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『風上にも置けない』 「風上」と同等の意味を持つ、省略されている語句は何ですか?
『風上にも置けない』という言葉がありますが、“~にも”と言うからには「風上」と同等、或いはそれ以上の対象があると思うのですが、それは何なのでしょうか? 例えば、元々の文章は、 『あの人は、人間の「××」どころか「風上」にも置けない』 だと考えています。省略されている「××」が知りたいのです。
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ANO.1さんの回答にあるように「風上に置くと臭くてやりきれないやつ。鼻持ちならない奴」の意味で、たとえば、好色一代女には「風上に置く奴にはあらず」という表現があるそうです。 現代だと、イジメにつながりそうな言い回しですね。 この「にも」は、断定の助動詞「なり」の連用形「に」に係助詞「も」がついたのではなく、格助詞「に」に係助詞「も」がついた連語で、打消しの強調をあらわしています。(辞書でもわけてあるはずです) 省略されている「××」は存在しません。ご安心ください。
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「××」は日本の価値観から来ていると思います。今でも上座を云々します。「××」はつまり神、祖先、方位の何れかに当るのでしょう。
風上(はもちろん風下)にも置けない。 とか・・・
- ccccrrrr
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私は人の上に立たせることだと思っていました。 つまり彼なんかを上司にしたら部下はみんなやる気をなくしてしまうので、人の上に立たせることはもちろん、直接影響の無いはずの風上に置くことさえやめたほうがよいと言っているのだと思います。
- hakobulu
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確かに良く考えると不思議な表現です・・・。(-_-;) 素直に考えると『風下』ということになるわけですが、 ただ、これを【匂い】云々という解釈に絡めると矛盾が生じるでしょうね。 『あの人は、人間の「風上」どころか「風下」にも置けない』 でないと意味が通らない。 かといって、「風上にも」という以上、「××」が「風下」以外の語句であればやはり不自然さは免れないように思われます。 そこで、「××」=『風下』ということはそのままにして、他の解釈をしてみます。 『風上』とは何を意味するのか、ということが問題になります。 これを【そのもの自体が成立した当初(起源)】という風に捉えてみるのはどうでしょうか。 風下に行くに従って成長した人間になるという考え方です。 つまり、【人間の風上】とは、『非常に未熟な人間』ということになります。 これなら意味は通ると思うのですが、やや強引すぎるでしょうか・・・。
- a-black
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ただいま広辞苑で調べたところ、正しくは『風上に置けない』で、いつのまにか『も』がついてしまったようです。ちなみに風上に臭いものがあると風下にいる者は耐えられないからだそうです。 ところで、自分は別の話を聞いたことがあります。といっても出典がハッキリしないのでガセかも知れません。(自信がなかったので広辞苑で調べたわけです) それは、省略されているのが『風下』だということです。人が集まっていると風上は直接風があたり、風下はほかの人に風が遮られるので風があたりません。冬場の寒いときだと当然風のあたらない風下の方がいいわけですが、あまりに嫌な奴だと風下どころか(風が直接あたって寒い)風上でさえもいさせたくない。つまり、どっかへ行けということです。
お礼
>>格助詞「に」に係助詞「も」がついた連語で、打消しの強調をあらわしています “格助詞”“係助詞”で検索を掛けて調べてみましたところ、SEEANEMONEさんの仰られる通りでした。 胸のつかえがスーッと取れました。 ありがとうございました!