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「山頭火」の 《後姿の時雨れて・・》 の場面は ?
山頭火の句(?)に、 《後姿の時雨れて行くか・・・》 というようなのがあるようですが、 どういう場面で詠んだものなんでしょうか ? たとえば、誰の後姿なのかなどの場面について、 お分かりでしたらよろしくお願いします。
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正しくは・・・ 自嘲 うしろすがたのしぐれてゆくか (全部「かな」で、漢字はありません) 句の前段に「自嘲(じちょう)」とあります。また、その前段に「昭和六年、熊本に落ちつくべく努めたけれど、どうしても落ちつけなかった。またもや旅から旅へ旅しつづけるばかりである。」 とあります。 昭和五年に、熊本の元妻サキのもとにしばらく滞在したあと、九州を旅した山頭火は、その年12月に熊本市内に居をかまえます。しかし、翌年12月、再び放浪の旅に出ます。 ひとところに落ち着けず、時雨の中を旅立つ自分の後ろ姿を、もう一人の自分が自嘲をこめて見つめている(どうしようもない、馬鹿だなあお前・・・)、そんな感じでしょうか。 http://www.amazon.co.jp/%E5%B1%B1%E9%A0%AD%E7%81%AB%E5%8F%A5%E9%9B%86-%E7%A8%AE%E7%94%B0-%E5%B1%B1%E9%A0%AD%E7%81%AB/dp/4480029400/sr=1-1/qid=1171324806/ref=sr_1_1/503-4657455-3136724?ie=UTF8&s=books
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最初に発句したときは、「うしろ姿をしぐれていくか」で、後に姿をひらがなに直していると、私の本には、あります。 岩川隆著「どうしやうもない私」です。 年末の作とのことです。 1さんのおっしゃる句意だと思います。 年末の喧騒と、我が身を相対したものと、自嘲したのでは、ないでしょうか。
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。 場面が良く分かりました。