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たんぱく質の滴定曲線
あるたんぱく質の滴定曲線をつくりたいのですが、このたんぱく質の解離基の種類(ヒスチジン・リジン・アルギニン・アスパラギン酸+グルタミン酸・チロシン・システイン)とそれぞれの個数、pK値が分かっていて、このデータから各pH(2.0~12.0)における各解離基の電荷を求めたいのですが、pH=pK+log[A±]/[A+]という式を利用したのですがうまくいきませんでした。どうやって求めればいいのでしょうか?
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> 負電荷のほう(例えば、チロシン・個数19・pK=9.5・pH2の時電荷0)の計算方法は正と違いますよね? 違いませんよ.考え方はまったく同じ. チロシン残基のフェノール性 OH 基の解離平衡は -OH <=> -O(-) + H+ で,リジン残基の解離平衡は -NH3(+) <=> -NH2 + H+ で,それぞれの反応についての pKa が出ているだけのことです. pH = pKa + log[-O(-)]/[-OH] であり,1残基当たりの平均電荷 = -[-O(-)]/([-O(-)]+[-OH]) というだけです. 正電荷の場合と考え方でどこが違いますか? 式の形が違うなんて,意味のないことをいわないでくださいよ?
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- c80s3xxx
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> リジンの個数は59、 それはタンパク全体で59残基あるってことですか? > 平均電荷数=0.9999 pH 2 で,pKa=10.5 ですから,1残基あたりの電荷はほぼ1でなくてはならないので,おかしくもなんともないです.59残基あるなら,タンパク全体ではリジンは 59+ 分の寄与があるというだけです.
補足
すいません、個数をかけるのを忘れていました。立て続けで申し訳ないのですが、正電荷のほうは終わったのですが、負電荷のほう(例えば、チロシン・個数19・pK=9.5・pH2の時電荷0)の計算方法は正と違いますよね?正と同じようにやってもうまくいかなかったのですが。
- c80s3xxx
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そもそも,たとえば酢酸やグリシンの滴定曲線を計算できますか? 各解離基の荷電状態は pH=pKa + log[A-]/[HA] という式から [A-]/[HA] を求めれば,計算できるでしょう. たとえばリジンのε-アミノ基なら,そこの pKa を使って pH=pKa+log[NH2]/[NH3+] の関係から [NH2]/[NH3+] がわかるわけで,あとはこれから平均電荷数=[NH3+]/([NH2]+[NH3+]) を求めればいいわけです. 他も同様.
補足
ちなみに、pH2.0のところだけ最初から埋まっていて、リジンだと59になっています。リジンの個数は59、pK値は10.5なのですが、ここからpH=pKa + log[A-]/[HA]を解くと、[A-]/[HA]=3×10^-9となり、平均電荷数=0.9999となってしまうのですが、どこか計算がおかしいのでしょうか?
お礼
自分自身、基本的なことが分かっていなかったようです。もう一度勉強し直します。いろいろとどうもありがとうございました。