて応対する。また、あらぬ事を言って、ごまかす。 と書いてあります。正しく昔からある言葉なのでしょうが、最近では三味線そのものが日常生活で使われなくなってしまったので、限られた範囲でしか認識できなくなっているのかもしれませんね。 もしかしたら記事を書いた記者さんがかなり年上の方なのか、そういういろいろな表現辞典(新聞社用)があって、それの内容が時代に合わない言葉も取り入れているのかもしれません。
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アドバイスありがとうございます。 三味線は楽器のイメージしか無かったものですから戸惑ってしまいました。態度の形容詞としても使われるのですね。たしかにいまの若い人はそういう遠まわしな表現は使わないだろうなと思いました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ファギュアスケートの実情まで踏み込んで頂くと三味線という表現の使い方がよく理解できました。スポーツ新聞では以前にも聞き慣れない表現が出てきてここで質問した事があります。 マスコミもよく煽るなぁと実感しました。