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会話文と地の文の比率
僭越ながら書き物を嗜む者です。よく思うのですが、会話文と地の文の比率は、文章中でどの程度にすれば良いのでしょうか? 自分は書いているとどうも会話文が多いな、と感じ、少し文章が軽薄になっているような印象を受けます。
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- miya-mcl
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本好きです。 趣味の域を出ませんが、小説を書いてもいるので、つい分析してしまいます(笑) この割合は、作品によってかなり差がありますよね。 同じ作家さんでも、作品によってまったく違ったりしませんか? ライトノベルだからといって、会話文が多いわけでもありませんし。 いつもは読まない作家さんやジャンルの作品を読んでみると、また違った考え方ができるかもしれません。 さらに言うと、会話文が多いから読みやすいわけでもなく、地の文が多いからと言って読みにくいわけでもありません。 そのあたりに個性が出るなあ・・・と思いながら読んでいます。 栗本薫氏は、見開き1Pが一つのカギかっこということも良くあって、読者としてはそれが地の文だったか会話文だったかわからなくなることがよくあります。 畠中恵氏は、地の文と会話文の差があまり感じられませんが、はっきりと区別ができますね。割合はどうでしょう、会話文は多いと思いますが。 田中芳樹の銀河英雄伝説とアルスラーン戦記は、会話文のほうが少ないですね。しかも言い回しが堅いので読みにくいのですが、読み始めると止まりません。 江國香織氏、唯川恵氏は一人称が多いので、会話文は少ないように思います。市川拓司氏もまだ2冊しか読んでいませんが、会話文が多かったようには思いませんでした。 ミステリだと、謎解きのシーンは、ほとんど会話文ですよね。 京極夏彦やアガサ・クリスティ、山村美沙もそうだったと思います。すいません、最近ミステリを読んでいないので、あまり思い出せなくて。少なくとも、京極夏彦は、分厚い新書版の半分は、京極堂の台詞で埋まっています。 宮部みゆきは、作品によってずいぶん違うように思いますが、文体を替えてしまうので、雰囲気からして違うんですよね。でも、謎解きも多いので、会話文は多い方じゃないでしょうか。