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グレアム・グリーン
グレアム・グリーンの小説を、原書で読もうと思っています。お薦めのタイトルがあれば、教えてください。キリスト教の素養が無くても、読解に支障の無い作品をお願いします。
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No.1の方がお書きのとおり、グリーンの作品は純文学的作品とミステリ、スリラーというべき娯楽的作品とはっきり2系統に別れています。 後者には有名な「第3の男(The Third Man)」の他に「スタンブール特急(Stamboule Train)」,「恐怖省(The Ministry of Fear)」、「拳銃売ります(A Gun for Sale)」などなどがあり、いずれも「エンタテインメント」とはっきり銘打たれていますので、簡単に区別できると思います。このあたりの作品に取り組まれるのがとっつきやすいと思います。洋書では「ペンギン・クラシックス」シリーズに入っているのではないでしょうか。
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- ANASTASIAK
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確かにグレアム・グリーンの作品は、カトリック信仰に強く根ざした 作品と娯楽作品があって、前者だと日本人には世界に入り難いことが ありますね。その意味では、最初に有名な、『事件の核心』とか『情 事の終わり』、『権力と栄光』などを読むと、グリーンを敬遠してし まいがちです。 非キリスト教的な作品としては、『ヒューマンファクター』をお勧め します。スパイ小説の名作です。映画で有名な『第三の男』もこの分 野の作品ですが、内容が知られすぎているきらいがありますね。
お礼
ANASTASIAKさん、回答ありがとう。『権力と栄光』は以前、翻訳を読みました。その時、「どうも私には、高尚すぎるのではないか」と思い、ずっと敬遠してきました。『ヒューマンファクター』 タイトルは聞いたことがあります。確か早川文庫に入っていますね。翻訳をざっと読んでから、原書に取り掛かろうかな。スパイ小説は、ストーリーが複雑と言う印象があります。私の頭でも理解できればいいのだけど。
お礼
tasogare32さんお薦めの4タイトルを調べたのですが、全部映画化されていますね。映画を見てから原書に取り組んだら、勉強がはかどるかも。楽をしすぎかな? お二人が薦めてくださった5冊を注文して、ページ数の少ない順に読んでみようとおもいます。tasogare32さん、回答に感謝します。有難うございました。