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男の風上…

 こんにちは。 「男の風上にも置けない」という言葉がありますよね。  意味は分かるのですが、子供のころから納得しかねることが…  なぜ「にも」なんでしょう。 「男の風上に置けない」というならそうかと思うのですが、「にも」や「も」ってなに言葉が強調されるなどの意味があるのでしょうか。 「~も、そして~も」の「も」の強調とも違いますよね?  というかどうせなら「男の風下にも置けない」の方がとんでもない男さ加減が伝わると思います。 「男の風下にも」ましてや風上には置けないとか、男の風上どころか「風下にも置けない」とか、その方がしっくりくるのですが…

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  • Parismadam
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回答No.3

はじめまして。 だいたいの回答は出ていますが、少し補足します。 ご質問1: <なぜ「にも」なんでしょう。> 否定を強調するためです。 1.ここで使われている係助詞「も」は、否定文中で使われ、幾つかの同類の例示の中から一つを取り上げ、それを否定することで文全体の否定のニュアンスを強調する働きをしています。 2.同じ用法の「さえ」「まで」という助詞に類似します。 例: 「雨も降らない」=「雨さえ降らない」 「彼も来なかった」=「彼まで来なかった」 3.なお、この文に「どこにも」「誰も」といった不定詞があれば、以下のような解釈も可能です。 (1)「も」は不定を表す体言について、肯定文中では全面肯定を、否定文中では全面否定を表す用法があります。 例: 「どれもぼくのもの」(全面肯定) 「どこにも行かない」(全面否定) (2)そう見ると「どこにも」という不定詞が省略された形ともとれそうです。 4.ただ、「も」には、不定詞の省略がなくても、単に「添加」を否定することで強い全面否定を表す用法がありますから、ここでは不定詞の省略とは考えられません。(他の回答の否定ではありませんのでご了承下さい)。 ご質問2: <「にも」や「も」ってなに言葉が強調されるなどの意味があるのでしょうか。> はい。上記の説明の通り、同類のものを例示して、全面肯定、全面否定の強調の用法があります。 1.全面肯定: 例: 「ワインもついてお得なメニュー」 「も」を使うことで「お得さ」を強調しています。 2.全面否定: 例: 「パンもつかないおケチなメニュー」 「も~ない」を使うことで「おケチさ」を強調しています。 ご質問3: <肯定なら「~も、そして~も」の「も」の強調とも違いますよね?> 同じです。同類のものを「添加」することで、文全体を強調しているのです。 ご質問4: <「男の風下にも」ましてや風上には置けないとか、男の風上どころか「風下にも置けない」とか、その方がしっくりくるのですが…> 1.ここで使われている「風上」は、「風下」と同類・同等の単語ではありません。風上と風下では「位」に大きな差があります。 2.従って、「風上にも風下にも」と並列関係に置くのは無理があるのです。 3.AにもBにもで使われるAとBの名詞は、その状況においてほぼ同等の関係にあるのが望ましいのです。 例: 「私にもあなたにも同じ権利がある」 以上ご参考までに。

mariyanma
質問者

お礼

 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • jo-zen
  • ベストアンサー率42% (848/1995)
回答No.2

通常は、一般的に「男の風上に置けない」の形で使われます。由来は、ANo.1の方が説明されているとおりだと思います。 これが「男の風上にも置けない」と、「に」ではなく「にも」を使う場合は、「男の風上にも(どこにも)置けない」と「どこにも」が省略された形だと思われます。よっぽどひどいことをしないと、そこまでいわれないとおもいますが、強調表現をしているわけです。「も」には、類似した事物を幾つか取り出し並べて提示する用例があります。「…も…も」の形をとることが多く、「血も涙もない男」などと使われます。

mariyanma
質問者

お礼

ありがとうございました。

  • kyoromatu
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回答No.1

風上に置けぬ(かざかみにおけぬ) それを風上に置くと臭気が酷くて困るというところから、卑劣な人間を憎しみ罵(ののし)っていう言葉。 類:●面汚し 例:「男の風上にも置けない」 つまり風上とは風の吹いてくる方向のことですから、その方向にそうゆう面汚しになるような輩は置けない・・ということを表現しているのでしょう。 ですので、風下に置いたのでは、逆に別段影響はない・・ということになるような気がします。

mariyanma
質問者

お礼

ありがとうございました。