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遺伝子の定義
初期の生物では触媒としてRNAが使われていた可能性があり、 実際リボソーム内などでもRNAが本質的な役割に関わっているらしいそうですが、 ふとささやかな疑問です。 DNAに対し、一部有効な部分が遺伝子だそうですが、 1)DNAがRNAに転写されるタイミングは? 2)DNAからランダムに転写されることってないの? あまり詳しくないので、DNAがRNAに転写される機構なども教えていただけると興味深いです。 よろしくお願いします。
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(1)参考URLをご覧ください。転写制御の(最も有名な)一例です。あなたの疑問は(1)のみでも大学の一講座で学ぶような奥深いものです。勿論多くの部分は現在研究中です。本気で学びたいなら大学の講座を取得するとよいと思います。(放送大学などなら面白い分野ですし、気軽に学べると思いますよ。) (2)ほとんど無視できるほど極めて少量です。ランダムな転写は無視して考えたほうがよいです。
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- kiyocchi50
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遺伝子とは、DNAという物質で作られた情報のとある一括りの事で、本全体を遺伝情報全体、つまりゲノムだとすれば、「章」にあたるのが染色体、さらにその章をいくつかに分けている「項」が遺伝子です。 遺伝子の中にも、エクソンとイントロンという部位があって、転写される部分とそうでない部分に分かれています。それが有効かどうかは未だに研究中です。 リボソームはタンパク質をつくる所ですが、リボソーム自体がRNA(rRNA)で出来ていて、そこに遺伝子から転写されたRNA(mRNA)がくっついて、その情報を基にtRNAがアミノ酸を運んできて、それをリボソームでくっつけてタンパク質を作ります。ですから、まさに本質的な役割なんですね。 1)DNAがRNAに転写されるタイミングは、分裂期以外でしたらいつでもです。二重らせん構造になっているDNAを一時的に二本線にして、一本ずつにします。それと同時にDNAの塩基に対応する塩基を並べRNAを作ります。これを担うのが「RNAポリメラーゼ」です。 2)ランダム、という意味が分かりませんが、転写の方法は、ある起点から順番に転写していきますので、ランダムになることはありません。もしランダムになってしまったら、とんでもないタンパク質が出来てしまう事になります。 分からない事があったらまたどうぞ!
お礼
ありがとうございます。 >リボソーム自体がRNA(rRNA)で出来ていて、そこに遺伝子から転写されたRNA(mRNA)がくっついて、その情報を基にtRNAがアミノ酸を運んできて、それをリボソームでくっつけてタンパク質を作ります。 なるほど。リボソーム自体がRNAだったのですか。面白いですね。 RNAというとにょろにょろのひものようなイメージだったのですが、たんぱく質みたいにちゃんとした構造になっているのでしょうか? それともRNAの塩基同士がくっつけばいいので、紐のような状態でもちゃんと機能するのでしょうか? RNAが触媒として機能するようなものはほかにどのようなものがあるでしょうか?DNAの染色体のように、(染色体はいきすぎでも)ある程度の高分子になると自然な立体構造ができて、それが触媒としてはたらくのでしょうか? >転写の方法は、ある起点から順番に転写していきますので、ランダムになることはありません。もしランダムになってしまったら、とんでもないタンパク質が出来てしまう事になります。 なるほどなるほど。そうですよね。 たんぱく質合成のDNA配列の起点は、RNA合成の段階での起点なのですね。mRNAとかRNAだけで役割をするものがあるのだから、そうでないといけないですよね。やはり起点の配列と終点の配列の間からしか転写されないのですね?
お礼
ありがとうございます。 参考になりました。