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中世西欧の大学について
完全な大学の条件として、教科書では「神学・法学・医学の3学部を備え、その下に人文学部があった」ことが挙げられていますが、大多数の参考書では「神学・法学・医学・哲学の下に7自由学科があった」ことが挙げられています。さらに参考書には“大学四学科”という表記がありますが教科書にはありません。大学の条件としてはどちらが正しいのでしょうか? また、複数の参考書や教科書を見ると、哲学=人文学部となっていたり、人文学部と7自由学科の違いも不明瞭です。 この3者に明確な違いはないのでしょうか。
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noname#24488
回答No.1
結論としては、違いはありません。 参考書の七自由学科とは、三学(文法・修辞学・弁証法(論理学))、四科(算術・幾何・天文・音楽)のことで、哲学はこれらの自由学科の上に立つまとめ役という立場でした。 教科書の人文学部というのは哲学プラス七自由学科のことです。そしてこれらは神学・法学・医学の専門学部へ進む前の教養課程のようなものです。 まとめますと 一番上:神学・法学・医学・・・専門学部 二番目:哲学・・・下の七自由学科の親方 三番目:七自由学科{(三学(文法・修辞学・弁証法(論理学))四科(算術・幾何・天文・音楽)} まあこんな感じで、二番目と三番目をあわせて人文学部(学芸学部という場合もあり、リベラルアーツともいう)といったりします。 別の参考書の「大学四学科」は神学・法学・医学プラス人文学部のことでしょうね。 教科書も参考書もみんな正しいんです。表現方法の違いです。
お礼
お礼が遅れてしまい本当にすいませんでした。 やっと納得できました!どうもありがとうございました!