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アウトソーシング事業の将来性について
ある自動車部品メーカーからの依頼ですが、その企業は、主に一次下請からの仕事が八割を占めており、主に切削、組立、検査等が主な仕事です。部品は発注会社から支給、その為利幅の少ない仕事が多く、数でこなして財務はトントンという状況です。将来像としては、下請けからの脱皮を図り、アウトソーシング事業の確立をしたいとのことです。しかし、今までいわゆる垂直分業のローテクの加工が主だったことから、自主調達をして発注側の管理コストの低減を図りつつ、自社の請負単価の向上を目指すというノウハウは、皆無に近い状況です。アウトソーシング事業への脱皮企業に対する、いいコンサル方法を教えてください。お願いします。
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自動車業界含めて下請けの系列が崩壊しつつあり、技術的な優位性がないとメガコンペチションの時代に生き残れないということでしょう。素人考えですが2つの方向を考えます。ひとつは、技術的優位性と小回りがきくという前提で試作品に特化する方向です。数量の追求ではなく、短納期・小ロットで高付加価値を狙うということです。元請企業の試作機能のアウトソーシングですね。もうひとつはEMSの方向です。米国で成功し最近では日本でも着目されています。電子機器等の組立専業であまねく企業から受注を受けるということです。元請が社内での生産コストに耐えられないという前提で、アウトソーシングした方が安いといった方向です。徹底的なコストオペレーションを行なって数量効果を狙うものです。コンサル技法ですが、要は市場環境、自社の強み弱みの分析しかないと考えます。どちらの方向に進むとしても、求められるのは営業力です。日本では、人的営業がいつまでたっても主力ですので、下請けの待ちの姿勢では成功はおぼつきません。
お礼
お礼が遅れて申し訳ありません。プロトタイプかEMSの方向ですね。大企業のような規模の大きいEMSは、無理のようですので、組立のようなニッチの部分で方向性を探ってみようと思います。本当にありがとうございました。