- ベストアンサー
「更迭」の意味
先日、上司が異動になったとき、会社の辞令で「更迭する」という表現 があり、腰を抜かしそうになるとともに、人事部に 「もうちょっと表現を考えろ!」と怒っていました。 人事部からは「辞書的には『ある地位に就いている者を他の者にかえること、 ある役職の人を替え改めること』ということで、本来、プラスの意味も マイナスの意味もない中立な意味合いですし、当社では昔から (終戦直後に設立)使っています」と説明がありました。 しかし、マスコミ等では「○○大臣が辞表を提出し、事実上更迭された」など、 どちらかといえばマイナスの意味合いを出しています。 どちらが正しいのでしょう。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ANO.4です。 「○○部長を更迭し、××部長を命ずる」…。 う~む、間違えではないし、「○○部長を更迭し、××課長を命ずる」でもないから、 人事部さんに特別な意図があったわけでもないでしょうね。 でも、上司の部長さんも不快に感じるのだから、昔からはともかく、 今後は改めたほうがヨロシイと、私は感じます。 部長さんも人事部のヒラでなく、人事部長に言えばいいのにと思います。
その他の回答 (5)
- 783kaiketu
- ベストアンサー率35% (92/256)
更迭の意味を、わたしは、このように覚えていました。 「更しなそばで、失意にコウテツ」これで、漢字読み書きは間違いません。 しかし、意味は間違っていました。迭はチェンジするという中立的な 意味でした。そこで訂正「更科そばでお先に失敬のコウテツ」。 会社は、よほどのことがないと、発信文書の表現を変えることはありま せん。責任問題が発生しますから。ですから苦情は文書などで残して 人事など関連の複数部所に発信しておく必要があります。 こんな表現はいかがでしょうか。 A:人事通知 部長異動 ○野△郎 人事部長の任を解き、○○部長を命ずる。 ○山△子 人事部長を命ずる(新任)。 あるいは B:人事異動 部長職 ○野△郎 人事部長の任を解く。 ○山△子 人事部長を命ずる。 など、その上司の方が気の済むような形を提案しておくことがベター と、思います。 以上
お礼
ご回答ありがとうございます。伝統や慣習を変更するには、かなりの体力を要すると思います。自分が人事部に異動したら努力してみます。それにしても「更迭」って、ニュートラルな意味かマイナスな意味かは別にして、かなり上の方に用いる言葉のような気がします。早く「更迭」される立場になってみたいものです(?)
- SEEANEMONE
- ベストアンサー率57% (130/228)
言葉の意味でいえば、確かに人事部さんのおっしゃる通りでしょう。 でも、イメージが良い言葉ではないですよね。 言葉に対するイメージは時代と共に変わって行くのに、 「昔から使っています」を理由にするとはデリカシーのないやっちゃ。 (同じ会社の方のワルクチ言ってごめんなさい) ひとつ申し添えますと、「更迭」は普通、役職を主語にしますね。 「人事部長を更迭する」といった使い方をします。 辞令で、どのように「更迭」を使うのですか? A:人事部長更迭 ○野△郎 人事部長の任を解く ○山△子 人事部長を命ずる こんなふうに書いて社内に知らせるのですか? B:人事異動 ○野△郎 人事部長を更迭する ○山△子 人事部長を命ずる Bのパターンだと、主語は○野△郎ですから、 更迭を使うのは用法として違和感があります。 人事担当者を、なるべく早く更迭することをお勧めします。 (またもや、ご無礼!)
補足
ご回答ありがとうございます。 社内への知らせ方は、イントラネットにより、異動者の新旧配属役職のリストを掲載するだけです。 「更迭」は本人向けの辞令書の中の表現です。なので、もらった人しか分かりません。 当社では、社長室で社長と1対1の辞令交付後、社内の人に「このたび辞令が交付されました」と辞令を見せて挨拶する習慣があります。まあ「見せる」といっても形だけですが。 本人が驚いていたので、興味深深拝見したところ、「○○部長を更迭し、××部長を命ずる」という感じでした。(ちょっと正確な文面は忘れてしまいましたが)
確かに辞典では ある地位・役目にある人を他の人と代えること。「大臣を―する」 となってますね。ですから中立的な表現という感じもしますが・・・・ やはり普通は、マイナスのイメージがありますね。その理由を私なりに考えてみました。 辞典の説明をよくみると、「ある地位の人を他の人にかえる」とありますね。これはある人をどこかにやって、そのかわりの人を入れるという意味ですね。 たとえば地位が部長としましょう。部長にふさわしい別の人をその地位につけるわけで、そのためには現在の部長がその地位を去る。では現在の部長はその後どんな地位につくのか、それはどうでもいい、ということではないでしょうか。すでに新しく任命された人、或いは任命されたことに注目がいってしまっているような表現ですね。 去りゆく現部長に関心があれば、「栄転した」「左遷された」「転勤した」など、その人自身の処遇についてのことばが使われるのだと思います。 要するに「ある人」はすでに過去の人となって、注目されない存在になってしまっているわけです。 会社の人事異動は、その人がその人の力にふさわしい部署にいってもらって、充分力を発揮してもらうために行うわけですから(そうであって欲しいのですが)、異動先に重点を置いたことばがふさわしいでしょうね。先ほどいった「栄転」「左遷 これはせつないですが」「転勤」「移動」などですか・・・・ ということで、やっぱり「更迭」はまずいような気がしますね。 結局、更迭とは、その人よりもその地位にふさわしい人に替える、ということ、暗にその人がその地位にふさわしくないというニュアンスがあるような気がしますね。 その人が何かミスをしてはずされるような場合をのぞいて、使わない方がよい気がしますが・・・・・。
- luune21
- ベストアンサー率45% (747/1633)
「更迭」は同じ意味の漢字をふたつ重ねた熟語で、「更」も「迭」もともに「かえる」という意味です。このような構成の漢字熟語は「飢餓」「滅亡」「空虚」など他にもたくさんあります。また、現在ではあまり使われませんが「更代」と同義です。 「かえる(かわる)」という意味しかないのですから「ピッチャー交代」と同じことです。ピッチャー交代には悪いマイナスのイメージもありますが、試合前から予定したとおりの交代などもあって、必ずしも前のピッチャーのできが悪い場合だけとは限りませんよね。更迭も同じです。 大臣が更迭される場合は、そのほとんどが「悪い」状況のときなので、そういうようにお感じになられていたのではないでしょうか。マイナスの意味合いは、語の本義ではなく、使用場面の偏倚による質問者さんご自身の個人的な結果だと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >マイナスの意味合いは、語の本義ではなく、使用場面の偏倚による質問者さんご自身の個人的な結果だと思います。 ・えっ?マイナスの意味だと思っていたのは私だけだったんですか?新聞等での「事実上の」という表現からそう思っていたのですが。お恥ずかしい・・・。
- gutoku2
- ベストアンサー率66% (894/1349)
「正しい」の概念によりますが、言葉の成り立ちからすると、辞書に書いて ある内容である、 「ある地位に就いている者を他の者にかえること、ある役職の人を替え改め ること」 以外の意味はありません。よって、会社の説明は正しいと思います。 問題は http://seiji.yahoo.co.jp/guide/yougo/naikaku/5.html 上記にあるように、戦後日本の内閣が閣僚の罷免を行わずに、クビだけど 明確にクビと言わないから辞表を出しなさい。なんて場合に、「更迭」の 文字を充てた事です。(別に内閣がこの字を使ったわけではありませんが) しかし、意味は時代と共に変化していきますから、何れ辞書にも 「懲戒の意味を込めて人事異動をすること。類義語:左遷」 なんて記載になるかもしれません。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 もし辞書に「懲戒の意味を込めて人事異動をすること。類義語:左遷」という記載が定着すると、辞令の表現はどうなるのでしょうね。 辞令って、「選考」を「銓衡」といったり、役職により「命ずる」とか「補する」とか「委嘱する」とか区別したり、独特の言い回しがありますよね。 この手の表現は結構保守的ですから、それでも変わらないのでしょうか。 辞令独特の表現については、いずれ別立てで質問しようと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そうなんです。別に降格したわけでもないのです。人事部のいうとおり交代の場合はみんな「更迭」なのです。 当社の場合、昔は中央官庁からの天下りが多かったので、その伝統を引きずっているかもしれません。 辞令って独特の表現がありますので、辞令らしく、重々しく感じて良い、という人もいるのかも。 >部長さんも人事部のヒラでなく、人事部長に言えばいいのにと思います。 ・ですよね。そのように本人に伝えておきます。ちなみに、今度の人事部長は、質問文の中で大変怒っていた方であります(笑)。