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カーボンニュートラルを維持するためには
地球温暖化対策としてバイオマスエネルギーが注目されてきているということを学びました。 ここで質問なんですけど、カーボンニュートラルを維持し続けるにはどうすればよいのでしょうか。 私は植林をどんどんして木質バイオマスをどんどん利用することだと思うんですけど、みなさんはどうお考えですか?
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- Mambo_No1
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カーボンニュートラルの維持というものは色々な考え方・方法があるものとしたなかでの「木質バイオマス」野位置づけと言う捉え方で回答させて頂きます。 もし仮に、5000kwh級の発電を行うとすれば、年間6-7万トン必要となりますが、木材は生き物ですから、当然毎年成長します。 その成長量は実に年間約八千万m3にもなりますが、国内木材の年間供給量はその1/4-1/5程度です。 また、森林経営計画に則って間伐・植林を行い、現在利用されている木材以外の、これまで未利用だった林地残材を回収するので、需要が集中したとしてもほぼ問題ありません。 また、木質バイオマス発電の場合その燃料の大部分は、林地残材などの未利用材が使われることを目指します。現在利用している材と同じ木材を必要としているのではなく、現在山林に切り捨てられているものをなるべく使おうという考え方です。 つまり、カーボンニュートラルという概念の中で持続可能なエネルギーとなり得るものです。 マスコミでも多く誤認されていることなのですが、太陽光発電というものは大変不安定な電力(日照時間・天候ほか)なので、原子力発電、水力火力発電等のように持続可能な「ベース電源」には現状なり得ません。 「ベース電源」とは、日夜問わず生活をしていくために現状として必要不可欠な電源、例えれば生活の為の固定費のようなものです。 木質バイオマス発電は、ベース電源や調整電源として利用可能な再生可能なエネルギーとして有効なものの一つとなり得ます。 ただ木質バイオマス等も含め新エネルギーによる発電はまだ始まったばかりであり、規模も燃料調達のしくみも課題が山積しています。旧エネルギーとの利害衝突による圧力等もみられます。国民一人ひとりが目先の噂や喧伝に惑わされることなく、大きな視野で未来をみつめ、自分なりに考察し、意見を持つことが重要と考えます。 長々とスミマセンでした。
- Skydaisy
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こんにちは、学術的ではない感想&意見です。 ちょうど昨日(18日)こんなニュースが出ていたんです。 http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/7669522.stm 同じレポートの日本語版を探したけれど今のところ見つかりません。 イタリアの農場でカーボンニュートラルを実現・維持するために、必要な投資をして設備を整えたところらしいです。 このケースから推して図ると、 質問者さんのおっしゃるように「植林をどんどん増やして」=二酸化炭素を吸収してもらい、 でも「木質バイオマスは”適宜”利用して」=木質バイオマスに需要が集中すると次世代が育つまえにさらに緑を損なってしまいそうなのである程度利用しつつ、空気中の植物の4倍の早さで育ち世代交代するという海中の植物にもなんらか手伝ってもらい、 ともかく柱になる再生可能なエネルギーは太陽光発電でまかなう、 ――がいいような気がします。 すで全体がニュートラルな状態を達成している場合なら、質問者さんのおっしゃる道理がよくわかります。現状CO2過剰なので、維持すべきレベルにまず必死で戻さねばならず、理論的にはニュートラルを維持できるはずの方法一つでは間に合わないのだと思います。 面白い質問ありがとうございます。
- cat-food
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質問の意味がよくわからないので、お尋ねします。 カーボンニュートラルとは、その資源を使っても大気中のCO2の量に影響を与えない性質のことです。であれば、原子力や太陽光発電もカーボンニュートラルになりますが、一般にカーボンニュートラルという言葉はバイオマスだけに使われているようです。つまりカーボンニュートラルはバイオマスの専売特許です。であれば、「カーボンニュートラルを維持するには?」という質問には「バイオマスしかない」となって、答えはこれで終わりです。 それとも、ご質問は、バイオマスの中で木質系、廃棄物系、作物系などの中のどれがいいかということでしょうか。それとも、空気中のCO2を増やさないためには原子力や太陽光なども含めてどうすればいいかという質問でしょうか?
- aburakuni
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大型の製造業工場で使用する全てのエネルギーを、周辺の木質バイオマスで賄う為には、半径25Kmの森林が必要と言う試算があります。 木質バイオマス燃料の材料重量あたりの収量は、穀類・豆類に比べて低いので、採算を考えると木質バイオマス一本では厳しいですね。 現在進行中の木質バイオマスは、建物取り壊し後の廃材等「材料費ゼロ以下」の原料を利用して行われているのが殆どです。