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大学 数学科
数学科の人間ではないんですが、全国の大学には東大の数学科から偏差値40代の数学科がありますよね。偏差値の低い大学の数学科の学生は高校の数学もよく理解してないのに数学を専門とするのでしょうが、あんな難しい微積や複素関数論とかは理解できるのでしょうか?授業の内容は東大の数学科と同じようなことをするのでしょうか?自分は偏差値60ぐらいの工学部生ですが数学にはてこずってます。教えてください
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私も60年ぐらい前に、工学部の教室で微分方程式や複素関数論に苦しめられた経験があります。しかし、奥義を究めるところまで到達しませんでしたが、企業に入って精密機械の設計に従事し、これらの数学はとても役に立ちました。 私の友人は、東大の数学科に行き、若くして亡くなりましたが、最近になって突然、その業績が、著名な定理の証明に関連して、世界の数学者から注目される存在になりました。 私は、最近になって放送大学の数学の講義をときどき見て、この世界のすばらしさに、あらためて驚嘆しています。 ところで、あなたの疑問に答えるならば「大学の数学科は、数学を職業とする人の養成を第一目的としている」と思います。 数学に限らず、同じ職業でもいろいろなレベルが要求されます。中学の低学年の数学を教えるならば、東大に進学するほどの必要もないでしょう。たぶん東大の数学科を出た人は、中学生を教えるのがヘタかもしれません。もしかすると、最先端の問題を突破する力もなく、中学生もうまく教えられないとすれば、中途半端な人間になってしまいます。 それよりも、自分のやりたいことに適した環境で勉強できる人は幸せだと思います。あなたが想像するように、特に数学の世界では、学校によってやっている内容が、かなり違うのではないかと、私も想像します。