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C4植物について

C4植物の生育環境を、最適環境にしてやるとC4植物以外の植物より生育は早くなるのでしょうか?

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  • suiran2
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回答No.2

その通りと思います。二酸化炭素濃度を少なくし,土壌が肥沃で気温も最適ならC4植物の成長量の方がC3植物のそれより増加します。 炭素の同位体や花粉分析等の研究から大気中の二酸化炭素濃度の変化によりC4植物とC3植物の割合が変化していることが知られています。それほど乾燥せず肥沃な土壌環境での亜熱帯地方では,9000年前の二酸化炭素が増加した時代には現在よりC3植物が優占でした。しかし,同時代でも乾燥化が進んだ地方等ではC4植物が優占でした。ですから現在の二酸化炭素増加が進めば環境のよい土地ではC3植物が優占になる方向に変化すると予測されています。

moshu85
質問者

お礼

返答ありがとうございました。 やはりC4植物の方が早くなるんですね。

その他の回答 (1)

  • tomi-chan
  • ベストアンサー率54% (51/93)
回答No.1

炭素固定のプロセスには、C3、C4、C3-C4、CAMなど多様性があることは知られていますが、同化/代謝経路、関与する酵素群も様々ではまだわからない部分が多く、もしかするとこの他にも新しい呼び名の固定経路が見つかるかも知れません。同じ「C4」植物の中でも、教科書通り一括りにはいかず、種によってちょっとずつ違うかも知れません。C4植物の「特徴」としては、比較的低CO2濃度でも炭素固定効率が落ちない事と、至適温度が比較的高温側にある事ですが。これは炭素固定経路にある各々の酵素の特性を反映しているだけで、あるC4植物に、この至適環境を与えてあげても「他の植物」より早く生育するかどうかはわかりません。お知りになりたいことは、C4植物の持つ炭素固定経路は効率の良いすぐれたものなか? というものと理解しましたが、これについても、それぞれ「特徴」があると言うことで、例えばC3回路よりも低CO2濃度に適応しているので「効率が良い」とは一概に言えません。同様に、C3植物に、C4植物のプラスチッドと、ジ・カルボン酸回路関連遺伝子の全てを上手く導入して発現させられても、この植物の生育が早くなるとは限りません。

moshu85
質問者

お礼

返答ありがとうございました。