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江戸時代の美人
美人の基準も時代や民族によって随分と違うと思います。 江戸時代に典型的な美人とされたのは、しいて今の有名人でいうとどなただと思われますか?
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浮世絵を扱う仕事をしております。 浮世絵は当時の風俗がよくわかる資料でもあり、また喜多川歌麿など 市井の美人を大首絵というアップ画法で描いていました。 絵から見られる美人の条件は、 面長でほっぺがふっくら・形のよい円を描くような眉・ちょっと釣りあがったアーモンドアイ・ぽてっとした小さな口・ちょっと受け口 というような感じです。 もちろん色白・毛髪が黒くてたっぷりというのは言うまでもありません。 私がTVを見てて、昔の美人ぽいなぁと思った芸能人は 墨田ユキ(古いですね…) 森口博子 高島礼子 あたりですね。どの方もほっぺがふっくらで、色白でアーモンド型な目を持ってますね。 歌麿の美人絵などは、見てるうちに現代人の私でも きれいだな~と思えるような可愛らしさとバランスのよさがあります。 今の時代に江戸時代の美人がいたとしても、やはり美人と思えるのではないかと思います。
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NO.8の水谷八重子は先代のです。
お礼
補足ありがとうございます。
江戸時代の後の明治時代の女の人と、「今の女優で誰が美人か」という美人談義をしたことがあります。 明治の女性とは誰かというと私の祖母(明治20年生まれ)です。江戸時代より大分後ですが、古い人の感覚という面では多少参考になるかも。 話をしたのは昭和30年頃だと思います。 美人:水谷八重子、高峰美枝子、月丘夢路、山本富士子 三角印:田中絹代、高峰秀子 三角印の意味は普通よりマシだけれども、美人というわけにはいかぬ、ということらしいです。 こうして見ると、面長、鼻筋通り、目は切れ長という感じですね。 スタイルは関係ありません。「八頭身」という言葉が出てきたのは、この頃か、もう少し後か忘れましたが、祖母は「ミスユニバースの日本代表」を見て「こんなのが今時の美人なのか?」と嘆いていました。 回答者さんがお若いと、水谷八重子以下の美人女優についてはお知りにならないだろうと思います。 今やっている大河ドラマの豊臣秀吉の妻の北の政所(おねねさん)を演じている女優さん(浅野ゆうこ)が、美人の系統に入ると思います。もうちょっとなで肩で、ナヨッとした感じがあればもっといいですが。 一方、美女と伝えられている淀君役の女優さんは、三角印ということになります。 なお、祖母によれば、お多福やオカメは不美人で、般若は美人だそうです。美人が烈火のごとくイカルとああいう怖い顔になるのかもしれません。
お礼
ごめんなさい。世代的に存じ上げないです。 「三角印」という言い方は初めて聞きました。 当時はスタイルは関係なかったのですね。 浅野ゆう子さんですか。なるほど! 淀殿役の永作さんも現代の感覚では童顔で人気あると思いますが、三角印ということになるのですね。 大変興味深い回答をありがとうございました!
- yuhkoh
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ご質問の江戸時代・女性とは違いますが、教科書・歴史書でお馴染みの織田信長の肖像をご覧ください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Odanobunaga.jpg 現代でも通用する、端正な顔ですね。 信長の妹お市の方も「戦国一の美女」、弟の秀孝も『信長公記』では「容顔美麗にすぐれ」と、孫の秀信も肖像画(大津市来迎寺蔵)では、端正な顔立ちです。 その理由を『尾張志』では、信長の父信秀が領内の美女を強奪して、側室としたからだとしています。 戦国時代の美意識と、現代の美意識に大きな開きがないように、江戸期も同様ではないでしょうか? 参考:『日本史諸家系図人名辞典』講談社
お礼
改めてみると信長の肖像画も端正な顔立ちしてますね。 今いても美男子だと思います。 信秀は強奪しちゃいましたか。そういうのも戦国時代にはままあることだったのでしょうね。 ありがとうございました!
若いころの田中裕子さん、いかがでしょうか。 あと、小西真奈美さん。 輪郭は、もうひとつかもしれませんが、切れ長の目が、はまりそうです。
お礼
すみません、若い頃の田中裕子さんは存じません。 小西さんですか。 ああいう切れ長の目げ江戸時代も好まれたのかもしれないですね。 ありがとうございました!
- code1134
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非凡過ぎますが、私は"見返り美人"を想起しました。 http://bunka.nii.ac.jp/SearchDetail.do?heritageId=36828 で"見返り美人"を"しいて"を通り越し、牽強付会に結び付るなら、鈴木京香辺りではと私は感じました。 それでもかなりギャップがありそうですが、それは「鎖国状況だった江戸時代と異なり、(2006年12/4)現時点の日本は冬でも、国外(オーストラリア等の季節が真逆の南半球)で、日焼けさせるのが容易く出来る時代に変貌した」点と無関係ではなさそうな気がする故です。 又、敗戦直後とでさえそうなのですから、江戸時代と比し、21世紀の日本の栄養摂取が著しく、向上した事も差を生む要因の1つでしょうね。
お礼
鈴木京香さんですか。なるほど! 確かに今との栄養摂取の違いは大きいかもしれませんね。 ありがとうございました!
- yuhkoh
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浮世絵に描かれる美人ですが、もちろんこんな顔をした人物は存在しません。というのは、あの顔はあの当時、「美人」を絵画表現する上でのお約束というものでしょう。現代でいうならマンガやアニメに美形キャラが、現実の人間とはかけ離れた姿で描かれるようなものです。 (ですから奈良・平安期の下ぶくれの女性も、実際の顔ではなく、美人を表現する定型でしょう) ただ、江戸期の人骨を調べてみると、特に「江戸っ子」は丸顔で、低く幅広の鼻、そして反っ歯であったといいます。ですから、浮世絵にあるような面長で、鼻筋が通り、おちょぼ口で奇麗な歯並びの女性が「美人」とされたのでしょう。 そうしてみると、現代人の美人観とは大きくかけ離れませんね。実際に明治時代の美人の写真を見ても、体型がぽっちゃり型である以外は、現代人の美人像と大差ありません。美意識というか、美的感覚というものは、さほど大きく変化はないと思います。ですから現代人がみて美人だと思う人は、当時の人も美人だと思います。
お礼
今の美意識とそう違いはなかったのですね。 今は女性の場合、一重瞼より二重の方が好まれがちですが、だとすると江戸時代もそうだったのかもしれませんね。 ありがとうございました!
- santal
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寺島しのぶさんが、そうかなーと思います。
お礼
寺島しのぶさんですか。 そういわれると「なるほど!」と思います。 ありがとうございました!
- a375
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これから視るとどなたを想い浮かべることが出来るでしょうか? 思いつきませんね。あなたなら誰ですか?
お礼
浮世絵から想像するのは難しいですね。 私も思い浮かばないです。 ありがとうございました!
お礼
#4さんは浮世絵を扱うお仕事をされているのですね。 墨田さんは存じ上げないのですが、森口さんは高島さんですか。 ああいった感じの面立ちの人が当時も美人とされたのですね。 確かにほっぺがふっくら・色白・アーモンドアイが共通点ですね。 大変参考になりました。 ありがとうございました!