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コリオリ力
コリオリ力に関する質問です。 柳哲雄先生が書いた海の科学という本の中で、中緯度におけるコリオリ力について読んでいますが、ひとつ理解できないところがあります。その本に書かれている内容から見ると、中緯度に立っている人は1日に360度より小さい角度しか回転しないように考えられますが、本当ですか? 本当ならば、なぜですか? 教えてください。
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<中緯度のあるP点に立ってる人は1日後にP点に戻らないことでしょうか?> そういう意味ではありません。P点に立っている人は24時間後にはP点に戻っています。 P点で振り子を振らせたら、その振動面がずれてくるが、もとの振動面に戻るまでに24時間以上の時間がかかるということです。(再度いいますと北極点では24時間でもとの振動面に戻る、赤道では戻らない、いつまでも南北方向に振動を続けている) ここで振り子の振動面は地球の自転に影響されないということを考慮すれば、逆に振り子を見ている自分が360度回るのに24時間以上の時間がかかると考えられる、ということです。
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yoo7660 さんの 疑問がなんとなくわかってきたような気がします。 立っている人が「回転する」というのは、地球が(地面が)回転するという意味です。 北極に立っている人は1日で360度回転する。足元の地面がテレビの下に敷く「回転板」のように回転し自分も一緒に回転する、という意味です。 ところで、赤道に立っている人はどうでしょうか。 同じように回転していると思いますか? たしかにぐるりと一回まわりますが、「回転板」のようには地面は回りませんね。ですから、風や海流はコリオリの力(進行方向を曲げる力)がはたらかないのです。そういう意味で、赤道では「回転しない」と表現するのです。 まとめると、 北極では360度回転する 赤道付近では0度回転する では「中途半端な」中緯度では? 360度より小さな角度だけ回転する! ずいぶん乱暴な結論ですが、なんとなくそうかな、と感じてもらえれば幸いです。 追加 フーコーの振り子について 今北極で振り子を振らせてみます。すると、地球(地面)は一日に360度回転しますから、振り子の振動面はその逆に360度回転します。 振り子の振動面は動かないのに地球が勝手に回転しているといっても良いでしょう。 これが地球が自転していることの証明である、とフーコーが発表したのです。 下のサイト1で四角の枠の中に、10秒 を入れて転送ボタンを押してみてください。回転台が10秒で一回転する間に、振動面がどのように移動するかがよくわかります。(回転台が北極点の地面、1日が10秒に相当します) ところで、これは地球の北極で実験したから一日に360度回転するのです。 それに対して、赤道で同じ実験をすると、振り子の振動面は回転しません。また、中緯度で行うと、一日で360度よりも小さな角度しか回転しません。 これは頭の中で想像するのが非常にむずかしく、なかなか良い説明ができないのですが、 下のサイト2 の説明をごらんになって、なんとなくでもご納得いただければうれしいです。 正確には 緯度θの場所では、 (24/sinθ)時間で360度回転します。 θ=90度 北極では24時間、 θ=30度 沖縄あたり?では48時間 θ=0度 赤道では 無限大時間 かかります。 サイト1: http://buran.u-gakugei.ac.jp/~mori/EXP2/SUBJECTS/Fuko.new/KOUKAI2003.html サイト2: http://www.s-yamaga.jp/nanimono/uchu/tentaitoshitenochikyu.htm#フーコーの振り子 フーコーの振り子 コリオリの力 などで検索して わかりやすいサイトを見つけてください。
補足
もっと質問します。 そうことは、中緯度のあるP点に立ってる人は1日後にP点に戻らないことでしょうか?
お礼
遅くなってすみません。 まだ、さっぱり理解できませんが、じっくり考えて見ます。