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戦時中の軍人の上下関係?
戦中を舞台にした小説を読んでいると、 軍人で少尉とか大佐とか いろいろな役職の人が出てくるのですが その上下関係がさっぱりわからず混乱します。 またどちらが上か分かっても どのくらい偉いのか? つかめません。 農民出身でも勉強が出来れば大佐とかになれたのか? その権力はどれぐらいのものだったのか? (例えば息子を激戦地にやらないなどのコネはきいたのか?) 若くて健康に問題がなければ全員徴兵されるわけだから みんな最初はヒラ?学歴や武道経験によって違う? …簡単にお答えは頂けないかと思いますので 参考になる本やサイトなどでも構いません。 (レポートを書くわけではないので雑学的な本でも) ご存じでしたらよろしくお願いします。
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詳しい回答が出ているのでいまさらなのですが蛇足として 旧日本軍の場合(世界共通のこともあるけど例外もあるので) 農民出身でも勉強が出来れば大佐とかになれたのか?> 尉官以上の指揮官には士官学校に通わなければ成れません 勿論農民の子でも成績がよければ大将にでも成れます。 旧日本軍は戦場での功績よりの学校時代の成績の方が重んじられる場合が多かったようで絶えず首席とか次席とかの言葉は付いて回ったようです これが現在の結婚式などの挨拶にどうでも良いのに首席でとか優秀なる成績で奈土と紹介する風習につながります。 中華事変を画策した石原寛治が東郷英機の事をあいつは馬鹿だ首席は俺だと言いつづけた事なども此処に由来します。 逆に士官学校を出ていなければ志願兵といえども最高位は曹までです 映画愛と青春の旅立ちなどで士官学校の鬼軍曹が生徒を罵り罵倒しながら教えていたのに卒業式の最後に生徒にお礼を言われると敬礼をし自分は軍曹で有ります与えられた仕事をこなしただけでありますと上官になった卒業生を見送るシーンなどでも解ります。 特例として目覚しい功のあったものは特務仕官として特務大尉などにもなれましたが少尉の下の階級とみなされたそうです。 戦争末期になると特務ははずされ士官学校での士官と同じ扱いが受けれたそうです。 みんな最初はヒラ?学歴や武道経験によって違う?> 一般召集兵は皆一番下からですが当然 今行われている戦争の前の戦争にも召集された一般人は居ますその場合いは以前の階級から始まります。 大戦末期学徒出陣の大学生は尉官からのスタートだったそうです。 武道経験は考慮されません。 その権力はどれぐらいのものだったのか? (例えば息子を激戦地にやらないなどのコネはきいたのか?)> どの国にも言えることですが代々将軍などを輩出した家などでは最前線に行かない事が多かったようです。戦争で死ぬのは下士官まで士官の死亡率はグッと下がります。 パパブッシュが乗っていた船が撃沈され救助された話などはかなりまれな例です。(もっともこの場合は前線ではなく潜水艦の魚雷ですが)
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>死が身近にあった時ほど、生は濃密だったのでしょうか。ひきこもりも少子化も、生が希薄になってしまったから?と思います。 大正解だと思います。戦時にかかわらず、戦後すぐの時代より前は、一般人でも死が身近にあった時代だったと思います。 私の祖母は明治に子供を5人産み、成人するまで育ったのは二人、母は昭和の戦前に子供を三人産んで、成人になったのは二人です。私の家内は昭和の後半に三人産んで三人とも成人しました。 こうやって、自分の家を見て見ると,戦前の社会は死が身近にあった時代だったですね。 戦死や戦災死は一人も居ず、子供のときに死んだのは疫病です。ペニシリンなど抗生物質が出回るまでは、成人しても結核で死ぬ人が多かったですね。 死んでも、誰にも文句をいうわけにいきません。親も子もみんな自己責任で自分の身を守った時代だったと思います。 昔の軍人や兵隊が、他人のために死ぬ気になっていたか、ということにつきましては、結局は「自分のため」じゃなかったのかな、と思います。 軍の学校へ行った職業軍人さんには、(1)国のため、国民のために命を捧げるため、(2)いつか兵隊に取られて辛い目に会うのであれば、先に軍学校へ行って偉くなっておいた方がいい、(3)軍で出世して偉くなりたい、などいろいろの理由があったと思いますし、それぞれの理由が複合していたと思います。 人は自分を守るため、或いは家族を守るために戦い、結果として死ぬことはあろうかと思いますが、他人のためにはなかなか死ねるものではありません。 当時は徴兵を忌避すれば罪になりますし、周りから白い目で見られ、本人ばかりならず、父母や家族もたまらんと思います。 そして、戦地へ行って敵が攻めてくれば、自分の身を守るためにやり返し、さらに攻め込みます。喧嘩でもなんでも逃げたら負けですし、戦闘では逃げると負けで自分の命が危なくなります。勝つこと以外に自分の身を守ることは難しいものです。 それから、特攻隊などのように明らかに死ぬことがわかっているような場合に、なぜ行ったのかということですが、好んで行ったという人は少ないんじゃないかと思います。 (1)そういう雰囲気ができてしまっていた、あいつも行くなら俺も、(2)本人の名誉心(逃げると卑怯だ)、(3)どうせいつかは死ぬ、それならこの際と、いろいろあったと思います。 以上は私の想像です。その人の極限状態の心理は、その人でなければわかりません。 それでも、昔の人はたくましかったですね。人権もヘッタクレもない時代に、皆自分を守るため、それぞれが懸命に生きていたんだと思います。
お礼
確かに、きょうだいの中で少なくとも一人は成人できないとなると その時代に一人っ子っていう選択はないですね。 女性の社会進出やらなにやらが二次的な原因だとすると、少子化って根が深すぎますね。「政策」でどうこうできるものでもなく、日本は静かに滅びるんですかね…。 結局は「自分のため」…というお考え、大変参考になりました。 極限状態での心理はその人でなければ分からない。そうですね。 もしかしたら、その人にも分からなかったのかも…。 本当に昔の人はたくましかったと思います。軟弱な私は憧れてしまいます。 いろいろとご教授下さりありがとうございました。
質問者さんの曽祖父さんが、大佐という偉い方であったということなので、そのエラサ加減はどれくらいなのか、お話しさせてもらいます。 陸軍大佐であったとして、陸軍士官学校を卒業されたのは、間違いのないところだと思います。ひょっとしたら幼年学校から陸士に進まれたのかもわかりません。 陸軍大学校を出られたかどうかは、わかりませんですね。もし出られていたら、さらに進級して将官(少、中、大将)への道が約束されていました。ただここに入るのは大変難しく、士官学校で今の東大位の難しさはあったでしょうから、陸大となると、東大どころの比ではありません。 陸軍大佐ですと連隊長になる資格があります。おやりになった可能性は高いと思いますが、歩兵連隊の連隊長だと部下が約3,000人くらいでしょう。 若い兵隊さんが連隊長の前へ立つと、ビビッてしまって口も利けなくなるほどの偉さです。 毎朝、部下が馬を引いてご自宅までお迎えに来ます。連隊長殿はそれにまたがって悠々御出勤ということになります。 政官界との比較ですが、大佐ともなれば県庁所在地の市長と同格かやや上といった感じでしょうね。今の選挙で選ばれてくる市長とは比べ物にならんでしょう。今の市長は選挙で落ちればタダの人ですが、昔は軍人が威張っていましたし、退役しようと死ぬまで大佐殿です。 旧軍のことをお知りになりたいのであれば、今読んでおられるような、兵隊小説や戦記物をドンドンお読みになれば自然と覚えてしまうんじゃないかと思います。NO.1さんに教えてもらった階級表をそばに置いておけば十分でしょう。 ただ、小説家や旧軍人が書いたものは、話を面白くするため、実際よりも誇張して書く傾向があるため、その辺は要注意です。
お礼
曾祖父がそのような人だったなんて 目が覚めるような思いです。確か陸軍だったと思いますが…。 「大佐」と聞いて、なんか役職があったってことは 徴兵されたんじゃなくて職業軍人だったんだなー…ぐらいの想像しか できていませんでした。恥ずかしい。 しかし曾祖父の優秀な遺伝子はいったいどこへ霧散してしまったのやら? 私が生まれる前に、家は一度火事で全焼していて、曾祖父の時代のものは何も残っていないのです。祖父母も、昔のことは東京大空襲の時のことをほんの少し話してくれたくらいです。アルバムなどが残っていたら、馬に乗り軍服を着た姿が見られたのかもしれないって事ですね。 実は私は、軍隊そのものにはあまり興味はないのです(すみません)。女ですし。 でも、戦争がリアルにあったころの人々の心性に興味があって、その頃の小説を読むことがあります。どうして皆、他人のために生きられたのか、他人のために死ねたのか。今は(私も含め)皆、自分のために生きていますよね。自分のために死ぬことなどできないのに、自分が死ぬことなど思いもせずに。 死が身近にあった時ほど、生は濃密だったのでしょうか。ひきこもりも少子化も、生が希薄になってしまったから?と思います。 あの時代と、この時代にあまりに隔たりがあって、ひとつの繋がりの中にあるものとは思えませんでした。しかし、曾祖父のことを具体的に想像できたおかげで少なくとも血はつながっているんだ、という事は少し分かりました。 >ただ、小説家や旧軍人が書いたものは、話を面白くするため、実際よりも誇張して書く傾向がある わかりました。注意します! ご回答、どうもありがとうございました。
- imp-dsc
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大抵の事は語り尽くされた感があるので少し雑談になりますが・・・ 兵卒 英語ではsoldierともprivateとも呼びます。さて、語源は二つとも違います。前者はSalt(塩)を受け取る者という意味があります。いきなり妙な話ですよね~しかしこれには長い歴史的経緯があります。 話は古代ローマ時代。とは言っても自前の通貨さえも持っていない小さな都市国家時代のローマでは塩は生活必需品と同時に通貨として扱われました。つまり給与所得者という意味です。兵士も生活しないといけませんからね。そこからSalary(給与)という単語も生まれました。 一昔前の企業戦士は古代では正しく戦士(soldier)だったんですね。 次のprivateは厳密には一等兵や二等兵という意味合いが濃い単語です。これは中世以降のヨーロッパで傭兵隊長が個人的に雇った兵士からきています。これはそのままプライベートな問題だったんです。 下士官 noncommissioned officerが英語での名称です。 さて視点を変えて中国に飛びます。古代中国では五人の兵士を纏める下級指揮官を伍長と呼びました。階級制度が明治日本に輸入されるとここからも名前を借りたんです。今では少し細かい所は違いますが仕事内容はあまり変わりませんから中々のセンスだと思います。 将校 少尉や中尉はfirstlieutenantは中尉。少尉はsecondlieutenantと言います。LIEU(旗)TEN(持ち)ANT(役)から来ています。これはこの階級が旗を持つ職務を含んでいた為です。 次の大尉はCaptainがそれです。これは中隊の御頭(cap)から来ています。ある意味山賊っぽい名称ですね。ではこれが海賊(海軍)だとどうなるかと言うと御頭=船長になります。実際海軍のCaptainは大佐=艦長=御頭な訳です。学校の体育会系のクラブの学生の代表は同じくCaptainですから呼ぶときは「御頭」とか「艦長or船長」はたまた「大佐殿」というのが筋になりますね~ 少し飛んでその「大佐殿」は陸軍ではColonelです。フライドチキンのKFCのカーネルおじさんは正式にはカーネル・サンダース。つまりはサンダース大佐殿だったりします。コレは嘘のようなホントの話。ベトナムに行ったかはしりませんけど。Colonelとは長い縦列(kolon, column)の隊長さんという意味があります。 Generalはずばり将軍です。西欧では王様は戦争の時にはこの役職で戦場に出ます。しかしながら王様は真面目にやっていると実に忙しいモノで国土が広がり人口が増えると内政や外交で手一杯だったり同時に複数の敵と戦かう羽目になります。(この時点で戦略が破綻してるのがミエミエなんですが殆どの王様はこの手の言い訳が病的に上手いだけの人が多いのは秘密です^^;)それで猫の手も借りたい王様は自慢の倅や近所のおっさん(有力貴族)に肩書きにノシ付けて送り出すんです。それがGeneralという訳です。 知ってると戦争や歴史映画が楽しめるけど間違っても呑み友達や彼女に話すとドン引きされる雑学でした~
お礼
英語の語源って突拍子もないものだったりして面白いですよね。し、塩? 映画の『プライベート・ライアン』って一(二)等兵ライアンって意味だったんですね!なんか、軍としてはだめだけど個人的にライアンを助けに行くぞ、的な意味かと勝手に思ってました。。アホですね。。しかし語源は一緒なんですね! カーネルおじさんって軍人だったんですか。というか、カーネルおじさんという名称は大佐おじさんになってしまう。これからはサンダース大佐どのと言います…。 >間違っても呑み友達や彼女に 笑)そうですねー。話す人は選ばないと~ でも私(女です)は面白かったです。 ありがとうございました。
- koon1600
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とりあえず、士官学校をでているかどうかというのが、結局大きいのはすでに言われていますね。 ちょっと補足をしておきましょう。どこにでも例外が存在しますので。 基本的に海軍の仕官は海軍兵学校を卒業後、しばらく任務についた後に海軍大学にいくのがセオリーです。 しかし、実際には兵学校のみで将校になった人物はいます。有名なのは特攻の父として有名な大西瀧治朗です。彼は海軍大学を出ていませんが、将校になっています。ちなみに兵学校での成績は20番。彼は実務に長けており、そのあたりが大きいようです。 成績による年功序列も、実は例外が存在します。 もっとも有名なのは海軍大将の米内光正。彼の順位はなんと68番。125人中ですから、真ん中より下です。この成績ではぶっちゃけたはなし将校なんて無理、大佐で(願わくば戦艦クラスの)艦長になってそのまま退役というのが一般的なルートです。 しかし、彼は実務に非常に長けた人物であり、結果、海軍大将、総理大臣、海軍大臣など、海軍のトップに立てたのです。 また、日本において、特に大正期にはいって急激に増加したのは東北農家出身の将校です。 当時の東北というのは、大地主と小作で形成されていました。つまり、農家といえども金持ちはものすごい金持ちなのです。で、当時の相続方式は長子相続。どんな金持ちの子でも次男とかはもらえる土地はない・・・でも、親の心理になると、これは余りにも不憫ですから、どうするかといえば・・・とにかく勉強させるのです。 当時の軍学校といえば、今の東大(当時の帝国大学)よりも上ですから、それこそ国家最高峰の秀才のあつまりなわけです。なので、とにかく勉強させるのですね。そのため軍人は次男以降が必然的に多くなります。 ちなみに、ドイツでも同様で、これはユンカーという人たちで、爵位をもらえない貴族の子(普通次男以降)が勉強して政治、軍事に参画することは非常に多かったのです。 さて、日本では、実はコネというのがあまり聞きませんが、戦争をした相手の国、アメリカはコネの国です。 多い例は「父親が議員」というやつです。この場合最前線にはまず送られず、ほぼ100%死なない任務にまわされます。 実は、あの国は「軍隊に入ること」は政治家への登竜門でして、軍隊で佐官くらいまで出世したら退役して政治家へ・・というのがセオリーでした。 ちなみにこの経歴は別に父親が政治家な人だけではありません。政治家を志す多くの人が通るルートです。 実際問題、アメリカの大統領で、軍役経験が存在していないのは1人(クリントン)だけです。ほかは、経歴はともかく全員、軍役経験があります。 ワシントンは独立戦争の指揮官、パパブッシュは海軍航空隊のパイロットで日本軍機に落とされて3日漂流、ケネディは魚雷艇の船長で日本軍の駆逐艦にぶつけられて船は沈没、なんとか島まで泳ぎきり命をつなぎます。リンドン・ジョンソンは日本のエースであった坂井三郎とその部隊に撃墜されかけました。また、アイゼンハワーは陸軍大将で欧州戦線の英雄。 コネが効いたのではないかと疑われる有名な話は現在のブッシュ。彼はベトナム戦争のときは州兵(空軍。父親と同じパイロット)として過ごしており、どうもコネで行かなくてすんだのではないか・・・とされていますね。 こんな国ですから、父親が権力を持っていれば前線に送られないでぬくぬく出来るのは当たり前といえば当たり前・・・というわけです。 以上。補足程度に見ていただければ幸いです。
お礼
そういう厳しい体系の中での「例外」の方はよっぽど切れ者だったのですね…。 軍人に次男坊が多いというのはなんとなく聞いたことがあったのですが そういう訳とは知りませんでした。 (wikiのリンクはなぜか飛べなかったのですが、自分で「ユンカー」引きました) アメリカでは政治家になるのに軍隊に入らねばならないなんて 軍の力がやっぱり重要なんですね。人脈造りでもあるのでしょうか。 ご回答どうもありがとうございました。興味深いお話でした。
- yakyutuku
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>例えば息子を激戦地にやらないなどのコネはきいたのか? これは自分の指揮下にいる人間については、指揮官の采配でかなり自由にできます。(つまり佐官クラスなら自分の部下なら安全な部署に送れます。)また将官、大佐クラスなら人事にある程度顔が利くでしょうから、自分の部下として貰い受けることができると思います。ただし指揮官といっても例えば海軍の艦長なら、どこに配属しても艦の中ですし、硫黄島防衛隊の指揮官になってしまったら、自分の指揮範囲に安全地帯なんてありませんのでどうにもなりませんね。自分の指揮下以外の話になると、その個人がどこまで顔が利くかという話になるのでなんともいえません。とはいえ幹部は皆士官学校を出ていて、どの部署にも同期がいるでしょうからある程度お願いすれば、配慮はしてもらえると思います。
お礼
なるほど。 まあできないこともないかもしれないけど 配属先と、個人の人脈と、時と場合による。という感じですかね…。 参考になりました。 ご回答ありがとうございました。
- tanuki4u
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蛇足のようなおまけ 瀬島龍三氏は、実家は農家。(まぁ名主・村長くらいですが) 学業優秀でしたので、陸軍が無くなっていなかったら、確実に中将まで入ったでしょう。大将になるには運もありますので。 兵から将への移動(たたき上げ)が多いので有名なのが、アメリカ海兵隊。 逆に海兵隊が有名になるくらい、他の軍隊では兵と将とは区別されています。
お礼
出身は関係ないのですね… 瀬島龍三氏、私は無知で存じ上げなかったのですが 財界、政界で有名な方なのですね。 >他の軍隊では兵と将とは区別されています。 アメリカは実力主義なので意外です。 ご回答ありがとうございました。
- k762
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間違いの訂正だけ。 陸軍は兵から下士官に志願して少尉候補者課程を卒業すれば将校になれます。 但し、少尉候補者に受かるのは難関で大多数は准尉で終わった様です。 陸軍は士官学校出との差別は有りませんが海軍は兵学校出とは厳然たる 差別があり、兵から上がった特務士官は将校では有りません。 (軍令承行令による指揮権無.....終戦まじかに僅かな上級者が将校になれる様になりましたが)
お礼
兵卒でもチャンスはあったということですね。 陸軍と海軍で扱いが違うとは不思議です。。 ご丁寧にありがとうございました。
- Willyt
- ベストアンサー率25% (2858/11131)
軍隊では兵卒からだと軍曹どまりでそれ以上に昇進はできません。士官学校を出るとすぐに小尉任官ですが大佐まで。陸軍大学または海軍兵学校を出ると大将、元帥にまで昇進可能です。 どんな偉い大将も初めは二等兵 という歌がありますが、これはウソです。いきなり小尉任官です。
お礼
軍隊の学校を出るにしても、種類によって どこまで行けるかが違うということですね。 ご回答ありがとうございました。
- Scull
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詳しい回答は既に出ているようですが、詳しすぎても判りにくいと思いますので、簡単に纏めます。 軍隊の階級ではおおよそ、上から「士官」「下士官」「兵」に分かれます。このうち、士官と下士官には専門の教育を受けた後でなければなれません。ただし、兵からであっても「この専門教育を受ける事」自体は可能です。 階級は上から 【士官】 (上級大将)大将・中将・少将(准将) 一軍、師団などの大規模な軍団を率いたり、基地などの責任者に、海軍では艦隊司令などになります。 大佐・中佐・少佐 中規模部隊を率いたり、参謀として本部勤務をしたり、海軍では艦長になります。 大尉・中尉・少尉(准尉) 小隊などの小規模部隊を率いたり、海軍では艦の「砲術などの部署を率いる」事になります。航空部隊のパイロットはほとんどこの「尉官以上」です。 【下士官】 曹長・軍曹・伍長 陸軍では専門的な知識を以て、高度な作戦遂行に当たります。分隊長、班長などです。また、多くの軍事的教育機関(新兵教育、士官学校など)では、下士官がその教育に当たります。 【兵】 兵長・上等兵・一等兵・二等兵・新兵 軍隊での末端です。簡単な教育を経て、最前線で「数」を担当します。専門的な知識が必要な現代軍隊では減少する傾向にあります。任期は多くの場合数年ですので、任期が明けた後には退役するか、下士官への教育を受けるかを選択する事になります。 以上の内、括弧書きをした階級は臨時の階級で、常にある階級ではありません。
お礼
具体的にまとめて頂いてありがとうございます。 これを頭に入れて読み直したい本がたくさんあります。 戦中モノもそうですが、自衛隊について書かれた『亡国のイージス』なども この知識があればまた違ったものになりそうです。 映画などもそうですが、そのテーマについての基礎知識あるやいなやで 全然おもしろさが違いますよね。 助かりました。ご回答ありがとうございました。
お礼
階級、という言葉が私には出てきませんでした…。なるほどです。 どちらが上かよく分かりました。 ありがとうございました。
お礼
ぜんぜん蛇足ではないです。 そういえば!私の曾祖父は大佐だったらしいので、 尉官以上=士官学校に行ったということですね。 >戦争で死ぬのは下士官まで士官の死亡率はグッと下がります。 死にたくなければ勉強しろですね…。 細かい例を挙げて説明して頂き、 大変分かりやすく納得できました。 すべてが「なるほど、そうだったのか!」という感じです。 ご丁寧にありがとうございました。