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なぜ日本語訳はなれなれしい表現なの?
英語に限りませんが、テレビの字幕スーパーや吹き替えの日本語訳ってなれなれしい表現だと思います。特に欧米人の場合は。 例えば、ほんの一例ですが、野球の松坂の契約が成立した後のボストン市民の反応では「きっとチームに貢献してくれると思うよ」なんてスーパーが出ています。 日本人ならばそんな表現はしないですよね。 「~~~と思います」という風にいうはずです。 「ですます調」が翻訳の関係で「である調」になるのは分かりますが、「だよ調(?)」は違和感があります。 どうしてこういう表現が多いのでしょうか?
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自称映画字幕関係者です。(ウソですよ、ウソ) 映画字幕とは違い、テレビ局お抱えの「字幕制作者」 は、その場の「やっつけ仕事」で依頼されます。話し手の 背景なんて考えずに、耳で聞いた通りを即パソコン打ちします。 それも、留学帰りで自称「バイリンガル」の若造様達共です。 東京の某全国ネット(TxS)関係者である知人が居ます。 アメリカの通りでインタービューしたら、こんな風に聞こえて しまうナー、ってな雰囲気で後先考えずに翻訳しています。 時間的制限もあり、又、日本の視聴者がそこまでの丁寧な 「字幕」を要求していないことも原因でないのかな。。。。。。。 「映画字幕制作時」にはとても重要とされる、喋り手の人格・背景 を咀嚼して「壱秒間に読める文字数は四文字が最大限」の中で 以前出てきたセリフとの「整合性」や「ネタばれ」まで考えて、人知れぬ 苦労(??)をして翻訳しているのとはちと違います、勿論時間 的制限は同じ様なもの。
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- ucok
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#6&#7です(すみません、これ、ちょっと燃えるんですよね)。整理させていただきたいんですが、ポイントは「適材適所」だと思うんですが、質問者さんの意図はそういうことですよね? つまり、しゃべっている外国語が「敬語」のニュアンスなら敬語に訳すべきだし、「タメ口」のニュアンスならタメ口に訳すべきだと。しかし、昔の映画の翻訳といえば、かなり四角四面な文体が多かったし(まあ、これは字幕慣れしていなかった観客を意識して読みやすさを選んだのだとは思いますが)、昔からスポーツ選手とポップ界のミュージシャンはタメ口と相場が決まっていた。それがおかしい、ということなのだと解釈しました。そうであれば、私も同意見です。 例えば、ニュース映像で、欧米の不良でもない普通の高校生が、どう考えても成人であるインタビュアーに対して一貫して「~だよ」で答えている字幕をよく見かけますが、十中八九「~です」が当てはまる、ということですよね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私は外国語は全く分かりませんので、字幕や吹き替えに頼る側なのですが、そういう立場から素人意見を申しますと、文意が正確に伝わるのであれば、ニュアンスの部分は翻訳者の特権というか一任される部分であり、翻訳者の腕の見せ所かもしれません。 ですので、過去の映画や文学作品などでは「名訳」と呼ばれるものも存在します。それはそれで大いに結構な話です。バラエティ番組でもテレビショッピングの「とっても効果があるのよ」でも全然構いません。 ただ、報道番組の場合は、速報性とともに客観性、公平性などが求められるわけで、特段フランクさなどは出さなくてもいいのではないかと思うわけです。速報性を重視するならば、ニュアンスに悩んでいる時間はないような気がしますし。 また、フランクさを表す手段として口語調を用いるのは分かりますが、とはいえ、一般の日本人がほとんど使わないような表現(「~なのさ」なんて方言以外で聞いたことが(少なくとも私と周辺の人々は)ありません。漫画ぐらいでしかお目にかかったことがありません)ではなく、工夫が必要なのではないかと思うわけです。臨場感を出すのであれば、なおさらそうなのではないでしょうか。 No.11様の >昔からスポーツ選手とポップ界のミュージシャンはタメ口と相場が決まっていた。それがおかしい、ということなのだと解釈しました。 >例えば、ニュース映像で、欧米の不良でもない普通の高校生が、どう考えても成人であるインタビュアーに対して一貫して「~だよ」で答えている字幕をよく見かけますが、十中八九「~です」が当てはまる、ということですよね。 ・というのは、ほぼそういうことです。ただ、スポーツ選手やミュージシャンだけではなく、一般人はほぼタメグチのような気がします。 ただ、誤解していただきたくないのは、翻訳家の方々の日頃のご苦労を否定するつもりは全くないということです。外国語が全く分からない者にとっては翻訳に依存します。翻訳家の方々には敬意を表します。視聴者というか翻訳ユーザというか、そういう素人の立場で問題提起させていただいたところです。
- taroandjiro2001
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昔は外国人はみんな丁寧にしゃべっていると思っていました。たとえ、本人がべらんめぇ調?でしゃべっていても、字幕、吹き替えは「公正と正義の市民」でしたから。 Ganbatteruyoさんの >それだけ「なれなれしい」表現を本当にしている、と言う事なのです。 多分、口調からもそれは感じてもらえると思います。> に一票。わたしは今時の字幕のほうが気に入っています。臨場感があります。 やけにフランクなしゃべり方なのに、くそ真面目な翻訳にだまされていた心の傷は深い。。。
- trgovec
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以前ある画像掲示板でも同じような話題が出たことがあります。外国人(確かアメリカ人女性)がインタビューに答えている画像に「なんでいつもこんな口調でふきかえるんだ?」とコメントが付いていました。 私自身、街頭インタビューではときには「だよ調」も構わないと思いますが、よくある「フランクすぎるイントネーション(文字では表現できませんが、わかりますよね?)」は欧米人に対するステレオタイプの一つに思えます。英語を話すときに発音も大してよくなく、表現も稚拙なのに、ジェスチャーやイントネーションだけ大げさで、Oh! を連発する人がいますが、これも根本が似ている気がします。
No2です。 おかしいかおかしくないかといわれれば、確かにおかしいですね。 しかし、だからといって「です、ます調」に統一は行き過ぎです。何故なら画面の登場人物が全員「です、ます調」で話すような日本的画一化された市民ではないからです。日本人は中流意識意が強く、ほぼ全員がよき市民として似通った環境で生活し、移民もいません(最近、格差が問題になり始めていますが)このような社会では全員が画面で「です、ます調」で話をしてもあまり違和感は感じません。 我々は明治以来、外来語だけでなく、表現方法も翻訳調を受け入れ、外国文学を読むとき、映画を見るとき、まるでバイリンガルのように普段使わない表現を受け入れています。欧米では自国語としておかしい表現は正しい表現に修正されるでしょう。その影響か欧米では字幕よりも吹き替えが多いと思います。我々は自国語としておかしくても新しい表現として受け入れます。字幕文化が発達する背景があります。 「だよ調」に統一されているとは思いませんが、町でインタビューを受ける若者言葉(口調)は「です、ます調」では違和感を感じるでしょう。 「だよ調」は「現在」使われているある種の「便利のよい記号」にすぎないと思います。つまり若者が(或いは田舎の大人が)単語においても表現においても標準語で話していないという記号です。欧米語と構造の異なる 日本語にはこのような約束事が必要です。
- ucok
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#6です。お礼でお書きになっていること、そうなんですよねっ。で、くどいようですが、翻訳者が敬語に訳しても、編集者や製作者が勝手にタメに変えちゃうんですよ~。それこそ「越権」じゃないの?って思いたくなるときがあるけど~。
- ucok
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あれ、絶対におかしいですよねっ! しゃべってる外国人が生意気に見えて、しゃべっている人に失礼ですよねっ! で、なぜそうするかというと、既にご覧のとおり、日本人の多くが違和感を感じていないからです。説得しきれないのです。ちなみに、字数は関係ありません。字数制限のない雑誌のインタビュー記事などを翻訳者が「です・ます」に訳しても、編集段階で「日本人は敬語、外国人はタメ口」に全部直されますから。先輩格、後輩格、関係なしに、会話の中で上下関係について明言しているにもかかわらず、統一されます。 最近は、特に新聞紙上などで、なれなれしい訳し方が減ってきてはいると思いますけどね。できれば、質問者さんのようなご意見、各放送局や雑誌・新聞に送っといてください。ついでに「~なのさ」とか、貧しい人を全部「俺」で統一するのとかも、やめてもらうよう言っといて。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ですよね。おかしいですよね。でも、確かに多くの方が違和感を持たないのでしょう。 私はこのことを妻に話したとき「そんなことどうでもいいじゃない」と軽く言われてしまいましたが、それ以来妻も「確かに気になる。日本人で絶対こんなしゃべり方しないよね」と変わりました。 変な話、潜在的な民族偏見(?)があるのではないでしょうか。 昔よくあった「インディアン、ウソつかない」とか「わたし中国人あるよ」など偏見が含まれた和訳と同じなのではないでしょうか。 上下関係の意識の強弱や敬語の種類などは、文化や歴史の違い、それこそ言葉の違いですので、翻訳にはご苦労されると思います。 ただ、文学作品や映画などではともかく、報道番組はできるだけありのままを視聴者に伝えるべきだと思います。「ありのまま」の定義が難しいですが、変にニュアンスまで翻訳しなくても、普通の日本人がTPOに合わせて使用する普通の日本語で十分な気がするのです。 他の方への「お礼」で述べさせていただいた「世論誘導」というのは少し大げさな表現かもしれませんが、翻訳者も視聴者も、知らず知らずのうちに偏見というか予断を持ってしまうのではないかと思うのです。 私は外国語は全く分かりませんが、きっとテレビでしゃべっている現地人は、普通に丁寧にしゃべっているはずです。不必要なタメグチ翻訳は、言葉はきついかもしれませんが、翻訳者の越権行為ではないかとさえ思います。
- Ganbatteruyo
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Gです。 こんにちは!! >「きっとチームに貢献してくれると思うよ」なんてスーパーが出ています。 >どうしてこういう表現が多いのでしょうか? この「思うよ」という表現方法、つまり、そう表現したいフィーリングをこちらの人はご質問の状況で出していると思います。 それだけ「なれなれしい」表現を本当にしている、と言う事なのです。 多分、口調からもそれは感じてもらえると思います。 ただ、私が気がついていることは、ダビングをしているのを聞くといつも同じ声優で日本語とは違うイントネーションで話していることです。 日本人のしゃべり方じゃないように思えますよ。 吹き替えを聞くとにほんじんじゃないというところをだしたいのかな、なんてかなともします。 ご質問のしゃべり方ですが、やはり日本での「あらたまったしゃべり方をする」という文化的状況が市民が感じるから逆に「なれなれしい話し方をしない」と言う事なのではないでしょうか。 と言うことで、「きっとチームに貢献してくれると思うよ」程度のなれなれしさは英語的表現から普通と感じます、を私からの回答とさせていただきますね。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
お礼
ご回答ありがとうございます。 翻訳って難しいですよね。現地人のニュアンスをどこまで伝えられるか、というのと、日本人ならどういうのか、という狭間があるかもしれません。 好みの問題かもしれませんが、私は少なくとも報道番組の場合は後者でいいのではないか、と思います。 例えば「WBCのMVPが来るなんてとってもエキサイティングだよ。マツザカに期待してるぜ!」なんて、絶対に日本人はいいません。なぜ「松坂」ではなく「マツザカ」なのか? 欧米人=日本人よりフランク、という思い込みが、翻訳者にも日本人視聴者にもあるのでしょうか。 フランクさの伝え方がタメグチ調というのも、芸がないなあと日頃思っていた次第です。こういう問題意識は翻訳家の間ではないのでしょうか?私だけかも。。。 あと、例えば、政治家の発言も、日本人政治家は必ず「ですます調」です。しかし、海外の政治家の翻訳は「である調」が多いような気がします。何だか、海外の政治家の方が毅然とし、日本の政治家は軟弱のような印象に思ってしまいます。きっと海外の政治家も国民に向けた発言である以上、日本人政治家のように翻訳してもらえれば、印象はかなり違うものになると思います。 特に報道番組は世論誘導になることもあるので、一律「ですます調」にしたほうがよいと個人的には感じています。
翻訳の文体には業界のその時期での流行のようなものがあります. 映画やテレビの字幕でも,読み取り時間を最小にしたり,画面の邪魔にならないように,文字数を最小にするのはもちろんです. しかし,「~と思う」が最短だとして,あまりにそっけないなと翻訳者が感じた場合,自主的に会話体を意識して「~と思うよ」,「~と思うわ」とする傾向があります.逆に,「思います,思うよ,思うわ」という日本語を英語にしたら,その微妙なニュアンスの差は翻訳可能ではあっても,とくに迅速性を求められるニュースのような場合は無視されるでしょう. たしかに,違和感がある場合もありますね. しかし,翻訳のニュアンスを忠実に表すには時間のコストがかかります.妥協点は常にぶれます. この点で文学作品の翻訳とは明確に違います.
お礼
ご回答ありがとうございます。 >しかし,翻訳のニュアンスを忠実に表すには時間のコストがかかります.妥協点は常にぶれます.この点で文学作品の翻訳とは明確に違います. ・確かに、速報性が求められるニュースと文学作品等では自ずと異なると思います。しかし、ニュースの場合、内容によっては世論誘導的になることもあります。一律に「ですます調」でいいのでは?といつも思います。
- 783kaiketu
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会話調にして、臨場感・一体感を出すためとも思っていますが。 以上
お礼
ご回答ありがとうございます。 臨場感、一体感ですか。。。翻訳家の中に、固定概念がないでしょうか。 和訳に限ったことではありませんが、例えば、問答形式で生徒役が博士役に質問したとして「○○なのはどうして?」「それは××だからじゃ」と答える文章もよく見かけます。 いまどき年寄りだからといって「~~じゃ」としゃべる人はいるでしょうか。方言を除いて私はお目にかかったことはありません。 まあ普通の文章にしてしまうと「感じ」が出ないから、というのもあるかもしれませんが、ちょっとワンパターンで芸がないような気がするのです。
>日本人ならばそんな表現はしないですよね。 日本の若者やおばさんたちは「です、ます調」でインタビューに答える人は少ないという印象を持っています。 テレビの字幕は準備する人の時間的制約(急ぐ)と画面の制約があり短縮することが多いと思われます。しかし、その前に町でインタビューに答える人はざっくばらんに話す人が多い(日本語のように敬語、謙譲語などの習慣がないので)ので、その感覚をだすために「だよ」(一例)を使うのでしょう。話している人の階層、教育レベルを正確に反映させる必要のある番組なら翻訳者ももう少し考えた訳をする可能性はあります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >日本の若者やおばさんたちは「です、ます調」でインタビューに答える人は少ないという印象を持っています。 ・そうでしょうか?若者やおばさんたちはたいてい連れの人に同意を求めた上で答えるケースが多い気がします。当然連れの人には「●●だよね?」と確認するでしょうが、カメラに答えるときは「●●です」と答えることが多いのではないでしょうか。 新橋のよっぱらいサラリーマンでも普通は「ですます調」だと思いますよ。よっぽどバラエティ番組などではタメグチ調もあるでしょうが、圧倒的に少ないと思います。 >テレビの字幕は準備する人の時間的制約(急ぐ)と画面の制約があり短縮することが多いと思われます。 時間的制約がきついのであれば、細かいニュアンスまで立ち入らず、愚直に一律「ですます調」で訳せばいいのに、と素人として考えてしまいます。特に報道番組では世論が誘導されることもあるので、ニュアンスや印象などを翻訳者に一任するのは危険な気がします。ちょっと大げさですけれど(笑)。
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お礼
ご回答ありがとうございます。 そ、そんなレベルなんですか?やはりテレビ界は・・・。元々テレビ番組に高い水準など期待してはいませんが、それほどまでとは。プロの翻訳家の方々が怒りますよね(もっとも相手にしないのかも)。 翻訳家は外国語もさることながら、まずは日本語のプロであってほしいと思います。もちろんテレビ界の人も(まあテレビ界は無理でしょうが)。例え本人が「すごい感激しました!」といっていても、字幕では「すごく~」とするとか。 テレビは出演者だけでなく、スタッフも素人同然の人が少なくないのですね。翻訳のレベル、というよりも、No.6,7,11様のように業界のレベルかもしれません。